2013/10/10

親がなくても??

19961103晩秋の奥多摩cab


巷では親はなくても子は育つとよく言われます。
確かに子は育つでしょう。

しかし、親が離婚したために片親の中で育てられた子供、再婚した新しい親のもとで育てられた子供、
里親に引き取られて育てられた子供、そんな子たちは沢山の心の傷を背負って生きていくのです。
永遠に消し去ることのできない心の痛手を・・・・・
生みの親に一目でいいから会いたいと思う一方で、自分を見捨てた生みの親が憎いという複雑な思い
を胸に秘めながら生きて行くのです。
その子たちが大人になり、結婚して人の子の親となったとき、果たして問題なく子供を育てていく
ことができるでしょうか。難しいでしょうね。

なぜなら、そのような環境で育った子供たちというのは自分の生みの親を信じることができなくなって
いるだけでなく、広く人間を信じることも困難になってしまっています。

その結果、自分中心的な考え方に陥って、頼れるのは自分しかいない、どんな場合も自分が正しい、
悪いのは相手と思うようになりますから、親となっても自分の子供に対しては自分の思う通りに
育てようとするために、何かにつけて親子間で摩擦が生じ、挙句の果てには家庭の中がバラバラに
なって、そこからいろいろな問題がでてきてしまうのです。

このような暗闇状態に陥らないように、子供は両親のもとで育てられなければいけないのです。
結婚というのは軽々しく考えてはなりません。
そして一旦結婚したら、自分勝手な都合で離婚してはなりません。
母親は子供たちに全力で愛を投入し、子供たちを裁かずに許し、全ての原因は自分にあると反省
しながら、先ず自分が変わっていくように努力しなければならないのです。
これは親としての責任というものですね(C)。

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