PIN
「PIN」とは・「PIN」の意味
「PIN」とは、パソコンやスマホなどのデバイスで使用する、暗証番号のことである。「personal identification number」を略して「PIN」となる。PINは、デバイス内のシステムと、使用者の間で共有するものだ。そして、複数人で共有するのではなく、ひとりひとりに割り振られているPINは、「個人識別番号」「個人認証番号」として扱われる。PINは基本的に、使用者のidと結びつけられている。そして、idは公開されているが、PINは非公開である。そのidとPINをデバイスに入力することで、システムそのものや、機密情報にアクセスすることができる。PINに近い働きをするものとしては、パスワードが挙げられる。パスワードも、PINと同様に、idと共にデバイスに入力することで、システムや機密情報へのアクセスが可能になる。ただ、厳密には、PINとパスワードは同じものではなく、保管される場所が異なる。パスワードは、デバイスとは別のサーバーに保管されている。そして、認証時には、デバイスで入力したidとパスワードが、インターネット回線を通じて保管されているサーバーへと送られる。そこで、保管してあるパスワードと、送信されたパスワードが合っているかが確認される形だ。
それに対してPINは、パソコンやスマホなどのデバイス内に保存される。そのため、idとPINを入力すれば、デバイス内で認証が完了する。そして、認証が完了したという情報が、インターネット回線を通じて別のサーバーへと送られる。つまり、パスワードと違い、PIN自体がインターネット回線を通ることはない。
PINであれば、インターネット回線上で、第三者に盗み取られるリスクがない。さらに、PINは、特定のデバイスで認証するために使用するものであるため、他のデバイスでは使用不可能だ。よって、万が一PINの情報が流出してしまったとしても、端末が無事であれば、システムや機密情報に不正アクセスされることはない。そのため、セキュリティ面を重視する場合には、PINが選ばれることが多い。
パスワードは、様々なデバイスを使って、システムや機密情報にアクセスする際に用いられる。パスワードは、インターネットに接続してさえいれば、idと共に入力するだけで、幅広いデバイスへのアクセスが可能だ。それはPINにはできないことである。PINの場合、別のデバイスで使用する場合、新しく設定をする必要がある。PINとパスワードでそれぞれ異なる強みがあり、どちらかが完全に優れているわけではない。したがって、状況に応じて使い分けられる。
また、パスワードが、PINのバックアップとして使用されることもある。PINは基本的に、一度設定をした後の確認方法がない。そのため、万が一PINを忘れた場合、デバイスを初期化しなければならなくなる恐れがある。しかし、PINとパスワードを併用していれば、万が一PINを忘れたとしても、パスワードを入力することでシステムや機密情報にアクセスできる。忘れてしまったPINの代わりに、新しいPINを再設定することも可能だ。
PINは、インターネット上で盗み取られる心配がない。そして、デバイスとidが揃って初めて役に立つ。よって、パスワードのように、複雑にする必要がない。大抵の場合、PINは4桁の数字の羅列によって構成される。また、必ずしも、4桁の数字や簡単なパターンにしなければならないわけではない。数字にアルファベットの大文字や小文字を組み合わせて、より複雑にすることも可能だ。そうすれば、セキュリティレベルが高くなる。また、システムの中には、PINであっても、数字と文字を組み合わせた複雑な暗号を求めるものもある。
PINには、セキュリティレベルが高い上に、入力が簡単という強みがある。そのため、幅広い場面で使用されている。代表的なのは、デバイスへのログイン時である。パソコンやスマホなどのデバイスは、他者に悪用されないよう、セキュリティロックをかけることが多い。そのセキュリティロックを解除するために、PINを使用する。また、SNSや通販サイトなどにログインする際にも、PINが使用されることがある。PINを使用して、端末内でログイン認証を済ませられれば、インターネット回線上でパスワードが流出するリスクを下げられる。
また、デバイスだけでなく、キャッシュカードでもPINコードが使用されている。キャッシュカードに付属しているicチップに、PINコードが記録されている形だ。PINコードのあるキャッシュカードを使用すれば、atmで手続きをする際に、atm内で本人認証が完了する。atmから重要な情報が流出せずに済むため、安全に取引が可能である。
「PIN」の熟語・言い回し
PINの作成とは
PINの作成とは、デバイスの使用者が、自らのidに応じたPINを作ることである。デバイスを新しく用意した際には、PINが設定されていないことがある。その場合、PINを使用できるようにするために、PINの作成を行う。また、デバイスには、「1234」「0000」などの初期PINが割り振られていることも珍しくはない。そのような初期PINを変更して、自分用のPINを作ることも、PINの作成である。PINの作成は基本的に、PINとして使用する数字を入力し、再確認を行なったら完了する。
PINのセットアップとは
PINのセットアップとは、PINを使用できるようにするために必要な作業である。デバイスの設定画面を開いてから、PINの作成を完了させるまでの一連の流れを、PINのセットアップと呼ぶ。
PINコードとは
PINコードとは、PINとして使用する数字の羅列のことであり、PINと同義のものとして扱われることが多い。多くのデバイスでは、4桁の数字がPINコードとして使用されるが、中には桁数が多い数字の羅列や、アルファベットを組み合わせたものなどもある。どのような形であっても、PINとして使用するのであれば、それはPINコードである。
windows hello PINとは
windows hello PINとは、windowsパソコンにログインするために使用するPINである。windowsパソコンは、起動したり、スリープ状態を解除する際に、セキュリティロックをかけることができる。そのセキュリティロックを解除して、ログインするために使われるのが、windows hello PINである。セキュリティロックの解除には、microsoft アカウントと結びつけてあるパスワードを使用するという手もある。ただ、そのパスワードは、セキュリティレベルを高めるために、長く複雑にしてある場合が多い。そのようなパスワードを、起動時やスリープ解除時に、毎回入力するのは手間となる。その手間を省くために、windows hello PINを用いる。
windows hello PINは、一般的なPINと同じように、最小4文字で構成することが可能だ。よって、スムーズなログインができる。また、最大で127文字まで使用できるので、複雑なPINを作ることも可能だ。そのため、microsoft アカウントのパスワードと、ログイン用のパスワードを分けるために、windows hello PINが用いられることもある。windows hello PINはあくまでも、使用者の利便性を高めるためのものである。よって、windowsパソコンを使用する上で、必須というわけではない。
sim PINとは
sim PINとは、主にスマホに使用されるsimカードに、セキュリティロックをかけるためのPINである。スマホでは、スマホ本体ではなく、simカードに使用者のidや電話番号が記録されている。そのため、simカードを別のスマホに入れれば、idや電話番号をそのまま使用することができる。それを、simカードの持ち主だけが行えるようにするために、sim PINを設定しておく。sim PINは、スマホの端末ではなく、simカードと紐付けされる。そして、sim PINと紐付けされたsimカードは、別のスマホに入れて使う際に、PINコードを入力することで使用可能になる。
もし、スマホを紛失したら、悪意のある第三者がsimカードを抜き取り、別のスマホに入れて悪用する恐れがある。sim PINを設定しておけば、PINコードを知らない第三者が、simカードを別のスマホで使用することは不可能となる。また、PINコードの入力を複数回誤ったら、電話回線をロックすることも可能である。そうして、第三者によるidや電話番号の悪用を防げる。
pin
別表記:personal identification number
PIN(personal identification number)とは、PCやスマートフォンなどの電子機器でログイン等に用いられる本人確認用の数桁の番号です。「PINコード」(PIN code)ともいいます。4桁の数字を利用者自身が任意に設定できる、という形が一般的です。
PIN は personal(個人) Identification(識別) Number(番号)という意味で、日本語では「個人識別番号」という言い方で呼ばれることもあります。
PINは、起動したPCにサインインする場面や、スマートフォンのロック画面を解除する場面、あるいはウェブ上のサービスに2段階認証でログインする場面などで用いられています。PINは基本的に本人しか知らない情報です。PINを正しく入力できるか否かという関門を設けることによって第三者による不正なログインを阻止できます。
iPhoneではロック画面を解除する方法として6桁(かつては4桁)の数字を入力する方式が選べます。iPhoneのこの機能は「パスコード」と呼ばれていますが、このパスコードはPINの別名であるといえます。
PINは、「本人確認に用いられる秘密の文字列」という意味では、「パスワード」と同じです。ただし、PINはパスワードほど複雑な文字列の設定は要求されず、せいぜい数桁の数字の組み合わせで済むように設定されています。この複雑さの違いは、簡単に言えば「PINは端末とひもづけられている情報である」からと説明できます。
PINはPCにせよスマートフォンにせよ、当人が所有する電子機器の端末でのみ使用される情報です。PINと端末は両方が揃ってはじめて使えます。PINだけ知っていても端末がなければ無意味(ログインできない)、端末だけ盗み取ってもPINを知らなければ無意味(ログインできない)ことになります。
パスワードは基本的にはオンラインサービス等で(ユーザーIDと共に)用いられます。この場合、ユーザーIDとパスワードという情報を知ってしまえば、他の端末からでも(不正に)認証を突破してしまえます。このため、パスワードは英数字ならびに記号を全て用いたり、場合によってはアルファベットの大文字・小文字まで混在させたりして、しかも最低8文字以上の文字列が要求されたりと、とかく複雑な文字列を設定することが推奨されがちになるというわけです。
ピン【pin】
ピン【PIN】
塩酸ピレンゼピン
分子式: | 2ClH C19H21N5O2 |
その他の名称: | ピレンゼピン二塩酸塩、Pirenzepine dihydrochloride、塩酸ピレンゼピン、ガストロゼピン、ガストリクル、Gastrozepin、Gastricur、Pirenzepine hydrochloride、L-S-519、LS-519Cl2、ピレンゼピン塩酸塩、ガストシオン、Gastsion、ガタンプル、Gatanple、ガレンドピン、Garendopine、カロデリン、Karoderin、キッカルジン、Kiccalzin、ストマゼピン、Stmazepine、セトミノン、Cetominone、ピレンゼット、Pirenzet、ピレンゼール、Pirenzel、ピロデイン、Pirodeine、ピン、Pin、フォリンゼピン、Folinzepin、ランクリック、Ranclic |
体系名: | ピレンゼピン・2塩酸塩、5,11-ジヒドロ-11-[(4-メチル-1-ピペラジニル)アセチル]-6H-ピリド[2,3-b][1,4]ベンゾジアゼピン-6-オン・2塩酸塩 |
PIN
pin
PIN
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/02/12 07:44 UTC 版)
PIN,Pin
- 1 PINとは
- 2 PINの概要
待ち針
(PIN から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/11 07:09 UTC 版)
待ち針(まちばり)は、裁縫に使う仮止め用の針である。英語圏ではマーキングピン(Marking Pin)と呼ばれ、玉付きのピンをベリーピン(Berry Pin)(Dressmaker Pin)と呼ばれている。
- ^ フジテレビトリビア普及委員会 『トリビアの泉〜へぇの本〜 4』講談社、2003年。
- ^ “警視庁 数寄屋橋交番整備で基本計画”. 建通新聞. (2015年8月12日) 2020年2月25日閲覧。
- 1 待ち針とは
- 2 待ち針の概要
PIN
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/23 05:20 UTC 版)
ピンスポットライト(PIN Spot Light)、通称ピン。演技者のフォロー用スポットライト。主に光量の大きなクセノンピンスポットライトやソフトな光のランプピンを使用する。照明調整室と同じ場所か、スポットライト専用の部屋を設けて設置する。通常1つのピンスポットライトに対して一人のピンスポットオペレーターが操作する。また、宝塚歌劇団は、1人3台操作する。ピンはホールの大きさなどから700~2kWのピンを2~4台ほど常設してことが多い。
※この「PIN」の解説は、「舞台照明」の解説の一部です。
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