fc2ブログ
ビーチサイドの人魚姫
俊樹

2019年9月Nikon D700で一眼レフデビュー。カメラは独学。2020年4月、Nikon D810へアップグレード。いつか写真展を開く為、日々精進。勿論、詩、小説、エッセイ、作詞は継続中。2021年夏、Nikon Z7Ⅱへと更にアップグレード。2022年10月、3回目の心臓手術に耐え抜き現在に至る。2023年8月ペースメーカー植え込み。

裸足の少女(鎮魂歌)。

2014年03月18日
27
裸足

パタ パタ パタ
パタ パタ パタ
裸足の少女が駆け回る
失くした靴を追いかけて
一心不乱に探してる
春まだ遠い川の底
光も射さぬ底のそこ
冷たい 冷たい
その底で
失くした靴が泣いている
裸足のままでは
行けない所
雲の上のそのまた上に
かあさんくれた大事な靴と
一緒に天に昇るまで
パタ パタ パタ
パタ パタ パタ
少女の足音だけが
こだまする
パタ パタ パタ
パタ パタ パタ


※2011年3月、熊本市内で起こった「わいせつ致死・死体遺棄事件」で、同市内を流れる坪井川近くの排水路で当時3歳だった「清水心ちゃん」が無残な姿で発見された。この事件を知った時、無性に怒りが込み上げて来ると共に涙が溢れ出て止まらなかった。当時、大学生だった容疑者の山口芳寛(20)は2013年6月無期懲役が確定。
清水心ちゃんを弔う意味でこの詩を書き上げました。二度とこのような事件は起きて欲しくないです。

関連記事

気に入ったらシェア!

俊樹
この記事を書いた人: 俊樹
本名/神戸俊樹
静岡県藤枝市出身。
19歳の時に受けた心臓手術を切っ掛けに20歳から詩を書き始める。
2005年3月詩集天国の地図を文芸社より出版、全国デビューを果たす。
うつ病回復をきっかけに詩の創作を再開。
長編小説「届かなかった僕の歌」三部作(幼少編・養護学校編・青春編)父を主人公にした(番外編)を現在執筆中。
詩、小説、エッセイ、作詞など幅広く創作。
2019年9月、一眼レフデビュー。Nikon D700を使用。
2020年4月、Nikon D810にアップグレード。
2021年夏、ミラーレス一眼 Z7Ⅱへと更にアップグレード。
2022年10月3度目となる心臓手術を受け、大成功を収める。
2023年8月徐脈性心房細動で心停止(失神)したため、ペースメーカーを植え込む。

コメント27件

コメントはまだありません

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年03月18日 (火) 02:46

yoshi

俊樹さんへ

こんにちは。。。

一心不乱に駆け回る少女の気持ち、
好い感じで表現されていますね。

少女はきっと、お母さんを探し続けているんでしょうね。

野を駆け回る、兎に襲い掛かる隼は
生きる本能のみで、狩りをするが
少女を狙う、輩に於いては

自我欲求の為ばかりなり。
生命の大切さと、愛おしさを
再認識してしまいました。

我が愛犬は、もう何年生きるのだろう?

2014年03月18日 (火) 10:06

みゆきん

こういう変質者は2度と刑務所から出さないで欲しい。

2014年03月18日 (火) 14:07

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年03月18日 (火) 15:11

takechan0312

そんな事件が熊本で起きていたとは、、。
坪井川近くではありませんが、知っています。
もし亡くなっていなかったら、
今頃小学校に通うことができたのですね。
桜の花がきれいな所です。
海はないけど、その下を掛けていたかもしれません。
彼女に届くと良いですね。

2014年03月18日 (火) 18:49

クロエ

俊樹さんへ

今晩は。俊樹さん。

鎮魂歌
少女が最後に生きたのは 涙も流せない 声すら出せない 恐怖だったのですね…。
狂った人間の形をした生き物に 憎しみさえ覚えます。
でも 無くなることは 無いのでしょうね…。
少女のご冥福をお祈り致します…。

またお邪魔させて下さいね♪(笑)

2014年03月18日 (火) 18:57

マムチ

こんばんわ~

切ない詩ですね。。
こういう事件は本当に許せないし
絶対に二度と起こって欲しくないです!!

俊樹さん、季節の変わり目で
体調も崩しやすいと思います。
どうぞ無理をなさらないように。。

2014年03月18日 (火) 20:49

rukira

ご無沙汰しています^^

ちょくちょく覗いてはいるのですが、仕事が忙しくてなかなかコメント出来ません。

この事件覚えてますよ・・・

お母さんが子供を探すため、犯人が隠れているトイレをノックしていたのだそうですね・・・

女の子は騒がないよう、口を抑えられていたそうです。

お母さんも傍まで助けに来ていたのに、悔しいですね・・・

女の子は叫んでいたでしょうね・・・

許せません・・・二度とこのような事件が起きませんように・・・

2014年03月18日 (火) 21:01

冷奴

恐ろしい

怖いけれど、何度も読みたい。

ぱたぱたぱた...音が聴こえそう。

底の底、もっと、ずうっと。

突然ふりかかるこんな理不尽な事件。
やるせないですね。
犯人をどんなに憎悪しても、戻ってこない生命を
想うとこんな筋書きを用意した天に叫びたくなります。

2014年03月18日 (火) 21:47

ま~ねん

辛いですね・・・

胸が張り裂ける思いがします・・・

裸足のままでは
行けない所

かわそうでたまらない・・・・・・

今日もシッターが逮捕されてましたが、子供の事件が多すぎて・・・
怒りをどこに持っていけば良いか・・・ やりきれませんね(*>_<*)

2014年03月18日 (火) 22:30

koyuri

悪い人は少数なのに

運が悪いというしかないコトが、時々起りますね。

本当にお気の毒です。

我々も、突然の不幸に巻き込まれない様に、日々、気をつけないとイケマセンね。

2014年03月18日 (火) 23:18

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年03月19日 (水) 01:13

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年03月19日 (水) 08:12

ネリム

こんにちわ
詩から少女の悲しさが伝わってきました。

この事件は痛ましいと思います。
二度と起きないで欲しいと願いたいです

2014年03月19日 (水) 13:06

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年03月19日 (水) 16:33

イヴまま

こんばんは 俊樹さん
お身体の具合はいかがでしょう。

子を持つ親にとって
忘れたくても忘れられない事件です。
胸が引き裂かれそうです。

2014年03月19日 (水) 20:23

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年03月20日 (木) 02:12

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年03月20日 (木) 13:19

ま~ねん

おじゃましますー

『人を憎んで罪を憎まず』

些細な事なら・・・・・・
命にかかわる事ならなおさらですが、
私には無理かなぁ・・・・・・・

特に何もわからない子供、
その時の状況をどうしても想像してしまいます;;


この詩、 とても辛いけど沢山の人に読んでもらいたいな
つらい出来事がもう起こりませんように・・・

2014年03月20日 (木) 14:47

NANTEI

こんにちは。

先日はコメントをありがとうございます。
三本の抜歯後、食事に難儀なさっていらっしゃるのですね。
心臓疾患を抱えてのことですから、たいへんだと忖度いたします。
実は私の先輩も長い間、心臓病と戦っておりました。
現在78歳ですが、なんとかここまで永らえてきたものだと述懐しています。
彼は国内はもちろん海外からも心臓疾患についての専門書を取り寄せて、
なまじいの医師よりも知識が豊富でした。
その所為でしょう、大事に心臓と付き合って78歳を迎えられたのだと思います。

食事のことですが、私には到底答えられません。
信頼できる主治医の方が、アドバイスしてくれると思っていますが、
食べたいものを食べれないということは、さぞお辛いことでしょう。

私のブログにはクローン病や、まだ名前も付いていない難病の方が何人か訪れてくれます。
みなさんもう何十年も、食事のたびに苦しんだりレミケードで何週間も過ごしたりといった、
悲しくなるような記事を綴っていらっしゃる・・・

ですから俊樹さんのご心境も、ほんの少しですが分かる気がするのです。
かといって、こうしてコメントするしかないのですが。

でもたくさんの方々が後押ししてくれて、それが何よりですね。
俊樹さんの更なるご活躍、陰ながら願うものです。

2014年03月20日 (木) 16:50

くわぁ

人の死はもっと尊いものですよね。
常識の通じない異常人間。
この世に存在することも事実です。
どうにもならない不条理。
悲しいです。

お体の調子はいかがですか?
ご自愛ください。

2014年03月20日 (木) 18:59

たけ

はじめに、その題に心惹かれました。

そして詩を読み、
切なさがこみ上げてきました。

それから、俊樹さんの文を読み、
俊樹さんの温かさに、じんときました。

「命」に寄り添える俊樹さん。
素晴らしい。
きっと俊樹さんは、
命の重さがどのくらいなのかを知っていらっしゃるのです。
だからこんな詩が作れるのですね。


    ほんと、そう思いました    たけ



2014年03月21日 (金) 01:14

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年03月21日 (金) 12:44

小判鮫のコバンちゃん

なぜ?

この様な事件が後を止まないの?
とても悲しくて、とても怒りを覚えます。

2014年03月21日 (金) 21:47

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年03月22日 (土) 09:37

かぴさん

こんにちは。
最近多いですよね、少女の連れ去りとか監禁とか。
僕らの時代より外で元気に遊ぶ子供たちが減ったのはこういう背景があるかもしれません。

2014年03月22日 (土) 13:03

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年03月22日 (土) 14:56