耐震設計をする際にいつも難しいなと感じている「積雪量」

高岡市/醍醐の家では耐震改修工事に重要な工程、筋交いの取り付けを行っています。木の筋交いだけではなく、外周柱の外側に張る合板が耐力面材となり、それらを組み合わせた補強で設計させてもらっています。

耐震改修の場合は、新築の耐震等級とは違い、上部構造評点で建物の耐震性能を見ていきます。耳慣れない用語のため難しいですね。

数字だけを見ていきますと、上部構造評点1.0以上あれば震度6の地震が仮に起きたとしても、一応倒壊しないと評価ができます。そのようなことから耐震改修の設計は、上部構造評点1.0以上を目標として進めるようしていきます。

耐震設計をする際にいつも難しいなと感じているところは、屋根の上に積もる雪、積雪量1.5メートルを検討することにあります。富山(一部区域を除いて)は多雪区域区分に該当していることから、積雪荷重が前提として設計に盛り込まれています。

1.5メートルは県の建築関係法令で決まっているため、それ以下で耐震設計をすることはできないのです。ここのところがいつも難しいなと感じています。

元旦に発生した能登半島地震はまさに冬でしたね。当日は無積雪ではありましたが、年によっては雪がしっかりと積もるときはあります。この土地で新築、耐震改修をして住み続けていくために、確実な設計をして行かなくてはならないですね。

▼耐震診断ソフトを使った、耐震改修の設計を行っています
地震被害想定3次元CG-3

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