屋根と梁・柱を残した骨組みを露わにするスケルトンリフォーム。天井裏、床下、壁中とこれまで全く見えなかった部分は、解体されると徐々に目で見られる状態になってきます。
見えなかったところが見えてきて突如現れるひとつに白蟻被害があります。スケルトンにすることで白蟻に喰われた構造体を発見することが可能になり、朽ちた部分を健全な状態に復活させるスケルトンリフォームは行う価値がとても高い。
リフォーム後20、30年と家を使って行くために、現在の悪い状態をきちんと直しておくことは引き渡ししてから暮らすご家族の安心に繋がって来ます。
石金の家で今発見された被害の箇所は減築をして無くなるところ。良かった。柱・土台と廃棄してしまうため駆除自体は不要です。ただし解体進捗はまだ半分程度。まだまだこれからですね。
今回あったのは日当たりのない廊下に接する和室の畳下と、その横にあった出窓の柱に白蟻による蟻道と食害された木材が見られました。日当たり、通風のない和室と出窓はおそらく雨漏れしていたと想定できます。
一つひとつ劣化を確認しつつ健全な状態へ戻すスケルトンリフォームは時間と費用はかかりますが、新築とはひと味もふた味も違う建築ができるため愉しい仕事になっています。
▼畳下の荒板が食害されていた
▼土台から柱にかけて食害を受けていた
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