熱中症とヒートショックを同時に考える

連日「熱中症に気を付けて」とニュース、報道などで聞くことが日常になっています。病院に搬送された人数が何人と、数が多いほどメディアはトップで伝えています。

逆に冬頻発しているヒートショックは、外気温が低温であっても「ヒートショックに気を付けて」とほとんど話題にならずメディアに出ません。ヒートショックで病院に搬送され、お亡くなりになる人数比較なら圧倒的に違うにもかかわらず。

熱中症は大半が屋外での活動から起こることで、仮に調子が悪くその場でフラフラしていると傍の誰かが気が付き、重症なら病院へ行きます。かたやヒートショックは大体が個人の住宅で起きます。ご家族か本人が救急車を呼び病院に行きます。

個人の家で起こる事をメディアが取り上げて、「ヒートショックに気を付けて」と伝えても、視聴者には響かない。だから伝えない。熱中症は世代関係なく、誰でも起こりうる自分事と捉えられるから、僕たちやメディアは大きく取り上げる。

夏はどんどん暑くなっていて身の危険は皆肌で感じています。ヒートショックは起こった本人と家族にしか分からず、皆で危険度を共有することがなかなかできません。

だから僕たちのように暮らしを専門とした仕事に携わる者が、啓発や必要ならば提言することが求められています。

熱中症にヒートショックに、人命に関わることでどちらかを特に注意するものではありません。ただメディアが伝えないことは、僕たち専門家が発信することで未然に防ぐことができればと考えています。
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