ひとりかくれんぼ(不登校の頃に)。
街外れの小さな公園で
僕はいつも
ひとりかくれんぼ
もういいかい まあだだよ
それを何度も繰り返す
遠くで
下校時間のチャイムが
キンコンカン
終わりの見えない
ひとりかくれんぼ
僕は
いつまでたっても
帰れない――
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