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先日、知り合いとこの店の思い出話しが出て、
「マッチを集めてるなら、ここのマッチ持ってるからあげるよ」 と、思いもかけずゲット。
二十年ぶり以上の御対面でした。

 六本木に有った CAVERN CLUB の、マッチ。

CAVERN CLUB ①
(頂き物ですが、採取は1980年代後半ではないかと…)

ちょっと小振りなマッチ。
(小さいサイズよりは大きめ)

反対側は微妙に色合いが違いますが、色褪せのせいかも知れません(真偽不明)。
CAVERN CLUB ②

鮮やかな水色の頭薬。
CAVERN CLUB ③

ん? ちょっと軸の材質が変わっています。
CAVERN CLUB ④

ツヤツヤしているので、最初は竹かな?と思ったのですが、
割ってみようとしたら、ほぐれてペーパー状に…。
CAVERN CLUB ⑤
材質は分かりませんが、蝋紙のようなものをくるくる巻いて棒状にしてあるようです。
初めて見るパターンです。

さて、『CAVERN CLUB』は、言わずと知れたビートルズのコピーバンドによるライヴハウス。
六本木交差点角のビルに入っていて、1980年代終り頃、何度か行きました。
ビートルズのアップルレコードのレーベルを模したコースターは、大事に保管してありましたが、
マッチ集めを止めていた頃なので、マッチは持っていなかったし、その記憶もありませんでした。
こんなに手の込んだマッチだったとは…。
ともあれ、再会出来て良かったです。Mさん、ありがとう!

CAVERN CLUB ⑥

『CAVERN CLUB』が閉店したのは、風の噂に聞いていましたが、
今回ググってみたら、2011年頃までは営業していたのですね。
もっと前に閉店していたのかと思ってました。
2011年ならマッチ集めも再開していたのに、再訪しなかったのが悔やまれます。




新しい喫茶店やら、未踏の店を回るかたわら、
地道に、昔のひと山マッチの中から現在も営業中の店を回っております。

帝国劇場の入っている国際ビル地下にある おかもと の、マッチ。

おかもと ①
(採取年不明、ひと山マッチより)

「帝劇」の文字と、源氏香のロゴから、
勝手に料亭風和食レストランを想像して敬遠していたのですが、
ぐぐってみたらランチ営業もしているらしく、お値段もリズナブルなので行ってみました。

おかもと ②

おかもと ③

おかもと ④

国際ビルの地下は飲食店が沢山入っていて目移りしつつ、目指す『おかもと』へ。

ありました!マッチと同じ源氏香のロゴの看板!
おかもと ⑧

全然敷居が高い感じではなく、どちらかというと居酒屋風。
おかもと ⑦

ランチメニューも豊富でした。

私は、お蕎麦とミニかつ丼のセットを。
おかもと ⑥

おかもと ⑤

国際ビルも、味わいある昭和ビル。
食後はビル探検も、忘れずに。

国際ビル ②

国際ビル ⑤



 おかもと
    https://r.gnavi.co.jp/g371400/




二か月に一回くらいのスパンで、「渋い居酒屋で飲む会」 というのをやってます。
…まぁ、普通に古い居酒屋で飲んでるだけなんですが(笑)
前回は、私が以前、前を通りがかり気になっていたこちらのお店へ。

  山形の郷土料理の店 おばこ の、マッチ。

おばこ ①
(採取年月:2017年4月)

なんかこういうちゃんとした和風マッチ、久しぶりに貰ったなぁ…。

「おばこ」 とは、東北の方言で、「少女、娘」ということです。

おばこ ②
「実業の日本並び」と書いてありますが、実業の日本社は現在は青山にあるみたいで、
更にぐぐってみたら、2006年に銀座一丁目ビルを売却と出て来ました。
そういえばあの並びに空き地があったので、その辺りだったのかもしれません。

おばこ ③

この徳利とお猪口、渋いでしょ。
おばこ ⑤
何の歌詞でしょうね。
徳利に書いてあったかも知れませんが、
酔っぱらったし二か月も前のことなので忘れました←
(山形の民謡かも?)

おばこ ⑥
感動の、ホタルイカのから揚げ。
後日家で真似して作ってみましたが、
揚げているうちに内臓が爆発しまくって油跳ねが怖かったです。
たぶん二度と作らない。

入店する前は、「おばこ」→「秋田おばこ」の連想から、
てっきり秋田の郷土料理のお店だと思ってましたが、
実は、山形の郷土料理のお店でした。

折角なので、山形料理を。

米沢牛のなんとか(二か月前なので忘却)
おばこ ⑦

山形名物、玉こんにゃく!
おばこ ⑧

〆は山形の蕎麦で。
おばこ ⑨

おばこ ⑪

建物も渋いし、店内も渋いし、料理は美味しいし、ほぼ完全に私好みの店でした!
しかーし!
ひとつだけ問題が!
それは、品書きに値段が記載されていないこと。
そして、なかなかのお値段でした。
(ただし、値段相応のクオリティだったし、かなり飲み食いしたので正当なお値段だと思います)
また来たいお店ではあったので、ここは使い方を考えて再訪したいと思います。
一軒目である程度食べてから行くか、奢ってくれるスポンサーを連れていくか…だな←おい

でも安心して下さい。
ここ、ランチもあるみたいですよ。
次回は、ちょっとリッチなお昼ご飯に利用してみようと思っています。


ところで、ここに行ったのはかれこれ二か月前なので、
そろそろ次回「渋い居酒屋で飲む会」の会場を考えなくては。
次は何処にしようかなぁ…。




 おばこ
    東京都中央区銀座1‐4‐10






先月、マッチ仲間の@BlackCoffee1964さんと、飲もう!ということになり、
(…と言っても飲むのは私だけですが(;^ω^)
それならば、是非この店に行きたい!と、無理矢理同行していただきました。

  1976年創業の西新宿の老舗居酒屋 バガボンド の、マッチ。

ばがぼんど ①
(採取年月:2017年3月)

表裏、同じデザインです。
店内には前オーナーが心酔し収集したという平賀敬画伯の絵が沢山飾られていますが、
このマッチのイラストも何となく平賀敬っぽく見えますが、どうでしょう。

ばがぼんど ②

実は、しばらく前に何の気なしに古い雑誌をパラパラめくっていたら、
この店が紹介されていて、隅っこに小さくマッチの写真が…。
(2015年『OZmagazine』9月号です。喫茶特集もあったのでお持ちの方も多いのでは?)
で、そのうちマッチ仲間と飲む機会があったらここにしよう!と心に決めていたのです!
(BlackCoffeeさん、お付き合いいただき有難うございます)

そういえば、先週の『アド街』の「昭和の西新宿」特集でも、
ここと、直ぐ近くにある『ぼるが』が紹介されていました。
『ぼるが』も素敵なマッチが有り、古き佳き佇まいの大好きな居酒屋です。
※『ぼるが』のマッチ記事はこちら⇒
2011年6月『ぼるが』記事⇒ http://umematch.blog25.fc2.com/blog-entry-171.html
2015年8月『ぼるが』記事⇒
http://umematch.blog25.fc2.com/blog-entry-712.html

店内はピアノの生演奏なんかもあり、バーっぽい雰囲気もあるのに、
肉豆腐とか焼き鳥とかの居酒屋メニューが充実してるし、お値段もリズナブル。
ばがぼんど ③
BlackCoffeeさんがマッチの写真を撮影中w

相変わらず下手な写真ですいません…入り口横の外壁です。
ばがぼんど ⑥
一階がバー、二階が居酒屋という感じらしいです。
(我々は二階へ)
ちょっと同じ新宿の『どん底』に雰囲気が似ています。

『ぼるが』、『どん底』、そしてこの『バガボンド』と、
昭和な名店がずっと残ってくれますように…。

ばがぼんど ⑤

 バガボント
    http://vagabond-shinjuku.com/






新宿『末廣亭』近くに、1951年からある老舗居酒屋 どん底 の、マッチ。

どん底 ①
(採取年月:2016年10月)

左下に「YS」と書いてあるけど、この店を開いた矢野智氏のサインだろうか。
因みに『どん底』は、矢野氏が舞台芸術学院在学中、生活のために開いた居酒屋だそうです。

裏には、ロシア語で「На дне(どん底)」と書いてあります。
どん底 ②
「1951」は創業年ですね。

どん底 ③

さて、このお店のことは前からなんとなく知っていたけど、マッチのことを知ったのは二年前のこと。
このブログを見て下さっているという方から『どん底』マッチを頂いたのです。
それで、今もマッチがあるか確認がてら行ってみたいと思いながら、早や二年(ありがち)。

並べて見ました。右が頂いたマッチ。同デザインですが色が暗めで濃い。
どん底 ④

裏を見たら、色合いの他にも相違点が。
どん底 ⑤
右下の創業年が、現在の物は「1951」とだけ書いてありますが、
頂いたもの(採取年不明)には、「創業1951」とあります。
マッチを追加製作する時に見直したりしてるんだなぁ…なんとなく嬉しい。

側面の電話番号の局番の(  )が無くなってます。
どん底 ⑥

どん底 ⑦

マッチの背景が煉瓦模様ですが、建物の外壁の煉瓦をイメージしてるのかな。
(蔦だらけで見えなかったけど、たぶんそう)

どん底 ⑨
おばけ屋敷みたいでわくわくする外観。

この日は地下に通されたのですが、まさに『どん底』。
船底の隠れ家に潜っていくような高揚感…。

どん底 ⑧

客層は幅広く、老若男女入り乱れ直ぐに満席に。
昔から通っていた人たちや、最近行き始めた若い人…って感じかな、
リピーターが多そうです。

色んな人たちの「青春」が沈んでいそうな「船底」。
私もリビート間違いなし、と思われます。

どん底 ⑪


 どん底
    http://www.donzoko.co.jp/