Go To アラート。
二兎を追う者は一兎をも得ずと言われる諺通りに突き進んでいるように思えてならない『経済とコロナ対策』。秤に掛ければ『経済』がかなりの部分を占めている。感染拡大は一向に収まる気配を見せず、毎日のように記録が更新されて行く。医療の立場と政治家たちの歯車はまるで噛み合っておらず、ドサクサ紛れの東京除外で始まったGo To トラベル・キャンペーンは不安感だけを残し、この夏を更に混沌の渦の中へ引き摺り込もうとしている。
梅雨が長すぎて半月も経てば柿が色付く秋の訪れである。夏祭りも花火も盆踊りも無い、寂しい夏がもう直ぐ終わってしまうのだ。それでも残暑は厳しく、この炎天下でのマスクは熱中症のリスクを増大させ、新型コロナ感染の前に暑さで倒れる人が続出するだろう。
コロナと熱中症のWパンチで頭の中は真っ赤なアラートが音を立てて点灯している昨今である。皆さま、お出掛けの際は出来れば日傘と充分な水分補給をお忘れなくお過ごし下さいませ。
※写真は東京アラートが解除される一日前にお台場で撮影した。最初はブルーであったが、20時を境に赤に変わった。どれだけ感染者が増えてももうレインボーブリッジが赤くなる事はないのだろうか…。