最終日の終わりかけにちょっとだけドコモの内覧会に行ってきました。
途中まで雨が降っていたからなのか、それとも終わりかけだからなのか
そろそろ人の波が引きかけてきたころの様でラッキーでした。

ドコモの大阪の内覧会も昇格したようで、今回は前回に引き続きハービスホールが定着したようです。
ここは結構広くて快適です。
しかも地下二階にも拘らずLTEもばっちり入ります。
WiFiもポイントポイントに業務用のアクセスポイントが床に設置されておりました。
携帯基地局も室内に増設されているようです。
(と基地局は某メーカーさんの担当の話で、私は時間が無かったので目視確認は無し)
内覧会とは本来はこんな大規模に行うものではなく、一部の上流階級向けにひっそりと
行われるものですが、規模がドコモだけに巨大化してしまっています。
私的には余り内覧会というイメージには見えなくて、お得意様向け公開イベントと
言った感じに見えています。
今までになかった家電関係との連携のブースが有りました。

これはシャープの掃除機。

これはソニーのスピーカー。
Felicaが付いている端末ならアプリを落とせば何でも使えるとの事。
それってNFCじゃなくても大丈夫って事?
それとも担当さんが間違って言ったのかな?
真偽は分かりませんが、私は自分のGXを見せながら「GXでも大丈夫ですか?」と
聞いてみてその返事だったので、GXでなくともacroやacro HDでもいけるのかも知れません。
まあIC機能はBluetoothのペアリングにしか使っていないせいも有るのでしょう。
NECブース・・・NECよどこへ向かっているのだ。

ワンピース充電器、これを家に置く強者が5万人・・・。

奥のフィギュアは何を表しているのかと聞くと、「世界観です」気持ちのいい返事。
携帯とは全く関係ないことを胸を張って教えてくれました。
限定台数の5万台の事を聞くと、これでも社内を含む業界では少なすぎるのではないかという
声が大勢を占めているらしく、圧倒的に足りなかったらどうしようという意見が強いらしいです。
JOJOやエバとは裾野のパイが全く違うので数字が読めないので5万台に抑えているという風な
話でした。ちなみにNECの社内にも、ドコモにもワンピース好きは多数いらっしゃるようで、
何度も何度も定期的に会議等の熱い意見交換を繰り返して、ファンには溜まらないものを
仕上げたとの事です。
担当さんもワンピース好きなようで、私がパンピー過ぎて詰まらんぞみたいな反応を
されておりました。
多分・・・、NECはオタク者集団な気配がしてきました。
今後のNECに期待した瞬間です。
この手のコラボ物はほとんどがメーカーからドコモにお伺いを立てて作るものとの事。
たまにドコモ側からのアプローチも有るようですが、基本的にはメーカーがドコモに
お伺いを立てて許可が出たらメーカーが作るという流れのようです。
ワンピースはNECから持ち込んだそうですが、ドコモのワンピース好きも
「俺にもやらせろ」と熱い血をたぎらせて会議にやってきているのでしょう。
そんな雰囲気を感じました。
ちなみに終わりかけに行ったのに、NECのもう一つのキャラもののディズニーモバイルが長蛇の列。
これは・・・(;・∀・)
確かにこれほど異常な位ハイスペックなディズニーモバイルなんて初めての事なので、
この行列の長さは理解はできはしますけど、他はもう即触れるというか空いてる端末の
方が多くなっているのに、それでも時間内に捌ききれるか分からない程並んでいたのに驚きました。
これ出る数次第ですが、下手すると初期ロットを逃すと品薄で手に入りにくくなる可能性有りますね。

富士通のARROWS V F-04Eのアプリの画面。
空き容量が53GBの空き。
こういった素直なパーティションの切り方がやっと当たり前になってきたようです。
他の端末もささっと幾らかみましたが、全てこの単一の切り方がされていました。
この足並みのそろいようは、もしかしてドコモから御達しが出たのでしょうか?
AndroidのOSやベースバンド、カーネルの以外の空きスペースはこうして一つの
パーティションで切られているという当たり前であって欲しかった流れにようやくなったようです。
今まで非常にセンスが悪く、遅れていたこの部分もようやくiPhoneに追いつきました。
どなたかがコメント欄で「あのへんな切り方と残りをMicroSDとして認識させるのが
Google公式」と言ってらっしゃいましたが、それって本当なんでしょうか?
私は今回見たこの切り方が素直な普通のパーティションの切り方に見えて仕方が有りません。
Googleの公式ってそもそもないのでは?と思います。
そんなのはメーカーの勝手にする部分ですよね普通に考えると。
で、各メーカーさんの担当者さんと時間の限り話します。
シャープのお姉ちゃんはかわいかったですが、あまり技術的な話は無理っぽく、
とりあえずIGZOパネルに期待をしているとだけは伝えてきました。
IGZOを量産ベースに乗せているのって世界でまだシャープだけですよね?
非常に省電力なパネルということでスマートホンに最適なパネルと言えますね。
この強みを企業再生に生かして欲しいです。技術は有るんだし。
富士通ではグローバル市場への様子を聞いてみました。
社内的にはそういった声も有るようです。
NECやパナは体力的には難しそうなので、日本で外に出て行けるのは
今は富士通位しかなさそうですしね。
HTCやLG位と競り合えるぐらいまでいって欲しいなと希望を言ってきました。
ただ開発費がドコモからも出ているので話はそう簡単ではないという事。
やはり各社ともドコモの端末に力が入っているのはドコモの手厚いサポートが
色々有るからだという事が、他のメーカーの人達からも口々に聞かれました。
そのせいで日本の端末メーカーが情けないことになっているとも思うのですが、
しかしながら各メーカーはそれが無いとやっていけない。と口々に言っていました。
グローバルで数を稼ぐ体制になっていなくて、余計な機能をゴテ盛りすることに
力を注いでいるからそうなっているんだと思うのですけど、なかなかうまくいきませんなぁ・・・。
シャープのお姉ちゃんがかわいかったので、ってこれはもう書きましたね。
それはそうと最初の方にサムスンを回ったのですが、ここが一番熱かったです。
なかなか技術に詳しい人にあたりまして、かなり突っ込んだ話が出来ました。
特にCPU周り。
日本で何故GalaxyS3が二つ出たのかという辺りの話も聞けました。
サムスンはメーカー内でCPUを含むSoC、これを自社で作っているメーカーという事で
それが非常に有利に働いているとの事。スマートホンはPCのCPUとは動きがまた違うようで、
サムスンが裏で必死にスマートホンから得られるデータで最適化を進めている事だそうです。
それがGalaxyシリーズが高速に動作して、しかもバッテリーの持ちがいい秘密との事。
恐らくiPhoneも電池の持ちがいいのは意外とこの部分が関係しているようにも思います。
アップルのAシリーズのSoCも自社生産ですよね。
クアッドコアはデュアルの2つを単純に4つにしただけの話ではなく、各コアの協調等は
特有で、相当な練り込みが必要だとの事。それが完成するまで、品質にうるさい日本では
クアッドコアはおいそれとは出せなかったという話でした。
夏のLTEモデルは仕方なくQualcommのCortexA15のデュアルを選択せざるを得なかったが、
半年間の練り込みを行い、Exynos 4412をLTEモデルに持ってこれたとの事です。
この半年間の練り込みで各部に相当手を入れているとの事。
夏に世界向けに出したものよりも日本向けのものはかなり力を注いでいるという事で、
クアッドの4つのコアの絡みを相当最適化しており、バッテリーのライフを夏の
GALAXY S III SC-06Dの1.7倍持ちが良くなったとの事。
これは外製チップであるQチップをそのまま使っているSC-06Dでは無理で、自社内で
データを取ってチップまで含んで最適化したおかげという事でした。
LTEのチップもSC-03Eから第二世代のものになっているという事で、それもかなり
LTE利用時のバッテリーライフに貢献しているという事です。
Galaxy S3が欲しいなら多少高くても夏のS3ではなくて冬のS3αを買うべきです。
満足度が全く違うと思われます。CPU単体だけを取れば性能的にはほぼ同等です。
しかし半年間の練り込みの違いを実感できるようですよ。
担当さんには日本のメーカーをぶっ潰す勢いで頑張ってほしいと言ってきました。
チョンメーカーがどうとかいう人は居ますが、やはりいいものを作っている
メーカーは応援するべきだと思うのですよ私は。
馴れ合いが始まるとドコモと楽しい仲間達のようになってしまうのです。
競争相手がいいものを作れば間違いなくそれに対抗できる力を持っているのが
日本のメーカーだと私は思っています。ハードルは高い方がいい。
後は各社内の老害を如何に掃除するかという事と、余計な日本向け機能を
どこまで売り上げに響かないように整理できるかというとろでしょうか。
日本のユーザーも余計なほとんど使わない機能に目を奪われるよりも
本質的な日常の使い勝手に目を向けてくれるようになればいいのですが。
まともな国産機が増える為の王道はこれなんですよね。
担当さんの話を聞いていて、端末の売りを作りかたが日本の他のメーカーよりも
一歩も二歩も進んでいるなと感じました。日本のメーカーは昔ながらの
この機能がこうこうで・・・と、いやもうそんな時代は何年も前に終わったよ
という説明をしてくれることが多いです。
がしかし、サムスンは画面比率や端末サイズの持った感覚や見た目、また
物理的サイズに関してもとことんこだわっているなという事を感じました。
聞いてて説得力が有るんですよね。やっている事が表面的でないという。
サムスンはいち早くLTEの第二世代のチップを使い始めたのですが、
国内メーカーではまだ第一世代を使っている所も有るとの事。
書きたいけどこの辺書けません。
他メーカーの悪口を言っていると取られても困るので。
どっちかというと私が聞き出したようなものなんですよ。
誤解なきよう。
やはりLTEのバッテリーに関してはLTEのチップセットを早く第二世代に
移行しないと解決できない模様で、他のメーカーも早く第二世代に
移行しきって欲しいものです。
こうなると第三世代ではもっと電力消費が緩くなるのではと更に期待が高まります。
もっといろいろ話をしてきたのですが、とりあえず思い出せる辺りで差しさわりの
無い所で書いてみました。
結局ドコモの人と話す間もなく、時間切れで追い出されてしまいました。
最後にシャープのかわいいお姉ちゃんに入口まで見送って頂きました。(まだ言うw)
今回は忙しかったので行けない予定だったのですが、予定を組み替えて何とか
行く事が出来ました。行けてよかったと思います。
- 関連記事
-
- 2012/10/28(日) 20:58:28|
- 携帯
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3