新居に設置する冷蔵庫、洗濯機、テレビは予め品番を決めておこう

家電で特に大きい寸法の冷蔵庫、洗濯機、テレビは設計する段階でどの品番のもの設置するか決めておくといいです。

例えば冷蔵庫で国産主要メーカーに多く売れている幅は800、685、650,600ミリになります。これらの内どの冷蔵庫を持ってくるかによって、設置場所の壁有効幅を設計するようになります。

メーカー据え付け最小スペースを確認して、冷蔵庫と壁すき間寸法から壁有効幅を見ます。650ミリ冷蔵庫なら有効幅660ミリで、多少余裕をもっても670ミリとなります。

逆に余裕を持ちすぎて有効幅を決めると、冷蔵庫と壁のすき間が大きくなり埃が溜まり掃除がしにくい。妙な隙間をつくると寸法的に入ってしまうペットボトルなどを入れてしまい、片付かない存在を認めることになりあまり美しくなくなってしまいます。

新居に設置するときは650ミリでも、将来は800ミリを設置したいのであれば設計は800でやっておくといいです。ただ家電は住宅事情に合わせてあるため、大型化より小ぶりな省スペースなものがこれからもメインです。むやみに大きな寸法に合わせるのは良くないですよね。

洗濯機はドラム式で奥行き750センチが売れ行き。幅は600ミリと抑えられているものの奥行きがあります。搬入進路のドアの幅や2階なら階段手すりとの有効幅をしっかりと設計で組み込んでおくことが大切になります。

家電は10年サイクルで買い替えるもので、今現在の寸法だけに照準を合わせるのはちょっと、と思われるかもしれません。でも念のため大きいものに合わせた設計よりは、ある程度のジャストフィットにするほうがスッキリと綺麗に納まります。

▼キッチン袖壁と食器棚の間に納めた冷蔵庫
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▼カウンターと階段下にぴたりと納めた55インチテレビ
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