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2017年9月18日

【ミニニュース】「マジック:ザ・ギャザリング」のプロモにジオキャッシングが/他

■「マジック:ザ・ギャザリング」のプロモーションにジオキャッシングが


「マジック:ザ・ギャザリング」といえば、トレーディングカードゲームの元祖ですが、その新作「イクサラン」を記念して、世界中で「ジオキャッシング」を使用したトレジャーハントプロモーションが行われています。

ジオキャッシングについては、ARG情報局でもかなり前に紹介しましたが、簡単にいうと世界中で行われているGPSを使った宝探しゲームです。
今回のプロモーションの大きな特長は日本が含まれている点です。ジオキャッシングを使った国内コラボプロモーションは、おそらく初めてではないでしょうか。

詳細は「マジック:ザ・ギャザリング」公式サイトを見ていただくとして、これを機会にジオキャッシングを始めてみるのもいいかもしれません。

関連リンク


■公衆電話から始まる物語「ポイントホープ」



映画監督・遠山昇司氏が手がけるアートプロジェクト「ポイントホープ」。
公衆電話を使う参加型の物語体験はARGに繋がる部分を感じさせてくれます。
以下はプレスリリースの内容です。

第1 章 とある番号、ファーストコンタクト。
公式ウェブサイト、ネームカード、チラシ、ポスターに掲載されている謎の番号。それはこの物語を聞く、第1の電話番号です。鑑賞者は日本中の公衆電話からこの番号に電話をかけ、物語のはじまりを聞きくことができます。
留守番電話サービスの信号音の後に、鑑賞者自らもあるメッセージを残します。 
第2章 地図とテレホンカード、旅の始まり。
さらなる物語の中へ入るために、鑑賞者はウェブサイトから参加を申し込みます。参加者には地図と「ポイントホープ」オジリナルテレホンカードが送られてきます。
参加者は地図に記された電話ボックスを目指し、旅に出ます。それは、自宅の近くかもしれませんが、遠いところかもしれません。電話ボックスにたどり着いた参加者は、次に現れる第2の電話番号にテレホンカードで電話をかけ、物語の続きを聞きます。
こうして、3箇所の電話ボックスをめぐり、第3、第4の電話番号に電話をかけ、物語を聞き、留守番電話サービスの信号音の後に、鑑賞者自ら、またあるメッセージを残します。
冒険心の旺盛な鑑賞者は、さらに物語の鍵となる第5の電話ボックスを探し、物語が一度綴じられます。 
第3 章 願いから希望へ、結ばれる物語。
鑑賞者が残したメッセージはすべて集められ、編纂されtwitter で毎週1 回公開されます。こうしてtwitter 上に浮遊するたくさんのメッセージは、あるひとつの方向を指し示し、鑑賞者はふたりの女性とともに「願い」というものが何か
別のものでもあることを感じることになります。

現時点では、公式サイトに公開されている電話番号に公衆電話からかけても、プロモーションの音声が流れるだけですが、開始予定日の9/30にどんな物語が始まるのでしょうか?

関連リンク
  • 舞台は全国の公衆電話。遠山昇司が展開する異色のアートプロジェクト「ポイントホープ」とは?(美術手帖)
    https://bijutsutecho.com/news/7091/
  • アートプロジェクト「ポイントホープ」公式サイト
    (現在ティザーサイト公開中、9月30日より本サイト公開予定)
    https://point-hope.jp/
(文章:石川淳一)

2012年2月9日

NHKニュースにてジオキャッシングが紹介される


本日2月9日のNHK「おはよう日本」にて、「広がるGPS 意外な遊び方」と題してジオキャッシングが紹介されました。

キャッシュ(宝)を探している人たちと同行したアナウンサーが実際にキャッシュを見つけるという流れで2分半ほどの紹介でした。紹介内容は以下の通り。
  • 参加者がお気に入りの小物やおもちゃなどを「宝」として用意する
  • 「土地の所有者の許可を得て」それを隠す
  • 専用サイトに隠した場所の位置情報を登録して公開する
  • 見つけたい参加者がGPSを使って位置情報を元に探す
  • 宝は世界中に160万個以上、参加者は500万人
  • GPSを使って現地についてからが難しい
  • 大のおとなが宝探しと思ったが、達成感は素晴らしいものがあった
  • 本当に嬉しかった
  • 見つけた箱を開けるとミニカーやコインなどが入っている
  • 持っていきたい時は代わりのものを入れる
  • 参加者の声「宝探しをやっていなかったら一生行かなかった所に行けて すごく楽しい」
有料ですが、1週間の間はNHKオンデマンドでも視聴できます。

番組ではジオキャッシングに続いて、GPSロガーを使って移動経路で地上絵を描く「GPS地上絵(GPSドローイング)」(参考:デイリーポータルZの記事)と、屋内でも位置情報が取れるようにする二子玉川ライズでの実証実験(参考:日本経済新聞の記事)が紹介されていました。

なお、ジオキャッシングのオフィシャルでは、土地所有者または土地管理者の許可を取ってキャッシュを隠すことを参加者に求めています。しかし、実際には全ての土地の所有者とコンタクトを取ることは困難なため、一般的には参加者はフリスビールールと呼ばれる考え方に従っていることが多いようです。これは、フリスビーを遊ぶ時に許可がいらないような公共スペースならば、キャッシュを隠しても大丈夫だよね、というもの。個人的には、隠す方も探す方も大人であることを前提とした、紳士の遊びというイメージがあります。

ただ、まぁ、紳士も突き詰めると変態的になるもので。以下は Geocaching.com のオフィシャル動画からエクストリームなジオキャッシングを幾つかご紹介。ちなみに、最後のものを除いては、スモールキャッシュやマイクロキャッシュと呼ばれる特に小さいキャッシュですので、全てがこんなトンデモではありません。(あっ、2番目の動画はドイツのキャッシュのspoiler(ネタバレ)を含みますのでご注意!)




ジオキャッシングに興味のわいた方は、日本語紹介サイト GEOCACHING (ジオキャッシング)の楽しみ方 や、Wikipedia のジオキャッシングの説明を熟読した上で、Geocaching.comへどうぞ。iPhoneアプリが日本語化されているのでオススメです。

関連リンク
GEOCACHING (ジオキャッシング)の楽しみ方
ジオキャッシング - Wikipedia
Geocaching.com
東京近辺のキャッシュ地図
@nifty:デイリーポータルZ:体長2.5kmの馬の絵を描く
次世代GPS、屋内も死角無し 売り場を丁寧に案内:日本経済新聞

2009年11月6日

式根島CITOに参加してきました


10月31日、式根島で開催された式根島CITOに参加してきました。CITOとは「Cace in trush out」の略だそうで、ゴミ拾いとジオキャッシングをからめた、ジオキャッシングの公式イベントのことです。

4チームにわけられた小学生を中心とするグループに対して1台ずつGPS機能つきのPSPが渡され、僕のような大人は保護者としてつきそう形でゲームは展開。
ゲームは隠されたキャッシュを見つけ出し、キャッシュに書かれている順番に島をまわりつつ、その道程にあるゴミを回収していくという内容となっており、ゲームと社会奉仕の両方を同時にこなすシリアスゲームとなっていました。


式根島は面積が約3.9k㎡ととても小さな島で、人口も600人弱。夏になれば約3万人の観光客が訪れる一大観光地ですが、この時期はほとんど見られず、とてものんびりとした空気が流れているところです。
こうした中、今回のイベントは島内に住んでいる子どもたち間の交流と、学校だけでは教えられない教育をゲームを通して育む内容となっており、非常に優秀な内容だったと思います。

今回のイベントを主催した新島村商工会は、今後もこうした内容のイベントを行っていきたいと考えており、来年10月に開催する予定のイベントでは、今回のシリアスゲームの側面を残しつつ、島外からも多くの観光客を呼び込みたいということです。

この試みに対して、僭越ながら僕がARGクリエイターとして参加する予定となっています。
もしこの式根島ARGの開発に参加したい、という方がいらっしゃいましたら、是非僕あてまでご連絡ください。
argjpn(a)gmail.com
※(a)を@にしてください。

参考記事
GPS Treasure-Hunting in Niijima + Shikinejima Islands
Gecaching The Second CITO Event in Shikinejima Island, Tokyo(動画)
暁の広場:ジオキャッシング 宝の島へ、、第一部

2009年9月25日

Where 2.0 とは何か?

Where 2.0 http://en.oreilly.com/where2009/public/content/about
は、オライリー社が主催する、位置とテクノロジーをテーマにした、カンファンレンスだ。

"We'll learn how the established geo industry is reacting to the first businesses making money from their grassroots geospatial projects. "
(我々はその起源となった地形位置プロジェクト(訳者:!?)から、 確立されつつあるジオインダストリー(訳者:!?)が、儲けを作る最初のビジネスに、 如何に反応するのかを学ばねばならない)

学術ではなく、かなり、ビジネス指向も強いカンファレンスのようです。

去年も開催されており、以下のサイトに災害援助に関する発表の感想が書かれています。

Where2.0による災害救助支援 
http://easy.mri.co.jp/20081202.html

[参考]
Where 2.0 - Google「Maps Data API」リリース、Geowebの拡大から進化へ(マイコミジャーナル)
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/05/22/where201/index.html

オライリー主催「Where 2.0」の Speaker に選ばれてしまいました  http://blog.myrss.jp/archives/2009/03/where_20_speake.html

フォトレポート:Where 2.0カンファレンスで見るロケーションベース技術(CNET) http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20393574,00.htm

2009年9月21日

「式根島ジオキャッシング」報告

9月13日(当初は12日開催予定でしたが、雨天のため13日に延期)に式根島で行われた「ジオキャッシング」のご報告を、開催された新島・式根島ジオイベント実施委員三好さんから頂いたので、ご紹介させて頂きます。

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式根島ジオキャッシングの様子
日時: 平成21年9月13日 13:00-16:00
場所: 東京都 新島村 式根島 (人口600人、面積4km^2)
参加者: 島内から小中学生22名、大人2名、島外から大人7名(5名はジオキャッシャー)


式根島は海に囲まれた岩の島。温泉もたくさん!


当日は小中学生が20名以上、集まった。


今回のゲームのやり方について説明。


GPSの説明をうける子供グループのリーダー。


ゴミ袋をもって出発。道中は長いよ!


ゴミ拾いだけでなく、宝も探すから大忙し!


子供グループに、ジオキャッシャーがエスコート。


GPSが指し示すところに宝が隠れている。


道中、現れる絶景に圧倒される。


やっと見つけたぞ! 中には何が入っているかな?



ゴミをこんなに集めたよ!! (4つの内の2つのグループ)


最終的にはトラック一杯分のゴミが回収されました。

番外編


大人へのGPS講座


夜の懇親会


帰りの船。つかれた~。


地図 各グループの実際の軌跡。(どくろマークは宝の場所)



各グループの実際の歩行距離

イベントの最後に、ゴミをたくさん拾ったグループ、早く帰ってきたグループ、そしてこの歩行距離の長いグループに各賞が与えられた。

今回のイベントの背景
 東京から高速船で南に2時間半の海上に浮かぶ島、式根島は伊豆七島のひとつです。新島村(新島と式根島を管轄)の商工会が東京都から村の産業振興の資金(シナジー事業費)をもらいうけ、その有効な使い方を住民とともに話し合う機会が6月と7月にもたれました。三好は、新島商工会からの依頼で、その住民参加のミーティングを側面支援する仕事をすることから、新島・式根島に関わり始めました。
 その中で、私の趣味としているGPSを使った宝探し(Geocaching-ジオキャッシング)をつかって、村おこしをするというアイデアが出て、それを式根島で行うことに話が進みました。さらに、単なる宝探しではなく、清掃活動と組み合わせたCITOという社会事業的なイベントにしようということに話が発展しました。

ジオキャッシングとは何か
 Geocaching(ジオキャッシング)は、GPSという位置測定の機械とインターネットを組み合わせて、世界中に隠された宝を実際に自分が探したり、また隠したりするゲームです。Geoは、「地」を意味して、Cacheは「隠された箱」を意味します。つまり、地球上のある場所にある、隠された箱を探す/隠すのです。探すのも隠すのも、参加者です。Geocaching.comというインターネットにあるサイトで、メンバー(無料)になることができます。メンバーになるとそのサイトにある宝「キャッシュ(Cache)」を検索することができます。自分の行きたい地域に宝があれば、それが表示されるので、それをGPSに読み込んで、自分が探しに行きます。GPSの精度は2-5mという非常に正確なものですが、その場所にいったからといって、すぐにキャッシュがみつかるわけではありません。石の下とか、ベンチの裏とか必ずどこかに隠してあります。そして見つけたら、その中にあるもの(キーホルダーとか)をとることができます。しかしひとつ何かをとったら、必ず一つ代わりのものをいれることがルールです。そして中にあるログブックに自分が来たことを書き入れます。そして、もとの場所に戻しておきます。最後にインターネットで、そこを見つけたことを書き入れ、また感想など旅日記みたいに書くこともできます。
 またキャッシュを隠す人は、自分が隠した場所をインターネットに登録すると、そのキャッシュを目指して、プレイヤー(ジオキッシャーといいます)が探しに来るのです。現在、世界で87万個のキャッシュが隠されており、10万人以上のジオキャッシャーがいるといわれています。
 探したり隠したりというゲームとしての面白みもありますが、それ以上に、自分がお気に入りの場所を宝の場所にしたり、また反対に自分がまったくいったことがない場所にいってみたり、その経験の共有こそだいご味と思います。

CITOとは何か
 さて、CITOですが、CITOはCache In Trash Outです。Cache Inは、宝を隠したり、探したりという意味で、Trash Outはゴミを集めて掃除することを意味します。つまり、ジオキャッシングをやりながら、その道すがら清掃活動をしようというものです。日本では、これまで行われたことは1回しかありません(しかもその一回は米軍関係で日本人は関与していない)でしたが、世界規模では、頻度でいうと毎週どこかで行われている社会活動です。Geocachingがどちらかというと個人的な活動に比べてCITOはイベントで、かつ社会的な意義かある活動です。
 今回はこのCITOがあったおかげで、ジオキャッシングが単なる一部の大人(オタク)の宝探しゴッコではなく、コミュニティーの事業として認められたと思います。
 最後に、島外からの参加者の一人のコメントを紹介します。

 2日目(13日)は式根島の子供達とゴミを拾いながらキャッシュハントをしました。皆一所懸命ゴミを拾って、一所懸命に宝探しをしていました。  途中で島の人に会うと「ゴミ拾いご苦労様」と言われました。事前に企画していただいたmiyoshiさんや商工会の方々がPRしてくださった成果だと思います。日本国内でこれほどジオキャッシングに理解のあるところも少ないと思いますので、miyoshiさんのご尽力に感謝です!  2日間にわたるCITOイベント楽しかったです。残念ながら2日目はジェット船の運行休止で早めに切り上げなければならなかったのが残念でしたが、またこのような機会があれば参加したいと思います。 YONEYAMA

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13日は天候にも恵まれ、非常に有意義なイベントとなったようです。
こうした取り組みを行うことで、外部の人の地域への導引だけでなく、地域内での連帯感強化などにも繋がればいいですね!
三好さん、ありがとうございました!

情報元
式根島ジオキャッシング

2009年9月8日

GEOCACHING

概要
GPS(全地球測位システム)と連動し、実在する場所に隠されている宝物を探すゲーム。座標を示したマップを入手し、その周辺に隠されている宝物を見つけ出したあと、次の人のために宝物を交換して、もとにあった場所に戻すという手順を踏む。

参加方法
参加には、大きくわけて二つの関わり方がある。
・宝物を探す
 公式サイトで宝物の場所を検索語、座標の示した場所で宝物を探す。発見したら、宝物の中に入れられているログブックに発見の記録を記入後、宝物を交換し、元の場所に戻す。
 最後に、発見・未発見に関わらず、公式サイトに探索の結果を報告する(未発見の場合、宝物が想定している場所から失われている可能性があり、それを設置したオーナーに知らせる目的もある)。

・宝物を隠す
 長期間風雨にさらされる可能性があるため、防水性の高い宝箱と、発見者が記入するためのログブック(メモ帳)を用意し、宝物を入れた状態で目的地に隠す。その後GPSで座標を計測し、公式サイトに宝物の情報を登録する。登録後は、宝物がちゃんと隠されているかどうか点検する義務が課せられる。

関連サイト
公式サイト(海外)
ジオキャッシングの楽しみ方
ジオキャッシング(Wiki)
日本語トピック(公式サイトフォーラム内)

2009年9月7日

宝探しで環境保全: 新島・式根島ジオキャッシング

GEOCACHING といえば、GPS を利用した世界規模の宝探しゲームですが、その GEOCACHING を用いて環境保全をしよう!という「新島・式根島ジオキャッシング」が、伊豆諸島で 9/12(土) に開催されるそうです。

GEOCACHING には元々、宝を探しながら現地を美化する CITO(Cache In Trash Out) というアクティビティがありますので、それに則ったイベントということのようですね。geocaching.com にもイベント登録されています。

地元の商工会も協力しているというこのイベント。成功して、広がっていくといいですね!

そういえば、伊豆諸島といえば、あんたがたを仕掛た「あめちゃん」があの辺りにいらっしゃるはずですが……。日本のARG的活動は伊豆から始まるという法則が!?

記事元
新島・式根島ジオキャッシング