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みぞれ交じりの寒さに、思わず飛び込んだ喫茶店。
(いつの話だよ)

  プ ペ の、マッチ。

プペ ①
(2018年採取)

おっ! オリジナルっぽいイラスト!

プペ ②

プペ ③

特に具体的根拠はないのですが、どことなくそんなに古い時代に作られたマッチという感じはしない。
局番も四桁だし。
何よりお店の空気があまり古さを感じなかったのです。
しかし、外からお店をみかけた時は、かなり古い喫茶店とお見受けしたのに?

店内も懐かしい昭和喫茶店の面持ち。
プペ ⑤
ちょっと検索してみたら、店は創業約50年で、
現在は二代目店長が店を切り盛りしているようです。
やっぱり若い方がやっている空気が何となくしたんだよなー。

カレーが有名らしく、「朝カレー」なるメニューもみっけ。
しかし、この日は既にカレー済だったので、ホットレモネードっぼいものを注文(昔過ぎて忘れた)。
プペ ④

この看板に惹かれて入りました。
プペ ⑥
『プペ』(人形)のイラストかな。


 プペ
    東京都千代田区神田錦町3-13-11




余談ですが、この後神保町方面にフラフラと。
ふと通りの向こうを見たら、『柏水堂』のビルが解体されておりました。
プペ ⑦

そして、またまた余談ですが、在りし日の『柏水堂』喫茶室の写真を置いておきますね。
柏水堂 ③

柏水堂 ②

柏水堂 ④

柏水堂 ⑤

もう会えない、愛しのプードル。
柏水堂 ⑥







1980年創業、駿河台下の 古瀬戸珈琲店 の、旧マッチ。

両面同デザイン
古瀬戸珈琲店・駿河台下 ①
(採取年不明、ひと山マッチより)

このマッチは、かなり昔のひと山マッチの中に有り、
以前UPした神田神保町の『カフェテラス古瀬戸』の記事に追補しようかと思ったのですが、
やはり、「駿河台下店」にも行ってみてから…と、見合わせていました。

そしてやっと、昨年十一月に駿河台下店を訪問。

駿河台下店は1980年創業、神保町店は1988年開店だそうです。
マッチの側面には神保町店も書いてあるので、1988年以降に作られたマッチですね。
古瀬戸珈琲店・駿河台下 ②
神保町店前の通りは、すずらん通りというのか…というか、
当時は『カフェテラス古瀬戸』ではなく、「すずらん通り店」だったのですね。

現在はマッチは置いてないので、ショップカードを頂いてきました。
古瀬戸珈琲店・駿河台下 ③
このカラスみたいな鳥のマーク、歴代古瀬戸マッチをご存知の方は「オッ」ってなったと思います。

そこで、旧マッチ並べて見ました。カラス、いますよね。
古瀬戸珈琲店・駿河台下 ⑤
一番下の細長いのが、2012年に自力採取したものです。
右上の『ホリイゲ古瀬戸』は、食事系飲食系のなかなか良いお店だったようですが、閉店。
その下の小サイズの『カフェテラス古瀬戸』のマッチは、2011年頃まで配られていたみたいです。
私が行った時は既に、一番下の横長タイプに変わった後でした。

反対側には、全て『古瀬戸珈琲店』の名前がありますが、多分、駿河台下店のことでしょう。
古瀬戸珈琲店・駿河台下 ④

さて、神保町の『カフェテラス古瀬戸』さんは店内の城戸真亜子さんの壁画で有名ですが、
こちらは一階の階段昇り口から二階の入り口までずっと壁画が描かれていて、
こちらも城戸真亜子さんぽいのですが、どうでしょう…(検索したけど不明)。
古瀬戸珈琲店・駿河台下 ⑫

古瀬戸珈琲店・駿河台下 ⑪

幻想的な壁画は、ちょっとシャガールを思わせる色合い…。
古瀬戸珈琲店・駿河台下 ⑩

古瀬戸珈琲店・駿河台下 ⑨

壁の棚には沢山のコーヒーカップが。
カウンターに座ると、好きなカップを選べるとか。
古瀬戸珈琲店・駿河台下 ⑦

でも、古瀬戸に来たらやはりこのオリジナルの不思議な生き物(鳥…だよね)が描かれたカップがいいね。
古瀬戸珈琲店・駿河台下 ⑧
神保町のお店もこういうカップでした。
多分、店主さんの故郷の瀬戸市で叔父様が焼く瀬戸焼かな。
(美夜之窯の加藤元男氏ではないかと思われます)

「学生街の喫茶店」と呼ぶにふさわしい喫茶店…と、お勧めしたい。


 古瀬戸珈琲店
    https://www4.hp-ez.com/hp/kosetocoffee-srgdist/page1

※神保町の『カフェテラス古瀬戸』の記事は、こちら⇒カフェテラス古瀬戸」の、マッチ記事






以前UPした、新御茶ノ水のカフェレストランサル・ド・ルポ』に行った時、
同じビルの一階に有る喫茶店がすごく気になりました。
が、その時は別の喫茶店に行くつもりだったので見送り、後日改めて行ってきました。

  当て字の店名が昭和ぽくてそそられる 茶居夢 (ちゃいむ) の、マッチ。

茶居夢 ①
(2017年9月採取)

なんと可愛らしいベルのイラスト!
チャイムが聞こえてきそうです。

茶居夢 ②
裏には懐かしい「出前用」の電話番号が。
下のシールで消している部分には「お客様用」と書いてありました(剥がしたんかい)。
「お客様用」を消したのに、「出前用」が残っているということは、今も出前はしているのですね。

頭薬は鮮やかなピンクでした。マッチの雰囲気によく合っています。
茶居夢 ③

コーヒー以外に頼む率が高いレモネード。こういうグラスで出て来ると嬉しい。
茶居夢 ④

結構サラリーマンっぽい人々で賑わっていましたが、ふっと無人になった瞬間に撮影してしまいました。
茶居夢 ⑤

道路に面した窓が大きく取られていることもあり、明るく居心地の良い喫茶店でした。
茶居夢 ⑥

マッチと同じイラストの看板というのは、嬉しさ倍増です。
茶居夢 ⑦


 茶居夢
   東京都千代田区神田駿河台3-3 五明館ビル 1F




お店というのは、ほんとに行ってみないとわからない。

ここの外観写真をSNSで見ていて勝手になんとなく店内を想像していたのだけど、
正直初訪問をした時は、
「あれ、ここ豆の小売りやさん?喫茶は出来ないのかな?」と、
思わず引き返しそうになりました。
店内には壁に沿って細長く長椅子があって、そこに小さいテーブルが三個くらいあるだけ。

  神田小川町の裏道にある ムラタヤ の、マッチ。

ムラタヤ ②
(採取年月:2017年5月)

しかし、ここには有料マッチがあると何人かのフォロワーさんから聞いていたので、
勇気を出して、向こうを向いて何かお仕事中のママさんに、
「やってますか?」とオズオズ聞いてみたら、
なんと明るく朗らかなママさん!どーそーどーぞと言われるままに着席。
色々とお話しを聞かせていただいたり、常連さんを紹介していただいたりw
写真を撮らせていただいたり、気づくとすっかりくつろいでおりました。

さて、マッチ。
可愛いですよねー、そして、とても個性的。
常連さんがデザインして下さったものだそうです。

ムラタヤ ①
マッチは一個10円で販売されています。(たぶんママさん手作り)
もういっそみんな有料にしちゃってでもマッチを残して欲しい。

ちなみに話が弾み過ぎて、危うくマッチを頂くミッションを忘れそうに!
因みにマッチ代は備え付けの竹の筒に入れるのですが、
溜まったらNHKに持っていく(募金)のだそうです。

コーヒーカップの写真を撮りたいな…と、写真を撮らせていただいていいか伺うと、
ママさんがこんな木札を持ってきて下さいました(慣れてらっしゃるw)。
ムラタヤ ⑦
そういえば、フォロワーさんがUPされていたのを思い出した。
(なるほど、こういう経緯で出て来たのかな)

これは飾っておかないのかと聞いたら、
「だって、値段を間違えちゃうでしょ」とママさん。
そこでやっと、「30円」 に気が付く阿呆な私。

昔むかしに使っていたものだというのは、裏を見てもわかりますね。
ムラタヤ ⑧

コーヒーに付けられた可愛らしい名前は、先代マスターが付けたものだとか。
ムラタヤ ⑥

次々と色々な物を見せていただくw
ムラタヤ ⑨
喫茶店の専門誌にかなりのページをさいて特集されていました。スゴイ。
マッチの写真も載っています。
雑誌の向こうの写真立には先代のお写真。

本日のブレンドに使用している豆(だったかな)。ひとつはグァテマラだったような←すぐ忘れる
ムラタヤ ⑪

こちらは焙煎前の豆。綺麗な緑色。
ムラタヤ ⑫

店内奥の焙煎機も見せてもらいました。
ムラタヤ ⑭

昔の機械は細部も美しい。「FUJI」という会社かな。
ムラタヤ ⑮

これ凄くないですか!?
ムラタヤ ⑯
焙煎した豆を冷ます時に混ぜる杓文字かな。
左は現在使用中の物で、右は以前使っていた物…ここまで擦り切れるんですね!

新しい道具が出来ても、昔から使っている道具が使いやすいんだろうなぁ…。
ムラタヤ ⑱

手作りの神棚もありました。
ムラタヤ ⑲

木彫りの珈琲の神様も。マッチを作ったのと同じ方が作って下さったそうです。
ムラタヤ ③

ムラタヤ ④
「'65」って彫ってある?
ちなみに創業は昭和28年だそうです。

さて、私がママさんとキャッキャキャッキャやってる間にも、
奥の席にとても素敵な紳士がいらっしゃったのですが、
この日はたまたま一眼レフを持って歩いていた私を写真好きと思ったらしく、
ママさんがその常連さんの紳士を紹介して下さいました。

店内に何点か風景写真が飾られてあったのですが、そのC氏が撮影されたもので、
時々展示替えをするから、また見にいらして、他の人にも宣伝してね!…と、
ママさんがアピールされている間もC氏は穏やかに微笑んでらして、
ああ、こんな紳士とお友達になりたい!などと邪念を抱いた私の心を見抜いたか、
大ママが、「こちらの奥様、とてもお綺麗なのよ~」と釘を刺されてしまいましたw

ここで大ママ、ママさん、C氏と大記念撮影大会!
ブログにその写真をUP出来ないのが残念ですw
(そうそう、大ママさんは最初お店にいたけど直ぐ奥に引っ込んでいたのですが、
撮影会が始まったらママさんが呼んできたのです)

その写真をフォトフレームに入れて後日お持ちしたら、大ママさんすごく感激してくれて、
またお店のこと、先代のこと、Cさんの事など、色々お話を聞かせていただきました。
帰りがけ、「またきっと来てね」と、きゅっと手を握られて、
(また親孝行しに来よう)と、思いました。
私の亡くなった母とひとつ違いの大ママさん、
母も生きていたらこんな小さな手になっていたのかな…と思いながら。

ムラタヤ ⑩
先代のお写真が、いつも店内を見守っています。
こちらが本当の「珈琲の神様」かな?

いやはや、
お店というのは本当に入って見ないとどんな出会いがあるかわからないですね。



 ムラタヤ
    東京都千代田区神田小川町1-7 神田小川町ハイツ 1F










今、『嵐にしやがれ』を観てたら、我らが「のりトースト」が紹介されていたので、
「神田エース、嵐にしやがれ出演記念」と題して、

  神田エース の、マッチ。

(いや実は順番的にほんとに『神田エース』をUPする予定だったんですがね)

(表裏両面同デザイン)
神田エース ①
(採取年月:2017年3月)

ここは勿論以前にも何度か行ったことがあるのだけど、
マッチが無いのも承知していました。

ところが三月某日、マッチ仲間のかなちゃんから、
最近『神田エース』で"国電時代の"マッチが配られているとの情報!
発掘マッチか?!
というわけで、早々に行ってきました。
かなちゃん、いつも貴重な情報ありがとう!

マジ、"国電"でした。
神田エース ②

いつも「国電マッチ」が出て来た時に言う定番のセリフがあるので、
一応ここでも言っておきましょう。

JRを「E電」と呼んでいた一時期があったのを、君達は知っているか!

さて、このマッチ。
どこか押入れの奥から発掘されたのかと思いきや、
どうも手作りの復刻版らしく、何やらシールで貼った手作り感が…。

前々回の記事がまさに貼り付け手作りマッチで、剥がしてしまいましたが、
マッチ探求心溢れるわたくしとしては、これも剥がさずにいられなかった…。
というわけで、当初は剥がした画像もご用意しましたが、
なんか、マスターご兄弟が作ったのだったらちょっと申し訳ないな…とためらい、
画像UPは取りやめました。
(ちなみに閉店した飲食店のマッチに貼り付けられていました)
気になる方は、自分で剥がしてみて下さいね。

マッチ業者が閉業してマッチを作らなくなる店が多い昨今、
手作りマッチを作って復刻してくれるなんて、有難いですねぇ。

さて、この日はお昼をがっつり食べてしまったので、コーヒーゼリーにしました。
神田エース ⑥

そして、なんか誰か来そうだなぁ…という予感的中で、ベッシーさんご来店(笑)
自分が食べられなかったもんだから、ベッシーさんに、のりトーストをオススメ。

神田エース ⑨
旗と一緒に撮影していたら、マスター(たぶんお兄様の方?)が看板もみんな手作りなんだよーと。
すごいクオリティですよね。
神田エース ⑧




以下は、2012年に伺った時に撮らせていただいた写真です。
豆を焙煎している所を、裏から回ってカウンターの中に入れて貰って撮影させていただいたり、
色々楽しいお話を伺わせて頂いたのを思い出します。

いったん外に出て細い路地からカウンターの中へ。
神田エース 露地

手作りの焙煎機。チェーンは高さを保つための工夫だそうです。
神田エース 手作りの焙煎機

焙煎した豆を覚ますには、柿渋の団扇が一番!とマスター。
神田エース 柿渋の団扇

神田エース カウンターの棚
カウンターの中からカウンターの棚と店内を撮影。
神田エース カウンターの中から①

神田エース カウンターの中から②

この看板も全部手作りだそうです。
神田エース 入り口

神田エース メニュー

駅から『神田エース』を目指して、遠くにこの看板が見えるとホッとしますよね。
神田エース 外看板
神田エースのラクダ

神田エース 店内

神田エース外観


 神田エース
    東京都千代田区内神田3丁目10-6