安倍政権は内閣不一致で末期症状、森喜朗、小泉純一郎が「ポスト安倍」を狙い、画策か?

2007年06月05日 16時09分22秒 | 政治
◆安倍政権が末期症状を示している。麻生太郎外相が、「自由と繁栄の弧」と題する幻冬社から新著を上梓し、安倍首相の著書「美しい国」の向こうを張って「花も実もある日本」へと政権意欲を鮮明にしている。安倍首相のビジョンに対抗すること自体、これはどう見ても、「閣内不一致」である。
安倍首相と違うビジョンを堂々と全国紙に「全5段広告」一斉に打ち出した以上、安倍首相は、もはや捨てておくことはできないであろう。即刻、「罷免」すべきある。麻生外相は、安倍政権の命運がすでに切れていると判断しているものと見られる。
麻生外相に同調して担ぎ上げようという酔狂な政治家は、まだ大して現れていないので、麻生外相がどういう展望を開けるかは、いまのところ未知数であるから、「「自由と繁栄の弧」どころか、「泡沫候補」よろしく「孤軍奮闘」して自滅しかねない。
◆安倍政権が、参議院議員選挙に勝てないと予測しているのは、森喜朗元首相も同じであると思える。最近、ちょろちょろテレビ画面に登場して、「29ある1人区だけは何としても20以上勝っておかないと、残念ながら与野党は逆転してしまう」と自民党の大敗北とその責任を取って安倍政権の退陣まで予想しているような発言(5月3日、大阪市内での講演)をしている。
「イット革命」発言や「神の国」発言など間抜けな発言を繰り返し、首相番記者との関係も悪化させた果てに、6年前「森では参議院選挙に勝てない」と自民党内から、猛烈な批判を受けて、政権の座から引きずり降ろされた森元首相の発言だけに、皮肉なことに実に奇妙な説得力がある。
◆それでも森元首相の予想は甘い。複数区で最低1人は当選できると皮算用していると、手ひどい番狂わせにあうことになる。たとえば、「3人区」である埼玉選挙区では、自民党の新人の古川俊治氏(医師、弁護士)の落選が確実視している。「頭が良くても、顔が幽霊みたいだ」と不評を買っており、「玉の悪さ」が、「玉にキズ」と見られているのである。複数区に油断していると「やられてしまう」ということである。
まさか、自分が「ポスト安倍」を画策しているわけではなかろうが、万が一、そんな「亡霊」みたいな欲望を抱いているとしたら、もはやこの世は闇であり、お終いである。全国民がこぞって森元首相の足を引きずり降ろすばかりでなく、足そのものを引き抜かなくてはならない。
◆序に、小泉前首相には、悠悠自適のご隠居さんとして、市井の片隅で「好好爺」として晩節を汚すことなく、人生を全うしてもらいたいものだ。小泉前首相の蠢きなど、マスコミが追いかける必要はない。

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