2020/05/24
聖徳太子は夢と承知でスクールコップへと導くのか?
関西では緊急事態宣言の解除に伴い、様々な施設の営業休止が解除方向になってますが、聖徳太子創建以来の閉鎖という時間軸のすごすぎる話が出ていた日本最古の寺といわれる大阪の四天王寺も徐々に休業再開の様です。
聖徳太子といえば、以前お話させて頂いたヒーローショーのバイト先で、「世界忍者戦ジライヤ」に出てくる磁雷神という巨大ロボは聖徳太子が作ったという話を聞いた事を思い出しました。ドラマ自体、殆ど見てないのですが、当時近所の方が、主役の筒井 巧さんと親戚か何かでジライヤの写真飾られてたのも記憶にあり、勝手な親近感を持っていたのですが、筒井さんが、そのジライヤで共演した戸隠流宗家の初見良昭さんから宗家を継ぐというニュースが昨年出ており、驚かされました。
確か筒井さんのプロフィールが週刊テレビ番組に載ってたと思い、改めて探すと、奥田圭子さん主演「こんな学園みたことない!」の23話の放映回のページに載ってました。
更に、その号をめくると、なんと圭子さんの1988年の出演作が並んで紹介されてました。もしかして編集者に圭子さんファンがいて狙っていたのでは?と思えるほどの偶然ではありますが、今更ながら有難いです。
「ザ・スクールコップ」は、大映テレビのドラマで、圭子さんは7話~10話のメインゲストとしてご出演されてました。残念ながらビデオ紛失していたのですが、さるお方のご協力により10話のみですが拝見させて頂いておりますので、別途改めてご紹介させて頂きます。
そして、もう一作品のユニオン映画制作の「夢と承知で」ですが、こちらは放映された作品は風間杜夫さん主演だったのですが、この段階ではなんと杉良太郎さんが二役での主演予定となっており、紹介写真には「右門捕物帖」のものが使われてます。
以前、ネットで「こんな学園みたことない!」のスタッフは、「右門捕物帖」と被っているというコメントを拝見して、その後、確認したのですが、自分の確認できた範囲ではユニオン映画の荒木功さんと、池田一郎(隆 慶一郎)さんのみでしたが、この点は、今後の研究課題ですね。
そして「夢と承知で」に最終的に、杉良太郎さんがご出演されなかった理由は不明ですが、テレビ出演を抑えてらっしゃた時期だった故か、遠山金四郎役を他局でやることが障害だったからなのか、この辺りの答えも知りたいですね。いずれにしろ、3月のこの段階以降に主演の方が変更されて、よく8月の放映に間に合ったものと思います。
因みに、奥田圭子さんの1988年5月15日付けのファンクラブの会報では、8月の時代劇にお姫様役で登場予定とありますが、この時点では放映された作品の形になっていたのだと思います。
このドラマでは圭子さんは、三河の田原藩江戸留守居役の御息女の奈美という役でご出演です。
出番は2シーンのみのにとどまりますが、まず1シーン目では敵方に拉致されそうな所を風間杜夫さん扮する鼠小僧に救われます。ただ、お付きの木場克己さん演じる渡辺崋山がひたすらボコられてるのに比べ、相手を振り払う奈美さんには凛々しさも感じます。「こんな学園みたことない!」終了から、期間も短かったかと思いますので、ご本人も、もう少し動かれたかったのでは無いでしょうか?
もう一シーンでは、渡辺崋山とともに自分を救ってくれた鼠小僧にお礼を言うため、鼠小僧と遠山金四郎と会食する場面に登場します。
この場面は、この後の展開の為にも重要なシーンではありますが、圭子さん演じる奈美さんは、鼠小僧に「ほの字」の状態で、松村雄基さん扮する遠山金四郎の話は、ほぼ無視でひたすら鼠小僧を見つめているいう圭子さんとしては珍しいキャラと思います。ある種、恋愛下手という意味では、さやか先生にも通じる部分もあるかもしれません。
本ドラマは、先の渡辺崋山、遠山金四郎に加え、村田雄浩さん演じる大塩平八郎、森川正太さん演じる安藤広重等々が登場と、「必殺からくり人」の様な歴史フィクション物です。
敵役の萩原流行さん演じる葵小僧の仮面がアシュランの回の郷秀樹を彷彿とさせます。(殆どの人は彷彿としない気もしますが・・)
因みに脚本は、「必殺仕事人」初期に秀作を残しながらも、悪に育てられた子供を殺すシーンのカットを拒み、降板したという硬骨の脚本家、尾中洋一さんです。「夢と承知で」は定期的に時代劇専門チャンネル等で放送されますので、機会ございましたら是非ご覧頂ければと思います。
「天使のアッパーカット」から大映テレビの「スクールコップ」、「こんな学園みたことない!」から、制作協力のユニオン映画の「夢と承知で」へと、圭子さんがきちんと次のお仕事に繋げられているという証左に再会させてくれた、ジライヤと聖徳太子に感謝しないといけないですね。
さて、今回もまとまらないまま、長くなってきましたが、今週もリトルノさんは予告風Tweet上げて頂いております。今回は佳境の10話です。是非こちらもご覧ください。
それでは、今週もこの辺りで強引にM君の謎かけで締めさせて頂きます。
お題は、「聖徳太子」です。
聖徳太子の肖像画と掛けて
食事前の一言と解く
その心は
イタダキマス
正確には、板でなく、笏(シャク)ですが・・。それでは次回も宜しくお願い致します。
コメント
Re: こんにちは♪
こんばんは。
あまりにも無理からな連想ですいません((-_-;)。多分自分以外は全く繋がらないと思います。
ジライヤは自分も正直、きちんと観た事ないので、同じくもやっとした記憶です。
スクールコップもなかなか再放送されないんですよね。
一度有吉さんの番組に伊藤かずえさんがゲスト出てた時に、一瞬取り上げられたみたいですが。
杉良さんで、しかも二役だとどんな感じになったのか。
金さんのイメージしか想像つかないですね。
フォーリンラブ(!)ですね。この圭子さんもいつもと違う可愛さだと思います。
(こればっかでスイマセン)
今回の謎かけは、M君から説明入れる様に指示ありました。やはり説明必要でしたね。
ありがとうございます。
2020/05/25 22:23 by 夢 時次郎 URL 編集
Re: 奈美さん
こんばんは。
奈美さん役、膨らまし様は有った気がしますので、確かに勿体ないですよね。
でも、少し違う系統の圭子さんが観れたのは良しだと思います。
完成作品見てると、杉様の二役が想像つかないですね。
後、圭子さんのテレ東時代劇出演は、テレ東側からのキャスティングかもしれないですね。
「ザ・スクールコップ」のコメディー路線の中でも、圭子さんは影のある美女役は
きちんと映えていましたが、全体としてちぐはぐな印象の作品になってしまいましたね。
仰られる通り、「タイプキャスト」の第一弾かもしれません。
今回の謎かけは少し難しかったですね。最近の人に聖徳太子がお札の人というのは、
自分たちが板垣退助にそういうイメージないのと同じかもしれませんね。
2020/05/25 22:13 by 夢 時次郎 URL 編集
奈美さん
以前のコメントでも書き込みましたが、変身しての潜入シーンや、アクションシーンがあってもいいような役柄だったと思います。
表向きは武家のお嬢様・しかし危急の時は…というのも面白いと感じただけに、出番が少ないのは何とも残念ですね。
「夢と承知で」は、随分遊び心のある作品だったと思います。もし当初の通り「杉様」の二役で作られた場合、ここまで遊び心ある作品になったかどうか…とも感じました。
佳子さんですが、本来のユニオン映画時代劇枠だった、日テレ火曜20時の時代劇への出演は、一度もないんですよね。
テレ東時代劇への出演がとても多いのとは対照的です。
一方「ザ・スクールコップ」は、同じ枠のそれまでの大映ドラマの作風から一転して、コメディー路線に思いっきり舵をとった作品でしたね。
佳子さんが演じる機会の多かった「過去に何かがあった、影のある美女」という役柄は、ある意味この作品から始まったように、個人的には思っています。
もっとも、それが固定化されてしまったきらいはありますが…。
>Mさん
聖徳太子がお札の人、という認識は果たしてどの年代まで持っているのか?と、謎かけを見ながら思いました。
座布団一枚で…。
2020/05/25 19:25 by リトルノ URL 編集
こんにちは♪
ジライヤ…ジライヤ…あ~なんかそんなのあった気がする~(;゚∀゚)←モヤッとした記憶
三浦洋一と仁藤優子ちゃんの写真が懐かしいです。
へぇー!あの時代劇はもともと杉リョーさんの予定だったんですね!
なんでしょう(笑)今となってはイメージ湧かないです^^;
フォーリンラブ状態の圭子さん、とっても可愛いですね。
ちょっと今回は説明見るまでイタダキマスが分かりませんでした笑 スミマセン(笑)
2020/05/25 11:48 by めぐめぐ URL 編集