杉フリー板で家具を造作する

造作家具を設計から工事まで手掛けられる工務店は意外にあまりいません。まして大工さんが箱(キャビネット)を造作し、引き戸や開き扉を建具やさんが製作する、「現場」でつくる造作となれば尚更です。工場で家具やさんが製作したものを現場に置く、製作家具と現場でつくる造作家具は加工や取り付け方が違います。

フラグシップは大工や建具工、タイル工などが携わる「現場」でつくる造作家具をもっとも得意にしています。デザインを決め、使う材料とコストを見ながら設計して、実際に使っているお客様からは評判良く、これからも継続して提案していく造作家具です。

造作家具で使用する材料は無垢板の他に、無垢を積層に張り合わせた「集成フリー板」と芯材を突板で両面から太鼓張りした「ランバーコア」を使って造作しています。

集成フリー板は杉、赤松、タモ、ナラなど素材が豊富で幅500、600長さ4メートルが規格寸法。厚みは20~30くらいまである。ランバーコアは一枚が910×1820や1212×2400が規格寸法で厚みは21~36あたりが流通した材料になります。

現状の設計では赤松フリー板で造作家具を製作。それ以外の材料をずっと検討していて、ヴィンテージハウスR322では杉の集成フリー板を選択。これは地元企業が地元とやまの杉を使って加工したフリー板。木目が柾目でキレイなことと長手方向に継手がないのが特徴。

厚みは25と36。今回は25ミリ厚をつかった家具をいくつか造作しています。組むと木目がやさしく杉ならではのやさしい感じに仕上がっています。これにオイルフィニッシュをしてツヤを出すともっと良くなる。

良ければお客様に提案したい材料「杉フリー板」選択肢のひとつになれるか期待します。

▼長さをカットしてスタンバイするフリー板。柾目がスッキリときれいだ。
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