先月大工工事が終盤の工程で伺った際に、「造園家荻野さん達とワークショップをやるから来ませんか」とお誘いもらっていました。
普段の設計から少ないながらも造園、植栽をして緑を植えることをしてきました。荻野さんの本をいくつか拝見して、手本となることは真似しながら自分が設計した家と外構がなるべく一体になるよう心掛けてきています。
しかし本から学べることと、剪定、植え込み、見せ方など実際に手を動かしながら教えてもらえることは大きく違います。参加して今後の造園設計に活かしたい。その思いひとつです。
僕の造園と大きく違ったのが、枯れの心配や管理に手が回る範囲と小さく植えて大きく育てるやり方と真逆。完成形に近い樹形、大きさを植えて入居したと同時にいい感じを作ってしまうことです。ワークショップでは樹種の本数、高木に下草とどんどん植えて行きました。
確かに垣根をして3~5年後にいい感じになりますより、入居時にいい感じになっていてそれをどう手入れして行くかで良いなと感じました。
衝撃だったのが地中杭のこと。本で読んでぜひ体験したかったひとつ。街路樹や公園などで見かける鳥居型に八掛けとは全くことなる手法です。地中杭は木がその土地で育って来たかのようにさえ見えます。余計な仮設杭がないので仕上がりがとても自然です。
夜は懇親会があり他にもたくさん荻野さんより造園のお話を伺えました。造園はやっぱり楽しいし、家とは切り離せない一体なものと改めて考えさせられました。荻野さんはじめスタッフの方、ワークショップに伴になった皆さん、岡沢さんありがとうございました。
▼植栽する前に混み合っている枝を剪定
▼これが地中杭のやり方
▼荻野さん
▼フラグシップでも使う緑化ブロックに芝生を敷く
▼木が植わっているとやっぱりいいね
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