◆私は、全国法人会連合会傘下の浦和法人会(会員会社約6,000社)が隔月で発刊している機関誌「法人うらわ」誌上において、平成12(2〇〇〇)年1月号からはじめた「渋沢栄一に学ぶ」(六回連載)と平成13(2〇〇1)年1月号からスタートした「誰でも知っている創業者のサクセスストーリー」の平成22(2〇1〇)1月号までに掲載した大豪商(3〇人)のなかから、とくに以下の2〇人を選んで収録した「大富豪に学ぶ商売繁盛20の教訓」(共栄書房刊)を1月20日付で上梓した。帯で、「ビジネス成功の極意 起業家よ起これ! 坂本龍馬と岩崎弥太郎の男の友情に学ぶ」と大々的にふれ込んでいる。20人の教訓は、次の通り。
教訓1 岩崎弥太郎「日の当たる商売、時流に乗る商売をしろ」
教訓2 伊藤忠兵衛「商機を逃してなるものか」
教訓3 渋沢栄一「私利を追わず公益を図る」
教訓4 浅野総一郎「世間に使えないものはない」
教訓5 福原有信「彼女たちの憧れをつかめ」
教訓6 小菅丹治「商売は二度の商いをしてはならない」
教訓7 鳥井信治郎「どうすれば大衆の口にのせられるか」
教訓8 豊田佐吉「発明によって国家に報いる」
教訓9 大倉喜八郎「だれも引き受けないところに商機はある」
教訓10 五代目・岡田惣右衛門「大黒柱に車をつけよ」
教訓11 十代目・濱口儀兵衛「伝統産業に科学の光を当てよ」
教訓12 堤康次郎「儲けよう、儲けようと考えるだけでは、うまくいかない」
教訓13 小佐野賢治「片手にソロバン、片手に義理人情―外交・営業こそわが命なり」
教訓14 松下幸之助「すべての人から学ぶ」
教訓15 御手洗毅「実力だけがモノを言う」
教訓16 井深大「だれもやらない独創的な技術を開発せよ」
教訓17 本田宗一郎「やるからには、他人の後を追っかけるのではなく、アッと言わせるものをこしらえろ」
教訓18 稲盛和夫「いい技術や製品に対して見る目を持った人は、必ずいる」
教訓19 鈴木敏文「すでに持っている先入観で、新しいチャンスの芽を見逃すな」
教訓20 孫正義「事業家として進むべき道はコンピュータの世界だ」
◆改めて感心させられるのは、感動すべきは、自ら事業を起こし、苦心惨憺の末、大富豪からさらに大財閥をつくり、ついに功成り名を遂げた事業家の多くが、今日で言う高学歴者ではないことである。
松下幸之助は小学校を、鳥井信治郎は商業学校を出て商家に丁稚奉公に上がり商人の道に入っている。小菅丹治も早くから商家に奉公に出された。豊田佐吉は下等小学校を出て父親の大工仕事を手伝う。浅野総一郎は少年時代から行商をしていた。大倉喜八郎は文化人だった父から学問を習い、18歳のとき、鰹節店に見習いとして入っている。5代目・岡田惣右衛門は、子どものころから天秤棒を担いで家業を助けていた。小佐野賢治は、尋常高等小学校を出て、トラックの運転助手から身を起こした。鍛冶屋の長男に生まれた本田宗一郎は、小学校を出て自動車修理会社に丁稚奉公(28歳のとき、浜松高等工業に入学) していた。これらの大富豪たちは、それぞれの分野での修行をしていた。まさにそれ自体が教育であった。文字通り「実学」である。学問はしなくてはならない。
◆だが、現代の高学歴社会においては、高学歴が何事かを成すための手段に過ぎないということが忘れられている。従って、学問をする前に、まず志しを抱くがことが必要である。高学歴を得たのみで止まっていたのでは、何事もなし得ない。そこからの向上していくことが大切である。このことを先人たちは、教えてくれているのである。ちなみに、連載は継続中である。とにかく、日本をこのまま停滞させてはならない。現代の起業家よ、起これ!
板垣英憲マスコミ事務所
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教訓1 岩崎弥太郎「日の当たる商売、時流に乗る商売をしろ」
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教訓8 豊田佐吉「発明によって国家に報いる」
教訓9 大倉喜八郎「だれも引き受けないところに商機はある」
教訓10 五代目・岡田惣右衛門「大黒柱に車をつけよ」
教訓11 十代目・濱口儀兵衛「伝統産業に科学の光を当てよ」
教訓12 堤康次郎「儲けよう、儲けようと考えるだけでは、うまくいかない」
教訓13 小佐野賢治「片手にソロバン、片手に義理人情―外交・営業こそわが命なり」
教訓14 松下幸之助「すべての人から学ぶ」
教訓15 御手洗毅「実力だけがモノを言う」
教訓16 井深大「だれもやらない独創的な技術を開発せよ」
教訓17 本田宗一郎「やるからには、他人の後を追っかけるのではなく、アッと言わせるものをこしらえろ」
教訓18 稲盛和夫「いい技術や製品に対して見る目を持った人は、必ずいる」
教訓19 鈴木敏文「すでに持っている先入観で、新しいチャンスの芽を見逃すな」
教訓20 孫正義「事業家として進むべき道はコンピュータの世界だ」
◆改めて感心させられるのは、感動すべきは、自ら事業を起こし、苦心惨憺の末、大富豪からさらに大財閥をつくり、ついに功成り名を遂げた事業家の多くが、今日で言う高学歴者ではないことである。
松下幸之助は小学校を、鳥井信治郎は商業学校を出て商家に丁稚奉公に上がり商人の道に入っている。小菅丹治も早くから商家に奉公に出された。豊田佐吉は下等小学校を出て父親の大工仕事を手伝う。浅野総一郎は少年時代から行商をしていた。大倉喜八郎は文化人だった父から学問を習い、18歳のとき、鰹節店に見習いとして入っている。5代目・岡田惣右衛門は、子どものころから天秤棒を担いで家業を助けていた。小佐野賢治は、尋常高等小学校を出て、トラックの運転助手から身を起こした。鍛冶屋の長男に生まれた本田宗一郎は、小学校を出て自動車修理会社に丁稚奉公(28歳のとき、浜松高等工業に入学) していた。これらの大富豪たちは、それぞれの分野での修行をしていた。まさにそれ自体が教育であった。文字通り「実学」である。学問はしなくてはならない。
◆だが、現代の高学歴社会においては、高学歴が何事かを成すための手段に過ぎないということが忘れられている。従って、学問をする前に、まず志しを抱くがことが必要である。高学歴を得たのみで止まっていたのでは、何事もなし得ない。そこからの向上していくことが大切である。このことを先人たちは、教えてくれているのである。ちなみに、連載は継続中である。とにかく、日本をこのまま停滞させてはならない。現代の起業家よ、起これ!
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