今年(2017年)の八月に封切り上映された 映画
『パターソン』 の、マッチ。
(2017年7月採取)
前売り券を買うとこのマッチが頂けるとのことで、
最近滅多に映画館で映画を観ることがなくなった私ですが、
久し振りに前売り券を買いました。
監督:ジム・ジャームッシュ、主演はアダム・ドライバー、その恋人役はゴルシフテ・ファラハニ
マッチ裏面に描かれた地図は、ニュージャージー州パターソン市を示しているのかな。
『パターソン』は、映画の舞台となった市の名前であり、主人公の名前でもあります。
映画は主人公の何気ない一週間の日常を淡々と映していくだけ。
ちょっとだけ、どきっとするところやハラハラする場面もありますが、
それも結局何ということも無く過ぎていく、誰にでも有るような日常の風景です。
この映画は観た人の日常や立場によって感じ方が色々なんだろうな。
で、私はというと、主人公二人と同居しているワンコが可愛かった!←そこ?
このワンコ、カンヌ映画祭の「パルムドック賞」を受賞したそうなのですが、
発表があった時は亡くなっていたとのこと…。残念です。
さて、何故映画のノベルティにマッチが配られたのかと映画を観るまで疑問だったのですが、
映画の冒頭で主人公のパターソンが朗読する自作の詩に、マッチが出て来るのです。
既に忘却の彼方なのですが、
「僕の家には常に沢山のマッチがある…」
みたいな書き出しで、思わず、(おっ、私の家もなんですけど…)と心の中で同意したのは覚えてる。
映画に出て来るマッチはアメリカのダイヤモンド社の『OHIO BLUE MATCH』。
文字がメガホン型に広がっているロゴで、パターソンの詩の中にもそのことが書かれています。
というわけで、
映画のノベルティマッチの元になった
OHIO BLUE MATCH と並べてみましょう。
上が『OHIO BLUE MATCH』、下が映画『パターソン』のマッチ。
『OHIO BLUE MATCH』の方は、古いひと山マッチにあったもので、
現在の『OHIO BLUE MATCH』は、ちょっとデザインが変わっているかもしれません。
このマッチは、映画に出て来たものにかなり近いデザインと思われます。
両面同じデザインです。
撮り忘れましたが側薬がドットぽくて可愛い(チラ見えしてます)。
そして、側薬は両側に貼られています。
ちなみに、このマッチは、SAW(STRIKE ANYWHERE MATCH)。
いわゆる日本でいう「ロウマッチ」で、側薬を使わなくても何処でも擦って火をつけられるマッチ。
よく外国映画で、靴の底とかで擦って火をつけてるアレです。
マッチ棒の青い頭薬のてっぺんが白くなってるのは、硫化燐てやつですかね。
なんか、白い部分の形や大きさがまちまちなのも愛らしいですね。
この白色の硫化燐が目玉状に塗布されている外見から、バードアイマッチという名前のロウマッチも販売されています。
映画『パターソン』公式サイト
http://paterson-movie.com/