古材の採取は解体時に行っていきます。どこに使えそうな材があるかはある程度予測をつけて、解体工事の進みに合わせて現場で見て決めていきます。
採取は解体業者との連携がとても大切になるため工程に影響ないこと、ある程度の割れなど許容するなど、私たちの想いはしっかりと先に伝えておき現場に何度も足を運んでいます。
そして採取された材料を洗浄しながら使用できるものと出来ないものへより分ける作業を行います。古材利用においてはこの工程が楽しくも大変、そして大切になります。洗浄し乾かしてからより分ける。分けてから数量をチェックしていきます。
新しく材料を購入することと比較すると手間のかかる古材も、想いを引き継ぐ、あるものを活かす、その気持ちが古材や元あったものを再利用する意味ですね。
オーナーみなさんで洗浄と乾燥、整理を昨年の秋に頑張っていただきました。その想いが少しずつ現場に見えてくると感慨深いものです。
現場は各職人たちのお陰で着々と進んでいます。これからは仕上げになり日替わりで職人たちは工程ごと入れ替わって行きます。古材と新しい仕上げとの相性が今から楽しみです。
▼天井板に張ったは元々畳下にあったものを再利用しています
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