2017年06月25日
日かつ漁協の総会と懇親会
日本全国の遠洋かつお・まぐろ漁船で組織する日本かつお・まぐろ漁業協同組合(日かつ漁協)の通常総会が東京・門前仲町で開催され、組合員と関係者が会場いっぱいに集まりました
この一年間、原油価格が1バレル40ドル台から50ドルほどで推移してくれたおかげで、漁船に供給される燃料油も一時に比べてかなり安価な水準で推移しました。 それでも中東情勢や戦争やテロ、そして米国のシェールガスオイルなどの動向を今後も注視していかなければなりません
まぐろ類の魚価は、特に赤身商材が供給減により価格が上昇してはいますが、ミナミマグロやクロマグロなどの天然脂物商材については価格が軟化。 販売促進のキャンペーンなどを通じて、さらに消費が拡大されるようにアピールしていく事などの事業計画が示されました
海外での漁場確保、島嶼国で導入がすすめられているVDS問題、混獲生物のサメや海鳥・ウミガメへの対処など。 いちばんは乗組員後継者の確保と育成なんだと思います。 新たなプロジェクトでの乗組員養成を業界挙げて取り組んでいく、そして漁船の更新を図りながら競争力のある日本漁船団を維持していく。 新年度に向けての意気込みを組合員みんなで確認しあった総会だったと思います
今回の総会では任期満了による役員改選が行われ、新しい役員と監事も選任されました。 日本の遠洋かつお・まぐろ漁業の中核的組織として、4年間の舵取りの程どうぞ宜しくお願い致します
通常総会も滞りなくすんで、その後は茅場町の証券会館7階ホールに移動しての懇親会でした。 このところ懇親会はこの場所で行っていますね。 立食形式の会場内には美味しそうな料理がズラリ
日かつ漁協の懇親会といえば、組合所属漁船が提供するマグロがお目当ての方も多いはず。 今年も、国のもうかる漁業事業で生産されたマグロの大皿がテーブルを彩っていて。 日光水産提供の脱血処理をほどこした「S-1」冷凍かつお。 宮古・清福丸さんの「極洗」ミナミマグロ、ジャワ沖のメバチマグロや南太平洋産のキハダマグロ、そして北大西洋アイルランド沖の極上のクロマグロまで
組合長の挨拶、そして副組合長の乾杯の発声で今視界がスタートするや、マグロの前には長蛇の列が出来上がって、皆さん美味しいお刺身をつまみながら、お酒やワイン、ビールなど、それぞれに楽しまれたんじゃないかなあと思います。 これからの1年間また頑張って、遠洋漁業界を盛り上げていきましょう
それから、懇親会で発表となった日かつ漁協のホームページのリニューアル。 まだdemoページでの公開みないですが、もうすでに更新されているので、皆さんもよかったらご覧になって下さい
日本かつお・まぐろ漁業協同組合のHPはこちら http://japantunanet.demopage.jp/
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
12:28