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今年も残すところあとひと月とちょっと…という時点で振り返り…。
年頭に、「今年は、ひと山マッチの中からも、色んなマッチを紹介していけたらな…」と書いたのに、
やはり、そこそこにしか紹介しておりませんでした。
(この記事です→2016.1.7 「ひと山マッチを眺めながら」)
今更つじつま合わせ的でアレすが、
ひと山マッチからもボチボチ紹介していこうと思います。

というわけで、ひと山の中から「おっ?」と、目が留まったこのマッチ。

 本郷 南米珈琲店 の、マッチ。

南米珈琲店 ③
(採取年不明、ひと山マッチより)

なぜ「おっ?」と思ったかというと…たいした理由ではなく、
「好みのマッチ」であったということです。
珈琲っぽい色合いといい、素朴な文字とイラスト、全て好み。

南米珈琲店 ②

こんな素敵なマッチなら、もしや知られざる有名店(矛盾した表現ですね)では?
と思い、「おっ?」と目が留まったというのもあります。
どう考えてもマッチ屋さんの見本にあるデザインとは思えないんですけど…。

南米珈琲店 ①

ググってみましたが、残念ながら全くヒットせず。
「本郷追分」、「本郷東京ガス隣」 というキーワードから大体の場所は分かったものの、
追跡はそこでストップしてしまいました。
営業していた期間も短かったのかもしれませんね。
しかし、時々こういう全く手掛かりの無いマッチに、コメントを頂くことがあり、
お店の情報が少しずつ見えてくることがありますので、
このお店のことも、いつか誰かが思い出を寄せてくれるかも…と期待しています。
だって、どんなマッチにでも、きっと誰かの思い出が潜んでいるはずですから。


※ちなみに、『本郷 東京ガス』は現在の『東京ガスライフバル文京』と思われますので、
 『南米珈琲店』は、本郷通りに面した、向丘二丁目3-6近辺にあったのでしょうね。






実は、意外と王道マッチを持っていない私です。
ここのマッチもそのひとつでした。

  本郷の有名老舗喫茶店 ルオー の、マッチ。

ルオー ①
(採取年月:2016年4月)

ジョルジュ・ルオーといえば宗教画のイメージが強いのですが、
この絵はいったい…?
(ググったら、『道化師』という絵だそうです)

二階への階段を昇り切った壁に、
同じ絵が架かっていましたが、本物なのでしょうか。

ルオー ②

パレットの形の『ルオー』の文字。

看板と同じデザインですね。
ルオー ⑦


学生の時、サークルの全国大会が本郷東大であって、
本郷三丁目の宿に一週間くらい泊まり込んで、昼は東大にカンヅメ、
終わってからは、夜な夜な近くの喫茶店を回った。
(その時のマッチは「本郷」カテゴリをご参照ください)
たしか『ルオー』もその時行ったはずなのだけど、マッチは残っていませんでした。
たぶん、当時からデザインは変わってないと思うのですが…。


ここに来る時は、絶対カレーって決めてました。
(だから、なかなか来られなかったんだな)
ルオー ⑥


喫茶店に入ると、着席場所に悩みませんか?
 店内全体を見られる場所は何処か、
 店内の一番いいアングルを眺められる場所は何処か、
 落ち着く場所は何処か、
 写真を撮れそうな場所は何処か、
 出来れば周囲に他のお客さんが居ないのは何処か…などなど。
それらの判断を入店して瞬時に決めるのは、なかなか難しい。
でもあまり迷ってもいられないし。

喫茶店本やネットで、お店の予備知識があればそれを参考に、
あらかじめある程度の見当は付けておくけど、
結局店内に入るとわかんなくなってしまいます

この日は、とりあえず二階に上がると決めていたけど、それ以外は忘却。
着席した席の、椅子の背もたれを見て、「しまったー」 と思いました。
私が座った席の椅子の背もたれには、ビールのジョッキの型抜き。
ルオー ⑤
可愛らしい木の椅子に、模様が繰り抜かれているのですが、
コーヒーカップの形に抜かれているのもあって、その席に座りたかったの…。
※写真奥の席は、コーヒーカップの椅子ですね。

紙ナプキンも集めている方は、是非カレーを(笑)
ルオー ④

そうそう、頭薬の色が素敵でした。
ルオー ③
茜色っぽい茶色…なのに、この日は「カレー色」って思ってしまいました(泣)。


 ルオー
    東京都文京区本郷6-1-14











以前「アジの開き」状態のマッチをご紹介したことがあります。

本郷にある名曲喫茶の老舗  の、マッチ。

麦 ①
(採取年月:2015年1月)

ここは今もマッチがあるとの情報だったので、開きじゃない完全体のマッチが欲しいと思い、
そのうち再訪したいと思っていました。

開きにしてしまったマッチを採取したのは、かれこれ30年以上前のこと。
なんとその間、電話番号が4桁に変わった以外は寸分違わぬマッチ!
この30年の間に変わったあれやこれやを考えると、感動を覚えます。

麦 ②

麦 ③

ちなみに、以前ご紹介した30数年前の開きマッチはこちら。
麦
※色の違いは画像処理の違いです。


さて、実は以前入手した「ひと山マッチ」にこんなマッチがありました。

麦 ④
(採取年不明、ひと山マッチより)

字体、紙質、デザインは同じだけど、箱の大きさと色が違います。
茶色!

裏も同じ。
麦 ⑤

ただし、表に書かれていた「名曲 珈琲」の文字が側面へ移動。
麦 ⑥

実は以前、我が「日本マッチ学会(仮称)」会長であるtomcatさんのブログで、
全く同デザインの『麦』マッチ(ただし浦和に存在する)を拝見したことがあるのです。
あまりに同じなので、さすがに無断パクリとは思えず、
当時支店があったか暖簾分けか?と考察していたのですが(考察=コメントね(;^ω^))…。
これが出てきたことによって支店説が有力になってきた気もしますが、
オーナーさんに聞くのはすっかり忘れておりましたので謎のまま…。
すいません。

並べてみました。
麦 ⑦
これをやりたいがために完全体マッチを採取しに行ったわけよ。


ちなみに30年ぶりに界隈を歩いてみた。
30年前は東大本郷キャンパスで研修みたいのがあって、数日間本郷の宿に泊まりこんで、
夜になると近所の喫茶店を歩き回った。
その殆どが今は無くなったし私の記憶もかなり朦朧と忘却の彼方なのだが、
『麦』のある路地はうっすら記憶がよみがえってきた。
『麦』のマッチは変わらないけど、この界隈も自分もずいぶん変わっちゃったなあ…(溜息)。

麦 ⑩
麦 ⑧

DSC01809 (426x640)

麦 ⑪
コーヒーはなんと300円。



 
    東京都文京区本郷2-39-5






久々に本郷喫茶めぐりに行ってきました・・・が、マッチの収穫はこれだけ(想定内だもん・・・)。

ボンナ の、マッチ。

<表>
ボンナ 表
(採取年:2012年2月)

某雑誌で見たことがあった『ボンナ』のマッチは、
白い地の箱マッチに、女性の手が描かれていたのに、
その後、どなたかのブログで見た同店のマッチはリニューアルされたブックマッチ。

ところが最近、テラコリさんのブログでこの旧マッチをみかけ、
なんと、最近行ったときにいただいたとのこと!
もしかして、今なら旧マッチがゲット出来るかも!と思い、本郷目指したのです。

残念ながら、あったのはこの黄色いブックマッチ・・・

<裏>
ボンナ 裏

レジでマッチを所望すると、近くの籠に山盛りで、
奥様が、「いくつでもどうぞ」と、にっこり。
その笑顔に勇気をいただき、
「昔のマッチは、もうないんですか? こういう手の・・・」
と、自分の手で、マッチの柄の形を作ってまでみせたのに、
旧マッチはもうないとのことでした・・・

ボンナ 中
そして、意外にも黒軸マッチ。



さってと、気を取り直し、今回はめずらしく店内写真有りです。

ボンナ 店内

・・・といっても、ボケてますが。
(お店で写真撮るのって緊張して苦手です・・・)

ミートソースと、エビピラフを頼みました(一人で、じゃないよ)。
エビピラフには、スライスしたゆで卵と、溶けるチーズが一枚乗っかってます♪

ボンナ エビピラフとミートソース

ボンナ コーヒー

帰りは東大の構内を抜けて湯島へ。

ボンナの帰りの梅

梅一輪のあたたかさ。



 ボンナ
    東京都文京区本郷6-17-8




本日も新マッチを入手出来なかったので、”アジの開き”シリーズに戻ります。

しかも、また本郷。 
珈琲 ジュニア の、マッチ。

ジュニア例によって記憶にないんですが、
これを貼り付けてあるファイルには、
モーニングを食べたと書いてあります。

この店も、今はないみたい。

こんなんばっかりですが、
本郷シリーズも増えてきたので、
カテゴリ追加します。

(本気で本郷リベンジしないとねー)