これからは木工事に入る段取りとなります。プレカット工場で加工された構造材が
トラックで搬入され大工さんが現場へ乗り込みます。
フラグシップの基礎仕様は地盤調査の結果を見て、改良工事が必要な場合は杭を打ち、
そうでない場合は念入りな砕石転圧を行い地盤の安定を図ります。
形状は施工、品質の均一とコスト面からベタ基礎を基本の形状にしています。
専用構造計算ソフトを使い、上部構造との関係をみながら地中梁、立上げ、鉄筋量や
アンカーボルトの数を決める設計をしています。
特に鉄筋の組み方(配筋)と土台と基礎をつなぐアンカーボルト。柱と基礎をつなぐ
ホールダウンボルトの設計と現場管理には注意するようにしています。
鉄筋は施工のよしあしで基礎性能が全く変わって来る。
職人のなかでも思い込みや、これまでの経験から「これでいい」と思ってしまうことが良くある。
だから現場で必ず打合せをして、お互いの考えを共有することにしている。
基礎のボルトについては、上部構造(軸組、木の部分です)と基礎コンクリートが
唯一繋がっているとても大事な所だから注意して現場管理しています。
さあ基礎が終わった。あとは建て方!安全第一で進めます。
▼最初は地盤を掘削。
凹んでいるところと平坦のところがある基礎形状。
▼防湿シートを敷く。これで床下へ湿気が上がらないようになる
▼鉄筋職人による配筋工程。予め工場で加工した鉄筋を組む
▼配筋完了。
この時点で防湿シートに破れがないか。鉄筋組の状態。底部の清掃をみる
▼コンクリート打設。ミキサー車が入れない現場はポンプ車を使う
▼コンクリート打設1回目。道具でコンクリートを均す
▼コンクリート打設2回目。基礎形状が見えてきました
▼硬化養生期間をとり、型枠解体後の外部配管工程
▼基礎内を水洗いでキレイに清掃する
▼完成!
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