年度末のせいか、歩いていると各所で工事をやっているのに気づく。
道路工事はもとより、建物の解体や改修などの工事が、いろんなところで行われている。
ことの性質上、交通誘導員がクルマの通行を整理しているのは言うまでもない。
クルマを運転している立場であろうが、あるいは歩行者であろうが、その誘導員の指示に不満があっても従わざるを得ないのは当然だ。
安全のために必要だからである。
今日通りかかった建物解体現場は、やたら声の大きな交通誘導員が取り仕切っていた。
声が大きいというのは、こいういった現場ではむしろ望ましいことだと思う。
廃材を積んだダンプカーが一般道へと進むのを誘導する仕事なのだが、駅前でもあり、店もたくさんあって、自然と通行人の数も多い。
その誘導員が歩行者にストップをかけるのだが、そのときに
「歩行者!止まって!」
と指揮棒を片手に叫ぶのである。
クソ丁寧な言葉を使う必要はないにせよ、せめて
「歩行者のかた、止まってください!」
ぐらいの言いまわしができないものだろうか。
また、ダンプカーが出ていったあと、止まってくれた歩行者に軽く頭を下げるといったアクションもない。
たとえポーズだけでも頭を下げるのは、大人の常識だと思う。
とはいえ、この人のおかげで、事故なく平穏に済んでいるのだから、その部分では感謝しているが。

(Microsoft Designerにより生成されたAI画像)
だんだんと年齢を重ねていくのは仕方ないことだが、認知症はできるだけ軽度に収まってほしいと、切に願っている。
なんとか重症にはならないように、いまできることがあればやっておきたい思いだ。
そんな私がYahooの記事を読んで注意をひかれたものがあった。
認知症予防研究者の説を紹介している記事の、
『「ふーん」の生返事は脳がサボっている証拠』
を読んで、ひとごとならず感じたのである。
毎日の生活の中で誰かと会話をしているとき、自分があまり関心のない話題に対して
「ふーん」
と相槌を打っていたのでは、自分の脳が働くのを妨げてしまうことになる、と書かれている。
脳の思考回路を閉ざしてしまうので、これが積み重なると、認知症の進行が加速されることになるようだ。
会社勤務時代を振り返れば、当然ながら雑談の機会も多かった。
そんなとき、私にとって興味のない話であったら、上の空の状態でもって「ふーん」と相槌を打っていたと思う。
今から思えば失礼千万な話だが、ちゃんと聞いているフリをするために、その場では「ふーん」と返事をしていた。
その蓄積が、今の私の硬直した頭脳を作ったのだと思う。
遅きに失したかもしれないが、今後は、会話に際しては、相手が持っている世界を自分も共有するぐらいの気持ちで、しっかりと耳を傾けていきたい。
ほかならぬ、自分自身のために。

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スーパーに行ったら、予想どおりひな祭り関連の品が跡形もなく姿を消していた。
旬のイベントが終わると、スーパーの売り場からまるで潮が引くように、そのイベントにちなんだ商品がなくなってしまっている。
ひな祭りの場合は、とりわけ引き際がスピーディーなように感じたのは私の錯覚だろうか。
俗説に、「ひな飾りの片づけは早くやらないと、娘の婚期が遅れる」というのがあり、それに影響されているのだろうか。
最近はあまり聞かれなくなったが、「娘を嫁にやる」ことを「かたづく」と表現する言い回しがある。
同じ「かたづく」だから、そこからの連想で、桃の節句が終わったのに人形もひな壇も片付けていないと結婚も遅れる、となったのかもしれない。
受けとめようによってはジェンダーハラスメントにもなりかねないところから、昨今は「片づく」の言葉も使われなくなったようだ。
そのうち、死語になるだろう。
ひな祭りの終わった売り場には、「スプリングフェスティバル」と題したお菓子専門の商品棚がその存在感を誇示していた。
さすがに、「ホワイトデー」だと男性がターゲットになるので、スーパーとしてはさほど力は入らないのだろう。
イベントごとに、それに合わせた模様替えを強いられるのだからお店も大変だ。

(Microsoft Designerにより生成されたAI画像)
今日は桃の節句、ひな祭りを行った地域や家庭も多かったのではないか。
ただ、3月の上旬の気象は、今日もそうであったが、まだまだ寒い。
桃の花なんてどこを探しても咲いていない。
振り返ると、明治になって新暦が採用され、ひと月前倒しにして3月3日に桃の節句を祝うようになった。
それ以来、私たち日本人は寒さにふるえながらひな祭りを祝ってきた。
しかし、一部の地域では旧暦にこだわり、4月の3日ごろにやっているところもある。
魔よけの桃の花がひな祭りの必須アイテムだということと、そして、農作業が忙しい3月を避けるという意味合いもあったようだ。
ただ、4月3日は学校や幼稚園が一般的には春休みのため、肝心の子供たちが参加できないので、その場合は旧暦の地域でも、例外的に新暦3月3日に祝っているらしい。
愛媛県松山市は旧暦で祝う地域であるが、そこに住んでいる人からそんな話を耳にした。
臨機応変の対応で、私はいいと思っている。
私自身は日本の伝統行事は季節感に裏打ちされているところから、それにふさわしい季節に祝うのが望ましいと考えている。
だから、桃の節句は桃の花が咲き誇る季節にするのが筋だと思う。
もし不都合が出てくるのならば、松山市のように柔軟に対応していけば済むのではないか。
毎年、3月3日を迎えるたびに、そんなことを考えている。

孫たちはおもちゃのひな人形を飾っていた
今日3月2日は、語呂合わせで「ミニストップの日」だと聞いた。
だがしかし、私の生活圏ではあまり店舗を見かけないのである。
2年ほど前のことであったが、アンケートに答えてコンビニコーヒーのクーポンをもらったことがある。
ミニストップのコーヒーであったので、どの店が近いか調べたが、歩いていけるところにはなかった。
コーヒーを飲むためだけにクルマに乗って出かけるのも効率の悪い話だ。
どこかに遠出をしたときにでもミニストップを見つけて、そこで使おうと思っていたのだが、気がつくとクーポンの有効期限が切れてしまっていた。
そんな経験があるだけに、私にはミニストップの影は極めて薄い。
ちなみに、いま調べたら、私の住んでいる市では3軒しかないようだ。
人口38万人の都市としては、あまりにも軒数が少なく過ぎる。
私が知らなかったのも無理はない。
そもそも、コンビニはすぐに行ける場所にあることがポイントだ。
私がコンビ二を利用するのは、テイクアウトコーヒーと増量キャンペーンの品を買うか、あとはATMやMMKなどの利用ぐらいのもの。
市内3軒だけというのでは、使い勝手がよくない。
むなしい「ミニストップの日」であった(汗)。

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プロフィール
Author:声なき声
昭和27年に生まれ、平成29年に職業生活をリタイヤ。
現在、北摂のマンションに在住。
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