定期点検から気が付いたことをこれからの設計にフィードバックしていきたい

先週立て続けて、築5年、築10年とそれぞれ定期点検のタイミングを迎えて、オーナーにお時間を取っていただき、しっかりと点検をさせて頂きました。

お引渡し後5年から10年は、ご家族の暮らし方、特にお子さんがいらっしゃる場合は、成長とともに暮らし方が、お引渡し時点と大きく変化してきます。また設備機器では機種により早いものではまれに故障し始めるタイミングでもあります。

暮らし方の変化による間仕切りや家具、設備の更新を頭の片隅に入れて頂く時期がちょうど5~10年が一区切りと私たちは捉えて、建物の状態をチェックするとともに、今後想定されるメンテナンス、費用感をオーナーと共有させて頂いています。

そして当時私たちが良いと考えてお客様へご提案していたことが、5年から10年経過したタイミングで本当にそれがお客様の暮らしに沿う、プラン、素材、材料、設備など選択は最適であったかを再認識する機会でもあります。

ご提案には私たちのおススメ、お客様のご希望、ご予算と様々な要素を踏まえさせて頂いたなかで決めて来ています。経年したことで見えてくることが本当にたくさんあり、お客様の暮らしと照らし合わせつつ、今後の家づくりにフィードバックすることが経験であり、技術の積み重ねになると思っています。

また当時良いと信じていたものが、やはり「良い」と再確認できることにも遭遇します。そのときはとても嬉しくなります。やって良かったなと感じますし、今後も継続してご提案できる勇気も頂ける機会になります。

定期点検はお客様とのコミュニケーション、建物、設備の状態確認、そして私たちの技術を発展させる場として、今後積極的に行っていきたいです。

▼屋根、雨どいの状態を見る
20240720 (5)

▼床下は漏水、湿気、害虫、雨染みなどを確認しています
20240713 (16)

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