機器など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 07:38 UTC 版)
機器面では保安装置にATO装置やホームドアとの連動機能を行う戸閉制御切換装置を設置し、7000形 (CT2) にはATO送受信器(トランスポンダ)を新設した。副都心線用改造車のうち第27編成以降ではクーラーキセに車外スピーカーが内蔵しているが、それ以前の車両は搭載していない(初期車は後述)。 誘導無線装置は改良が実施され、非常発報機能に加え防護発報機能の追加、非常通報装置 - 総合指令所間通話機能、総合指令所からの一斉放送機能などが追加されている。 車外では前面の行先表示器をドットの細かいものへ、側面は高輝度で交互表示対応品に交換した。前面表示は左から運行番号、種別、行先を、側面表示は種別、行先と号車を交互に表示する。警笛は空気式とトロンボーン笛を併用するものへ交換した。
※この「機器など」の解説は、「営団7000系電車」の解説の一部です。
「機器など」を含む「営団7000系電車」の記事については、「営団7000系電車」の概要を参照ください。
機器など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 13:29 UTC 版)
「TGV Sud-Est」の記事における「機器など」の解説
編成は両端2両の動力車と中間8両の連接客車で構成され、編成重量は385tである。主電動機は動力車の台車に8基、動力車に隣接する客車の台車に4基の計12基が装備され、交流25,000V区間での編成出力は6,450kW (537.5kW×12) である。主電動機は車体床下に装着され[要追加記述]、トリポードと称する可撓継手により車軸部の駆動歯車に動力を伝達している。 制御方式は直流区間ではサイリスタチョッパ制御、交流区間はサイリスタ位相制御で直流電動機を駆動する。 台車は動力車・客車ともに2軸ボギーで、車輪直径は920mm、ホイールベースは3,000mmである。軸箱と台車枠の間はゴムと鋼板を重ねた「筒型ゴム」により支持される。落成当初はいずれも枕ばねにコイルばねを使用していたが、客車のものについては後に乗り心地改善を目的として空気ばねに改修された。 ブレーキシステムは発電ブレーキ併用電磁自動空気ブレーキであり、台車には踏面ブレーキ、ディスクブレーキが装備されている。 連結器は、先頭部分に車体側面からの操作によって開閉するカバーによって格納されたシャルフェンベルク式密着連結器と、動力車と中間車の間にねじ式連結器を装備する。先頭部は併結運転の際に使用され、中間車側は無動力回送の際に機関車によって牽引される場合に用いられる。 集電装置はアーム型パンタグラフを両端の動力車に交流区間用と直流区間用の二基をそれぞれ搭載する。運転台寄りが直流用、連結面側が交流用である。交直切替時の操作によって二つのパンタグラフがデッドセクション走行中に切り替えられる。Sud-Est編成の導入当初は直流用パンタグラフがSNCFで一般的に使用されていたY型マストのものであったのに対して、交流用パンタグラフは高速走行時の架線への追随性を高める目的で、1本マスト型シングルアームパンタグラフの上に小型のシングルアームパンタグラフを載せた形態のダブルアクション型パンタグラフを使用していたが、LGV大西洋線開業に際して投入されたTGV Atlantique編成からは、ダブルアクション型の代わりに摺り板の微細な上下動をアシストし、超高速走行時の集電性能を向上させるダンパーを使用した1本マスト型が採用された。Sud-Est編成においても、この改良型への交換が進行している。スイス直通対応編成は、パンタグラフの摺り板の幅が狭いものに交換されている。直流区間では各動力車のパンタグラフを使用するのに対して、交流区間では後部動力車のパンタグラフのみを使用する。 車体は耐候性鋼板製で、板厚は3.2mmである。 客車は一等車 (Première classe) 2両、二等車 (Seconde classe) 5両、二等座席とバーの合造車1両で構成される。 車体塗装は当初オレンジを基調としていたが、1996年から内装更新に合わせてTGV Atlantique編成と同じシルバー地に青帯に変更された。2011年9月には開業30年を記念して第1編成がカーミリオン(Carmillon:カーミン(carmin)とバーミリオン(vermillon)のグラデーション)に変更され、2017年までに34本がこの色に更新された(残りは運用離脱)。 当初の営業最高速度は260km/hで、1982年夏のダイヤ改正で270km/hにスピードアップされた。その後ほとんどの編成がLGV地中海線開業に際し、保安装置をTVM-430に換装、台車を新型のY256・Y257型への換装、歯車比を高速向けに改造、主変圧器の冷却性能の強化等の高速化工事を施行されたことで300km/h運転対応とされた。スイス直通対応編成はLGV線上の走行距離が短いため270km/h対応で存置されている。SNCFでは最終的にSud-Est編成を淘汰するため、270km/h対応編成の300km/h化は検討していない。
※この「機器など」の解説は、「TGV Sud-Est」の解説の一部です。
「機器など」を含む「TGV Sud-Est」の記事については、「TGV Sud-Est」の概要を参照ください。
- 機器などのページへのリンク