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Amadana Music / スピーカー内蔵レコードプレーヤー

少し前、縦置き木製かつスピーカー内臓型でかなり見た目の良いターンテーブルが、キックスターターで資金を募っていたのには惹かれましたが、今度は日本を代表するデザイン家電メーカー「Amadana」が、日本のクラウドファウンディングを利用して、横置きのスピーカー内臓型(脚に)木製ターンテーブルを作る資金を集めている模様。

アマダナといえば大手インテリアショップに置いてあるなど、資金的には十分余裕ががあるように見えますし、今回は大手音楽レーベルのユニバーサルとタッグを組んだ新企画「Amadana Music」の第一弾ということもあり、話題づくりの一環としてのこういった展開なのでしょうかね?

今の今までアマダナを購入したことはございませんが、こちらはかなり気になっております。ロゴがもう少し小さい(もしくは見えない)状態だったらとも考えましたが、カッコ悪くないしこれなら良いかと思います。本体自体の質感も安っぽくないですし。

アナログが復調の兆しというニュースをちらほら見かけますが、私の働く中部の玄関口名古屋駅周辺でレコードを持って歩いている人はここ一年見かけてませんので、自ら復調を体感することはまったくございませんでしたが、結構な資金が集まっております。すでに私が見ている地点でも、残り36日にして460%達成しておりますので大成功といっても良い結果ですね。

値段も16,200円コース(税込)でターンテーブルが一台手に入るという比較的リーズナブルな価格だと。さらに写真を見て分かるとおりUSBのアウトも標準でついておりますので、DJの皆様もお手軽にコレクションのデジタル化をしていただけそうであります。

Free SoulのレコードとTシャツが付いてくるコースもあり、当時大学生でFree Soulのレコード中心(もしくはのみ)でDJをやっていて大学終わったと同時にすっかりDJやらなくなるスタイルの、絵に描いたような90年代大学生だった方々も懐かしんで、深夜の通販の30枚組昭和歌謡大全集買う感覚で買っちゃえば良いんじゃないですかね。で、込み上がっていただければと。


Amadana Music / スピーカー内蔵レコードプレーヤー

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比較対象はやはりこれですよね。


Toro Y Moi / Samantha

少し前に出たアルバム「What For?」ではToro Y Moiのいつもと違った一面を見ることが出来ましたが、以前の作風が好きだった自分としましては、このままあっちの方向に突っ走って行くのかな?と少し遠くに行ってしまった感じもしていました。
ですが、今朝起きたら発表されていたこちらの20曲入りフリーアルバムでは、チルでロウでメローで、ソウルフルなのも有りという完全に私の好みど真ん中の遅トラック群に、旬のRome Fortune(既出曲)、Kool AD、Washed Out、Nosaj Thingなどのゲストアーティストが参加した、休みの日だというのにパキパキに目が覚めるほどの大変極上な内容となっており、やはりToro Y Moiは凄いなと思い知らされました。(VIA @asaakim

どの曲も本当に素晴らしく、現代はフリーダウンロード時代ということは重々分かってはおりますが、こんなのタダで良いのかよ...と思って1周目を聴いてる内に、ドラムレスの美しい18曲目がやってきてそこで完全に心を持って行かれてしまいました。とにかく、今年リリースのアルバム(有料、無料合わせて)の中で上位に入る好きさ加減であります

。ちなみに、12曲目のPuff Daddyのスーパーヒットでありますベンジャミン(好き)を使用した曲などあり、ヒップホップ世代の方々も楽しめる場所あったりもします。

ダウンロードできるフォルダにはmp3の他にwavのデータと、ブックレット代わりのPDFが入っておりまして、高音質を再生させながらブックレットに載る、日本の景色やサマンサと思わしき?女性に、婚前旅行の思い出?とか、結婚記念のアルバムかな?といった憶測をしながら聴いている次第であります。

是非聴いてみてください。


Toro Y Moi / Samantha

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Underneath the Pine




Dooboy /CRIME JAZZ Season.1

海外のDJが作った警察・スパイものサントラ風味のDJミックスは、以前ポストしたことがありますが、こちらは日本のDooboyさん(@herecomesdooboy)による、それと近いコンセプトの選曲の「CRIME JAZZ Season.1」で、フリーダウンロードで公開しております。

怪しくスリリング且つロウな激渋選曲で、夏終わりから秋にかけてもピッタリの内容。
2時間ドラマの犯人が白状する時にかかりそうなゴリゴリの哀愁系から、ヒップホップのサンプリングネタなどもあります。とにかく展開も上手く聴きどころがいくつもあって、ちょこっと繋ぎのところなんかでも擦ったり、ブレイクを2枚使いしたりとB的な部分も有ってとても良い感じ。

最初片耳でSoundcloudで聴いた時、「盤質の悪さがジャリジャリ感を出してて格好良いな」とか思ってましたが、ダウンロードする際にビットレートが128kbpsなのを見て、「もしやこっちのジャリジャリだったのか?」と自分の耳の当てにならなさを感じると共に、正気を取り戻した次第です。

せっかく格好良いので、出来ればあまり痩せていないもう少しガッツのある音質で聴いてみたいですし、トラックリストも欲しい所ですが(どちらもレア度を全く理解して聴いていないリスナーという視点から)、こういった音源を使ったミックスを公開する方々の気持ちや性質を理解すると仕方がないのかなとも思いますので、ありがたく感謝の気持を持って聴いていただければと。




Dooboy /CRIME JAZZ Season.1


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これのネタも。




Collections: Dam-Funk (Boiler Room) と 新アルバム「Invite The Light」

いつもワシャワシャと人に囲まれた場所で行われる事が多いボイラールームですが、こちらはDam-Funkの自宅(グッと来る典型的なDJ部屋ですね)からの放送。

まるで自身がお宅にお邪魔して前に座って、「これええ曲やろ?」(西っぽいイメージの口調)とデイム先輩が教えてくれているような、完全主観仕様。(英語分からないため基本話していることは分かっておりません)

時折、先輩のセクシーな彼女(と見立てたボイラールームスタッフ)が部屋に来て、なんだかドキドキする感じも楽しいです。この後、デイム先輩が野暮用で家を出て行ってしまい、それを良いことにセクシー彼女が...なんていう安い妄想しておますと、せっかくデイム先輩が1ターンテーブル&解説&一緒に歌ってかけてくれている涼しげなAOR、R&B、Discoが上の空になります。


Collections: Dam-Funk (Boiler Room)
※音源もダウンロードできるようです

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9月4日には待望のニューアルバムであります「Invite The Light」が発売されます。
というか、あれから6年経つんですね。2013にはスヌープとやった7 Days of Funkもありましたし、そんなに経った感じしませんでしたが、思ってた以上に随分時間が経過していることに驚きました。

オハイオ・プレーヤーズのジュニー・モリソン、Qティップ(ATCQ)、西海岸ディスコのパイオニアでありますレオン・シルバーズ親子、そしてスヌープドッグと、参加ゲストもらしさ全開で良い感じ。


Dam-Funk / Invite The Light

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アマゾンより:

話題沸騰のTuxedoに続き、Stones Throwからまたまた今年のダンスミュージック・シーンを揺るがす最高の一枚が登場!カリフォルニアが誇るモダンファンク・アンバサダー:DaM-FunKの待ちに待った6年ぶりのフルアルバムが遂にリリース!!
feat. Q-Tip(ATCQ), Snoop Dogg, FLEA(Red Hot Chili Peppers), Jody Watley(Shalamar), Leon Sylvers, Ariel Pink and more
90年代ウェッサイ黄金期にマスターPやMCエイト,アイス・キューブ等数多くの作品に携わってきたカリフォルニア・ファンク・レジェンド:DaM-FunK(デイム・ファンク)。2009年のデビューアルバム「TOEACHIZOWN」がヒップホップ/ファンクシーンを飛び越え様々なアーティストや音楽ファンから賞賛され大ヒットを記録、そしてスレイヴのスティーヴ・アーリントンとのコラボやスヌープとのユニット:7 DAYS OF FUNKのアルバムリリースなど話題作をリリースし、世界中の音楽ファンから常にその動向が注目されてきた。タキシードやファレル、マーク・ロンソン等のヒットで今や最高潮に盛り上がる現代ファンク・シーンに遂に真打ちファンクマスター渾身の一枚の登場です!

オハイオ・プレーヤーズのジュニー・モリソンによるファンク臭漂うイントロから、バウンシーでポップなメロディーが高揚を誘うミッドチューンTR-2、Qティップ(ATCQ)をフィーチャーした話題必死のスペイシー・ファンクTR-4、ブリブリなPファンクをかますTR-7、8、オールドスクール・ビートと煌びやかなシンセが織り成す見事なエレガント・ファンクTR-9、西海岸ディスコのパイオニア、レオン・シルバーズ親子が奇跡の共演を果たした最高のメロウ・ソウルTR-13、スヌープをフィーチャーし、7 DAYS OF FUNKの更なる進化形を示したディープGファンクTR-14等、超豪華ゲスト陣とともに最高のモダン・ファンク/ブギー・サウンドを聴かせてくれます!ファンクサウンドとポップスがクロスオーバーする今のシーンの核心を突く重要作!タキシードに続く今年のマスターピース・アルバムの登場です!


#ヒップホップ看板バータ (Instagram)

私は確か、@miztarnieさんのツイートで少し前に知ったんだと思いますが、全国のいろいろな人達が自分の町などで発見した、ヒップホップ看板を、「#ヒップホップ看板バータ」のハッシュタグを付けアップした画像の数々。(発案者は多分ヒップホップ最高会議千葉DEFさんとのこと:こちらも見て下さい。

こういったオッサンの冗談のようなセンスと、ヒップホップの相性は本当に抜群ですよね。やはりカタカナ、ひらがな表記のものが特にグッと来ます。また、載せたモノの中にあるラッパーのアダ名のとか出てくると思わず吹き出しそうになります。比較的簡単なものを載せる努力をしましたが、掲載してないモノの中には連想ゲームかと思うような遠い(強引)なものもありそれもまた面白いです。

これらを見ていて思い浮かんだのは洋服ブランドのBBPなんですが、こういう感覚で作っているアイテムもあるような気がします。いつも洒落が効いていて面白いですよね。

このシリーズ、今後もどんどん増えそうなので、続けて見て行きたいと思います。



#ヒップホップ看板バータ
(Instagram)
WEBSTAで見る]※コメントが横に出るから見易い

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こちらは、私が沖縄のコザ付近で見かけたヤツです。

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BBPのキャップ





夏のミックス祭り2015 延長線

8月もあと10日くらい経てば終わってしまう所まで来ましたが、今年のミックス祭り 前編・後編をポストした頃出たもの、気付いてなかったものなどの聴いてよかったものをまとめてみました。

以前からこちらのブログ内にて紹介させていただいた人達も多数で、そもそもDJの腕前は確かな方々ばかりなので、どれを聴いても間違いは無いものばかりです。

もし前編と後編をチェックされていない方おられましたら、こちらも合わせてどうぞ。

前編
後編


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今年の夏の中盤の自分的に大きな話題と言えば、ドレのコンプトン発売、D'angelo来日(行ってないです。)などもありましたが、甲子園を毎年熱心にチェックしない私ですら、たまたまつけたTVに映る超高校生級の早実の清宮君を見て、他との比較もままならぬうちに「こいつは怪物だ!」と適当に家族の者に話してしまうほどのインパクトがあったことでしょうか。

入場者数は計20万3000人を記録し、「また戻ってくるので、いらないです」と土を持って帰らず、「生まれ変わって、もう1回野球ができるなら、また上級生の皆さんと野球がしたいです」と発言するなどなど、高校1年生にしてすでに人間の器も遥かに自分を上回るスーパースターぶり&何喋っても名言になってしまうコピーライターぶりに、興奮しっぱなしとなっております。

あとは、昭和の野球人のような不良性が似合う面構えですので、全盛期の桑田が着ていたゴーストフェイスキラーみたいなシャツ(今だとMIGOSみたいなシャツか)なんか着て、タバコ吸いながらパチンコやっている姿をスクープされたりなんかしたら、ますます応援したくなります。





KABA / on the desert@K_A_B_A_

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前作は私もたくさん聴いてお世話になりましたが、今回もとても良かったです。音楽の仕事ではない音楽に詳しい人の選曲が面白くて好きなんですが、KABAさんのセレクトも自分とは選ぶ視点が違い新鮮ですしとても好きです。現行の新譜US RAPにR&Bを、前作同様ダンスミュージックのミックスを意識して作った内容とのこと。ネタもの ~ ディープ ~ テック ~ 歌モノといった展開で飽きずにひたすらダラダラと聴けます。一曲目のクリープ使いで今年はクリープ関連と縁があるなと。



DJ UCHIAGE / SUMMER OF LOVE@DJ_UCHIAGE

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祭り前編に登場したイシズカケイさんもいるレーベル、内PEEEの首領DJ UCHIAGEさんによる、キラキラしていかにも若者の夏といった大変爽やかで気持ちの良い曲ばかりのミックス。J-Pop、K-Pop、CeroやNoppalからウェーブレーサー、そしてズッコケそうになったジャネット・ケイのミポリンカバーまで、全く隙のない大変完成度が高い内容です。DJ友達から普通のOLまで色々な人達に対応すると思いますので、皆でドライブする際なんかに是非。



UDASOUL / Summer Holiday (‏@udasoul

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札束で汗を拭いていそうな都会の成功者をイメージしてミックスを聴かせていただいているウダソウルさんの(お会いしたことはありません)、90年代のみんな大好きな人気楽曲(主にR&Bとメローヒップホップ)を中心に、時には自分でいじったのを入れてみたり手の込んだ内容となっております。いつものフラットに繋がっていくミックス具合よりグイグイ来る感じがしますがそう聴こえるの僕だけですかね。途中Denosh - Tonightが入ってきた時、15年以上聴いてなかったもんですから、こんなんあったよなと鼻血出そうなくらいビックリして曲確認ました。10代の自分が聴いていたすっかり忘れていたのが来ると当時の夏を思い出しますね。ちなみにこれもまたオープニングがクリープ使い。



onionboy / SHIRAHAMA CHILL VACATION@dj_onionboy

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今年私が聴いた夏のミックスの中で唯一、テイラー・スウィフトの「私達は絶対に絶対にヨリを戻したりしない」が入っていたのはこちら。しかも最後の最後。(onionboyさんによるリミックスだがそれでもとりあえず良い)
和洋色々の終始ゆったりしたダンスミュージック調の曲が中心で、大変上手いですしソツがないですしキラッキラですし気持ちまで良いのですが、やはり決め手はテイラー・スウィフト。これ聴いて召集がかかることのないであろうテラスハウスでの生活を夢想していただければと。



Threepee Boys / 808 MIX 2015.8.08 @Sir_Y_O_K_O_@iDonsta@yohey_3pb

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今年もやるかなと思っていたらやっぱりやった8月08日恒例のTR-808ミックス。この一年も常に808のことを気にかけて生活してきたのかなと思うと、涙無くしては聴けません。DJは上手いので特に何もいうことはありませんが、この人達の曲選びの感じはいつでも面白いですし、決める所はきっちり決めてくるので好きです。ハドソン・モホークのPusha Tのラップ入ったやつみたいな、無条件にブチ上がるのもいくつか仕込まれておりとても良かったです。



BOZMORI / PILLOW JAM ~2015 SUMMER EDITION~@BOZMORI

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普段女性とそういった感じになることが少ないままに結婚してしまいましたので、スロージャムの必要ない人生だと思っておりましたが、たまにこうして聴いてみますと、結局黒人音楽なんで当然好きなテイストなわけですし、エロいことするため用という概念を捨て、オープンマインドで接してそのままひたすら繰り返して聴いてみましたが、段々曲覚えて楽しくなってくるもんだなと。良い曲がたくさん入ってます。もちろんチョメチョメ用としてもよろしいんじゃないですかね。



CASIO45 / Elotoric Relaxation (Mo'tetai) - Chapter Luv (@CASIO45)

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海外&国内のレゲエ、ダブ、ラバーズロックを中心にセレクトしたCasio45さんのミックス。ほっこりメローな曲の数々が、鬼のように気怠い夏の終わりのスタミナ切れおじさんの身体にちょうど良い感じであります。夏の終わりに向かって段々やる気のなくなっていく私のような人間にとって、このテンションでこのユルさが丁度良い感じですし、これ聴くために仕事もあと10日くらい休みたい感じです。



Pipomixes / Some Dr. from Compton

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この夏発売のアルバム「Compton」の衝撃は凄まじいものがありました。過去を知っている人も知らない人もサラっと駆け足でおさらいできるミックス。Dr. Dreプロデュース作品オンリーの選曲で、短かめに使用しながら時に重ねちゃったりしてます。2年前くらいに出たものですが、今まさにフィットしてる感じ。


映画 「EDEN / エデン」

2015年9月5日(土)から公開される、90年代パリのDJシーンを描いた映画「EDEN」。(VIA Hayabusa.bz

若い頃見たJuiceなど、DJが出てくる映画(他を思い出せませんが)は、DJを取り巻く環境は悪い奴に囲まれていたり、ドラッグに汚染されていたりするという設定が多々あると思うのですが、この映画の予告を見る限りでは、ドラッグ描写はあるものの特にそういった不良性を強調したような内容ではないように見受けられますが、DJ(音楽制作含む)を職業にした際の始まりからピーク、そして挫折していくまでの痛々しい道のりが描かれており、まだ夢のあった90年代に音楽に関わった仕事でご飯を食べたかった俺&皆様は、酒&涙無しでは直視出来ないであろう、痛々しい内容となっていそうです。(予想です)

こんなもの見て、あの自尊心の高かった時代がフラッシュバックする度に、恥ずかしくて「うあ~~~~~~」となんどもクッションに顔をつけて叫びたくなる人が続出しそうですね。母ちゃんが「DG」と間違えて言ってくるのを「DJ」だと訂正するあたりも、ここ日本となんだ変わらない光景として胸に突き刺さります。

ポストしておいてなんですが、本当に観たいような観たくないような、そんな気分になる映画であります。過去をちゃんと清算できているかの踏み絵のようなもんでしょうかね。

ちなみに、世界的なアーティストに上り詰めたダフト・パンク誕生のエピソードも盛りこんであるとのことです。



映画 「EDEN / エデン」

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「EDEN / エデン」 
監督:ミア・ハンセン=ラヴ 
出演:フェリックス・ド・ジヴリ、ポーリーヌ・エチエンヌ、ヴァンサン・マケーニュ
2014年/フランス/131分/DCP/シネスコ/ドルビー5.1ch 
配給:ミモザフィルムズ
© 2014 CG CINEMA - FRANCE 2 CINEMA - BLUE FILM PROD- YUNDAL FILMS
9月5日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー


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DJモノ名作。




自身の楽曲をより良くするための制作のヒント Onibabako / 【コラム】音

2015年8月4日にアップされて、少しずつ書き足して現在も書きかけ状態のまま、次の追記を楽しみに待っております、DJ、エンジニア、猫好きクリエーター集団「HABANEKO POSSE」(様々なアーティストが参加したコンピレーションアルバム発売中)のメンバーという肩書のOnibabakoさん(@Onibabako)による、今より楽曲の品質をマシにするため出来ることのコラム。

お金がなければプロにミックスダウンやマスタリング等をお願いすることもできないのは当たり前ですが、現在それを自力でやるしか無い、前途ある若者やくすぶり続けるDTMおじさんまでが参考にできるヒントが、少し触った事がある程度の素人にも大変分かり易い言葉で簡潔に書かれております。部品ごとや全体に渡ってこうしたらどうか?というアイデアや、アドバイス、そして最低限のソフトや機材を教えてくれる大変ありがたい内容となっております。

私の様な低品質のイヤホンで音楽を聴く人間が偉そうに言える立場でもございませんのでアレですが、パソコンのおかげで自分で出来ていると錯覚し、自身の曲がどのような音で鳴っているのかすらも分からぬままインターネットの大海に放流して、またそれを拾った品質を気にしないDJ達により、クラブにてシャッキシャキかつスッカスカの大音量でプレイされるといった悪夢のようなサイクルが、今日も日本のどこかで行われている風景なのかと思うとなんだか残念ですので、聴く側が選別出来る力を養わなければならないのもありますが、放流する側も少し気にして改善を図るなりしていただけましたら良いかなとも思います。

Onibabakoさんも、私のTLにいる他の有名エンジニアさん達もですが、皆さんほぼ独学で試行錯誤して今に至る人が多いですので、素人の皆様もこれを読んでトライアンドエラーを繰り返し、自身の理想の音に仕上げていただければと。


Onibabako / 【コラム】音

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Best Of Habaneko Posse 2




Stones Throw & Stussy present 「J.Rocc Japan Tour 2015」

毎年の恒例行事となりました、J.Roccの来日公演が週末よりスタートします。
今回は、少し前にSalsoulとWest Endの2大レーベルをミックスしたCDをリリースしておりますので、そんな感じの選曲になるのでしょうか?

というか、いつの間にか毎年来る定番外タレの一人になったな~とあらためて思い、2000年前後のターンテーブリストイベントの映像に頻繁に映り込む、ビデオ係(甲子園で言うところの伝令係やベンチ外の応援団、コーチャーみたいなものか)を率先してやっていた彼の姿を思い出し、懐かしい気持ちになりました。あの頃少し他と違う独特さ(ゴリゴリに技術に行かない感じと言えばよいのか)を感じましたが、上手くそこを伸ばして残ったなと。

本日これを書いている数時間後には、長かった夏休みは終わり通常の毎日に戻りますが、5日間頑張れば楽しいイベント(途中にはD'angeloの室内公演もありますし)がやってくるという事を励みに、皆様頑張っていただければと思います。

ちなみにD'angeloに行けない感じは、振られた中3の時の夏と同様の感じでして、この悔しい思いをした思い出もまた、悔しい自慢の時に話せるネタになりますので、夏って本当にどんなことが起こっても最高な思い出にしかならないので大好きです。


Stones Throw & Stussy present
J.Rocc Japan Tour 2015


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8/22(土) 東京公演 @Sound Museum Vision
http://www.vision-tokyo.com/event/j-rocc-japan-tour-2015

8/21(金) 名古屋公演 @JB’S
http://www.club-jbs.jp/

8/23(日) 大阪公演@Circus
http://circus-osaka.com/events


前回4月に壮絶な盛り上がりを見せたTUXEDO (Mayer Hawthorne + Jake One)など、実力派アーティストを次々と日本へ送り込み数多くのギグでフロアを沸騰させてきた、西海岸を代表する名門ヒップホップレーベル”STONES THROW”より、ダイナミックでファンキーなパフォーマンスで世界中に熱狂的なファンを持つワールド・ベストDJ、J.ROCCの待望の来日が決定!

今回登場するのは、「ファンキー・プレジデント」の異名を誇り世界中に熱狂的なファンを持つ、カリフォルニアが生んだレジェンドJ.ROCCだ。90年代にターンテーブリスト集団Beat Junkiesの立ち上げを皮切りに、ターンテーブリストとして数々の称号を得てきた。現在は絶大なるスキルと音楽への貪欲な探究心/ディガー精神の元、ヒップホップをバックグラウンドに持ったクロスオーバー・スタイルな選曲が組み合わされ、正にワン・アンド・オンリーなオリジナルDJスタイルを確立している。また、マッドリブやブラックスター (モスデフ/ヤシンベイ +タリブクウェリ)のライブDJとしても活動している。

今回、東京公演は盟友でもあるMUROとの共演も決定。30周年を迎えるStussyの全面サポートも含め、決して見逃せない一夜となることは間違いない!





こちら、数カ月前にリリースした Salsoul & West EndのミックスCD。もちろんダンスミュージックサイドのDJとはフィーリングが違う、Bボーイならではのグルーブで、色々入っていて面白い内容です。イベントを楽しむために聴いていったら楽しめるかと。


SALSOUL VS WEST END -NO STOPPIN- MIXED BY J.ROCC

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内容紹介:(アマゾンより)

ディスコ・ミックスの限界を超えた、究極のブラック・ミュージック・ミックス!!

Stones Throwの守護神にして、ファンキー・プレジデントの異名を誇るJ.Roccが、NYディスコの2大巨頭、SalsoulとWest Endを真っ黒なセンスでチョイス&ミックス!!

ここ最近、Flaunt Edwards名義にて数々のエディット・シングルをヒットさせ(あのMayer Hawthorne×Jake Oneのプロジェクト、Tuxedoのエディットも話題に!!)、古くはLarry LevanやRon Hardy、Walter Gibbonsらエディット・ワークの元祖からTheo Parrish、Danny Krivit、DJ Harveyらにも通じるエディット・センスで世界を驚愕させたJ.Rocc。エディット・リリースに続いて、今度はそのダンス・ミュージックへのピュアな愛情(まさにディスコ・ラヴ)をオフィシャル・DJミックスという形でファンに向けて発信!! 今回J.Roccが選んだのは、後のヒップホップやハウスへと発展するNYディスコにおける最高峰のレーベル、SalsoulとWest End!! 過去に、それぞれ独立したオフィシャル・ミックスは数あれど、この2つのレーベルを跨いだオフィシャル・ミックスはJ.Roccが史上初!! もちろん世界屈指のレコード・コレクターであるJ.Roccだけに、単なるディスコ・ミックスに終わるわけがな~い。両レーベルに眠るディスコ/ブーギー以外のお皿も指を真っ黒にしてがんがんディグ!! ファンクやサルサ、ラテン、さらにはスロウ・ジャムまで選り抜き、スムースに繋げたこの作品は、ディスコ・ミックスを超えた正真正銘の「ブラック・ミュージック・ミックス」!! ヤバい! 黒すぎる! こんなに素晴らしいミックスを聴かせてくれるなんて、もうJ.Rocc最高スギ。

●J.Roccによるエクスクルーシヴ・エディットも2曲収録!!
09. First Choice - Let No Man Put Asunder (Flaunt Edwards meets Ron Hardy Edit)]
12. Loose Joints - Is It All Over My Face (A Flaunt Edwards Mix)"


Dr. Dre / Compton

映画「Straight Outta Compton」のサウンドトラックにして、Dre自身の名義では最後のアルバムになると公言している「Compton」が遂に本日公開されました。

朝から古いiTunesをアンインストールし、Apple Musicに対応させるべく新バージョンをインストールしている一連の行動が、ドレの新譜聴くための動きなのかと思うと、随分と様変わりしたなと感慨深い気持ちになりました。また、Appleの関係者になってしまったということで、配信のみという予想だにしていなかったリリース形式で本当に驚きました。(CD出る予定も無いんでしょうかね?)

で内容ですが、公開前よりmoluvさんのブログで前情報をチェックしたりして、今回もなんだか凄そうだなぁなんて思ったりしておりましたが、蓋を開けてみれば完璧主義者という噂に違わぬ完成度でやっぱり凄かったです。一つ一つが磨かれまくった音は想像以上で、凄いのは分かっていたので驚きはしないだろうと思っていたのに、結局驚くという状態でした。何が凄いのかお盆中色々考えてみたいと思います。

ケンドリック・ラマーのアルバムで「ケンドリック・ラマー最高だな」とか言っておりましたが、ドレのトラックに乗るケンドリック・ラマーはまた特別レベルで(3曲目でまずは出てくるのですが、このトラックがカッコ良すぎてひっくり返りそうになった。)、今後もこの組み合わせを聴いてみたいところですがこれが最後なんでしょうかね。他人のアルバムのプロデュースなんかはどうなるのか気になるところです。盟友スヌープについても同じことが言えますが。

私達が見たことのないものを見せてくれるのは、カニエ・ウエストのアルバム「Yeezus」の時と同じですが、こちらはそれより更にヒップホップのど真ん中を行く、ひたすら正統派の誰も追いつけない領域の怪物作のような気がしており、何度も書きますが私としての現時点の感想としましては、ただただ凄いものを聴いたというのに尽きます。

一度アルバム通して音の良い大箱で聴いてみたいです。どこかで試聴大会やってほしいな。


[追記]
フィジカルでのリリースが決定した模様。アマゾンでは2015年8月21日に発売予定とのこと。(というかなんとなく予想しておりましたが。)
この一件に関してもそうですが、骨の髄までビジネスマンなんだなぁと。「はよ発表しろや!」という気持ちを通り越して、さすがはドレという気持ちにすらなっております。こういうのがあると、ラストアルバムなのかどうかも疑いたくなりますよね。


Dr. Dre / Compton (CD:アマゾン)

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14曲目の最後にプリモが。



01. "Intro"
02. "Talk About It" (feat. King Mez & Justus)
03. "Genocide" (feat. Kendrick Lamar, Marsha Ambrosius & Candice Pillay)
04. "It's All On Me" (feat. Justus & BJ the Chicago Kid)
05. "All In a Day's Work" (feat. Anderson Paak & Marsha Ambrosius)
06. "Darkside/Gone" (feat. King Mez, Marsha Ambrosius & Kendrick Lamar)
07. "Loose Cannons" (feat. Xzibit & COLD 187um)
08. "Issues" (feat. Ice Cube & Anderson Paak)
09. "Deep Water" (feat. Kendrick Lamar & Justus)
10. "One Shot One Kill" (feat. Jon Connor & Snoop Dogg)
11. "Just Another Day" (feat. The Game & Asia Bryant)
12. "For the Love of Money" (feat. Jill Scott & Jon Connor)
13. "Satisfiction" (feat. Snoop Dogg, Marsha Ambrosius & King Mez)
14. "Animals" (feat. Anderson Paak)
15. "Medicine Man" (feat. Eminem, Candice Pillay & Anderson Paak)
16. "Talking to My Diary"




前作のインスト盤CD。必聴。





Lil B x Chance The Rapper - Free (BASED FREESTYLE MIXTAPE)

お盆を前に、Lil BさんとChance The Rapperによる6曲入りのフリーEPが登場。

どの曲も夏っぽいひんやりした音色だったりメローだったりと、特に夏とは書いてありませんが、なんとなく夏っぽい内容となっております。私はソウルフルな1曲目、オーセンティックな夏感の3曲目、そしてChanceぽい4曲目が好きでした。6曲中3曲好きだなんてなかなかの打率であります。

そして、ジャケはオッサンにもたまらないアーケードゲームっぽい感じで、夏休み近所のジャスコのゲームセンターに行ってた時の事思い出しました。毎日入り浸っていた、テリー・ボガード風のアノ大人とか今何やってんのかな。

今のところフランク・オーシャンを期待して肩透かしをくらっておりますので、お盆中はDr. DREのラストアルバムと、ミックス祭りのものと、コレを聴いて過ごそうかと思っております。ミッションインポッシブルとジュラシックワールドも行けたら行きたいです。



Lil B x Chance The Rapper - Free (BASED FREESTYLE MIXTAPE)
(Soundcloud)
Datpiffでもダウンロードできます

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夏のミックス祭り2015 後編

前編へのたくさんのアクセスありがとうございました。そして、なんとかこちら後半もお盆に間に合い良かったです。

半年前から聴き続けているものから、公開されたばかりの新鮮なものまで色々とありますので、前編と合わせてお盆中、8月~9月までのBGMにしていただけましたらと。


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前編・後編それぞれ9曲ずつを選びましたが、9曲の理由は並べた時正方形になるからという単純な理由です。
今年は前年までほどは公開している量は少ない印象でしたが、上手なものはたくさん有りまして、条件が合わず(DLリンクなどが無いなど)見送ったものもまあまあありましたし、自分自身が疲れてテンションが低かったので、比較的テンションが高くないのを選択しているのが自分で見て分かります。

そのようなわけで、皆様暑いですので熱中症に気をつけて、また水難事故などにも充分注意して楽しく夏を過ごしていただけましたらと。


ちなみに昨年のはこちらから入ると前編、後編、延長戦の3つ全てページが見れます。






showgunn / DIG IN THE MY ROOM@showgunn

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サラリーマン生活を送りながら、ラップ、DJ、ラーメンインスタグラマーと幅広い活動を続ける、King Of Twitter:@showgunnさんのラテン系楽曲で構成されたミックス。およそ半年以上前公開されてからずっとiPhone入りしているミックスで、このクソ暑い天候にもパカーンと明るく気持ちよく聴ける内容です。夏が来たら絶対にポストしようと思っておりましたがようやく念願かなった感じです。たまに見かける自宅写真で分かる通りのCDのハードディガーっぷりですが、DJとしてそれらをまとめる能力にも長けていることが分かり、基本なんでもできるんだなと。凄く上手ですし凄く良いので是非。



M.U.D.O. / Summer, 2015@M_U_D_O

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こちら日本の音源縛りのミックスですが、レアなレコード、人気曲、懐かしの曲、などな要素をポイントに置いたりして構成していく人を多く見かける中で、毎回人と被らない自身の色が出た選曲で、並外れたセンスを見せつけてくれるM_U_D_Oさんの今年の夏のミックス。
毎回、特に一生懸命繋ぎをしてグルーヴをブイブイ出していくタイプのものではないですが、なんだか凄く良いものを聴いている気がしてくる、ありがたい空気感を作るのがとても長けているように思います。音楽好きおじさんからズボンの裾を折り曲げてもチェックになってない洒落た若者まで、やたらとミックスを心待ちにしている人達が多いのはそういった落ちないクオリティにあるかと思います。
私も今年の有給推奨日という名の有給搾取日(ブラック企業)をフルに使った長期のお盆休み中に、コレを浴びまくって都会的な男になって連休明けを迎えたいと思います。ちなみに昨年末の冬にポストしたミックスも大変よく聴きましたが、我が家の子供にとってラリホーのような効能があり、100発100中で寝てしまうため、寝ない日は車に乗せて必ずソレをかけて寝させていた大変便利なミックスでした。その節はありがとうございました。



Katalyst / Stones Throw Podcast 90: Quaker

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冬頃からずっと聴いている、ストーンズスローレーベルに所属するバンド、Quakersに参加するKatalystのポッドキャスト。出だしのドープな「The Human League - Being Boiled」から「Anthony King & John Matthews - Pots 'N' Pans」に入りそれをサンプリングした「Pusha T - Numbers on the Boards」に繋がった所で、既に大満足といった状況になりました。その後も「Little Boy Blues - Seed Of Love」や「Ohio Players - Funky Worm」をいじったもの、西海岸の新世代Jeremiah Jaeなど、最後の最後まで遅めでド渋いファンキーな曲しか入っていない最高の内容です。間違ってもよく分かっていない友人の前でかけようもんなら、あまりのヘビーさに車酔いする可能性もございますので、そういうのが好きな人もしくは一人でのリスニングがよろしいかと思います。Pusha Tの後の曲知りたい。



AL1_Again / Nice Summer 3@al1_again

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今年の上半期といえば、DEV LARGEさん急逝という大きいトピックがあったため、誰かはそれ関連を入れてくる(入れて欲しいという気持ちも)と思っておりましたが、こちらはブッダブランドの黒船から始まりそこでかなり満足しました。その後もDa Beatminerz作のバハマディアのや、ライアンヘムズワース作のTinasheのサマーマッドネス使いの、Cam'ronや今年のミックス聴いている中で度々出てくるEra、そして飛び道具の松田聖子マッシュアップなど、懐かしい夏感と最近の若者の夏感を見事に折衷した絶妙な仕上がりであります。時折音質の悪い音源が混ざるのもなんか良い感じですし、この全体を支配する空気感こそ若者文化を理解する(したい)オッサンの理想的な着地点で、自分がやるなら目指したいテイストのひとつです。昨年も良かったし今年も良かった。



アボかど & coKeLuV a.k.a HASEDAI / Natsumix2015 (@cplyosuke & @HASE0258

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ギャングスタ・ラップを濃厚に紹介する名物ブログ「にんじゃりGang Bang」を主催するギャングスタ・アボかどさんと、DJはせだいさんによるミックス。アボかどさんは毎年自身では選曲のみ行う梶原一騎、武論尊、佐木飛朗斗、小池一夫的なスタイルを取っており、決して自分では手を下さないフィクサー感がユニークであります。ブログに関しては量も沢山で内容も濃厚のため、中々追っていくだけでも大変ですが、こうして一年に一回集大成的に良い所をミックスしてくれるので、取り急ぎこれを聴いて美味しい部分だけをまずはつまんでみるのが良いかと。私は新旧あまりよく分から無いため、収録曲を見て知っている名前はあってもそれがいつのものでヒット具合はどれくらいでというのは分かりかねますが、レイドバックした大ネタのもの、ベースがグイグイ来るバウンス、最近ぽいふわふわシンセで高速ハットのもの、ダンクラ調でチィ~~~~ンの音が入っているものなど、ギャングスタ・ラップの様式を総ざらい出来ます。ジャケもギャングスタビッチ感皆無の箱入り娘風で、内容とのもの凄いギャップが興奮しますね。



DJ Stikmand / 100% RnB

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FM・ナンパクラブ大ヒット系大衆向けコンピのようなタイトルが聴くのをためらわせますが、90年代終わり頃、00年代前半頃の大ヒットR&Bを中心にソツなくピシっと普通にミックスした内容。繋がりで生まれていくグルーヴ感みたいなのはあまり感じませんが、とにかく久しぶりに聴くあれやこれやが楽しかったですし色々思い出します。
当然当時はR&B界でもバッドボーイ勢が猛威を振るっていたわけで、Maseもフィーチャリングで登場する曲も入っていますが、今聴いてもなんだよコレというチンタラしたラップに、頭の中では太めのキラキラ衣装と隣のパフ・ダディのおかしなダンスを脳内補完して、あれから10年以上も経っているにもかかわらずなんかイラッとしましたし、暑いのでそれも拍車をかけ余計ムカついてきた次第であります。て、去年の祭りでポストしたバッドボーイレーベルオンリーミックスの文章でも同じような事書いてるなと。そんな話は置いといて、私達世代は懐かしいヒット曲ばかりなので普通に楽しめると思います。



Redcompass / The "Queen Riddle" Mix@FOGPAK

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キラキラして華やかでポップでドリーミーな曲が満載。最近は色々と忙しく、エネルギッシュな曲が疲れてしまって聴けない私にも、シンセ音が涼し気なので、少々派手めでも案外スッと入ってくる内容でありました。なにより構成が上手く曲間の遷移が大変自然なのも特徴ですし、短めの時間でサクッと終わるのも良いのかもしれません。一番最後に入っている大好きな「Tofubeats - No.1 (Avec Avec Remix) ft. G.RINA」に向かって聴いております。



mori hiroaki / さまぁちるあうと [SUMMER CHILLOUT]

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松田聖子のカバーからKiller Bongまで、アコースティックな曲が多めでポップセンスの効いた分かりやすくて良い曲に、たまにはエッジが効いた曲も入る正統派夏ミックスでございまいす。カバー多用の場合に起こるビレバン臭を上手いこと回避し、一般の人から音楽を普通より聴いてきた人まで、あらゆる人達が単純に涼しげと感じるであろう仕上がりだと思います。作者は現在高知在住の方のようでして、都会の雰囲気とは違う独特のゆるさがある気がします。私は5回位聴きましたが、理解しやすい割に全く飽きること無く繰り返してずっと聴けると思いました。普通のOLの女の子などとデートする時は、くれぐれも無理せずこういった爽やか且つ取っ付き易いので行って下さい。



DJ ROOTWAX / Slow Summer Sport @DJ_ROOTWAX

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大阪のレコードショップ「ROOTDOWN」のフリーマンスリーミックスで知ってからというもの、常々気にしている存在であります、大ファンのDJ ROOTWAXさんの今年の夏のミックス。「EBOF」という以前出していたミックスも、今回の夏のミックスを大量に入れなければならなくなったためiPhoneから消した程、長期に渡りずっと聴いておりましたが、今回も以前の作品と変わらず内容は最高でした。
毎回トレードマークのようになっているメローなヒップホップ中心の選曲は健在で、一度目は知らない曲が多くスッと通り抜けていきましたが、2回、3回と回数を重ねますと、毎回のことですがどんどん良くなっていきます。トラックリストが無いし、Shazamに反応しない曲も多いため、日々モヤモヤした気持ちが募っております。本当にトラックリストが欲しい所です。


夏のミックス祭り2015 前編

今年ももうすぐ長期連休がやってまいりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
家庭の事情でバタバタしているため、前年までのようにゆっくり時間をかけて探して聴いていう事ができず、まずは1ヶ月前から聴いていたものが中心となりましたが、なんとか今年もお盆に間に合って良かったなと。

後編はこちら

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今年はサマージャム'95、ゆれる、Rollin' Rollin'などなど昨年までやたらと入っていた曲はだいぶ聴かなくなり(恐らく作っている人達が去年も一昨年作っていたからでしょうか。)、何がたくさん来るのかなぁーとSoxのSunday Candyなんかを想像していたのですが、結構目に付いたのがPhony Pplの曲だったりして、発売時取り立てて皆が大騒ぎした様子もありませんでしたが、夏のミックス向きかもなといろいろな人が同時に思っていたんだなと考えると面白いなと。

夏場の旅行、家でのBGMに是非どうぞ。全てダウンロードできます。

ちなみに昨年のはこちらから入ると前編、後編、延長戦の3つ全てページが見れます。






Boot Bear / SUMMER MAGIC@boot_bear

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今回一番たくさん聴いたひとつで大本命がこちら。夏のミックスあるある「オープニングは波の音」というお約束で始まり、現在のトレンド最前線のプロデューサーのものから、メローなアンダーグランドな歌もの、西海岸のラップ(ギャングスタも)という、インターネット以降の匂いのするメローな曲を中心に構成しており、どれもこれも良い曲ばかり。どこを切り取っても良いのですが、特に最後から2曲目に入っている北九州市のlee(asano+ryuhei)さんのneed u babyが入ってくるところが本当にかっこ良くビシッと締まって最高です。



イシズカケイ / さまーそるときっく2015 (@sdmmm

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前作、前々作では、これぞ夏ミックスといった感じの、ファブリーズを百回くらい噴いても消えなそうな青臭さの虜になりましたが、今回はまず前作のチャームポイントでありますあの猛烈に長いオープニングは無く、去年やったことはやってこない感がより期待を煽ります。楽しみにしている皆様にネタばらししてもいけませんのでザックリとしか書けませんが、昨年同様夏はこうあって欲しいという浮ついた選曲は健在です。
中でも昨年の夏よく聴いていた「NOPPAL - 何もない日」のイントロが初聴の際に来た時はかなりグッと来ました。後、ライムスターのフラッシュバック夏のところで少し、気の利いた事やっているのですが、ターンテーブルを止めた時のそこで止めるのかよ!(「その記ブシュ」てとこ)という、わたし的にもう少し前の夏で止めて長めのディレイにして欲しかった(勝手なこと言ってすいません)部分も、そのまま勢いで突き抜けたいなたい感じが夏を猛烈に感じさせてくれて逆に良かったです。他にも聴きどころ満載過ぎて書けませんのでまずはトラックリストを見ずに楽しんでいただければと。



tan-taka / Early summer mix@T826T8258

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40分に満たない短いミックスで、さほど繋ぎなどのテクニカルな部分もないのですが、一曲目「Givvn - Everyday」の猛烈な日本の夏感にいきなりKOされ、真ん中に来るフリーソウルブームで90年代に死ぬほど聴いたのに、最近全く聴いていなかった「Sister Sledge - Thinking Of You」で若い頃の夏を思い出しこれまた半泣きになりました。以上2点が私的にポイントとして聴いている部分ですが、他にもPunpeeThe Otogibanashi's、Toro Y Moi、King Krule、Frank Ocean、QUADRON、Chance The Rapper、The 1975(大麻樹脂の曲)など、若者世代の重要アーティストが盛り沢山。Thinking Of Youがこんなにポコポコパーカッションいってたのか...と、いかに自分が適当に聴いていたかという新たな発見もありました。



bawxxx / Summer Dream@Bawxxx

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80年代後半~90年代の中頃までに発売された女性歌手・アイドル曲を中心にしたbawxxxさんの夏ミックス。アイドル冬の時代の頃の楽曲が多く、つい近頃まであの頃の曲(自身が童貞だった頃のアイドル曲)は一切聴くことはないだろうとか思っておりましたが、良い曲やブラコン風味など選別したものをこうしてまとめていただくと、まさかまさかで再び良いなぁなんて思うことがあるんだなと。あの90年代初頭のトップアイドル高橋由美子が、案外黒人風味の曲出していたのかと。しかし、いつもbawxxxさんは最高だな。あとジャケもいつもギリギリ変態の方に入っちゃってるなと。



sugarkane / SUGVRKVNX GOODNIGHT MIXTAPE VOL.4@sugakey

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アンテナの高さ、選別する能力、そして行動力など、私どもが尊敬してやまない佐藤研氏が、数年前から実験的に行っている大変興味深い、BPMを合わすことなくグルーヴ感を出して聴かせるという制作方法(詳細はこちらへ)で作られたミックスのVol.4。
さすがは佐藤さん、私の知らない美しくひんやりした良い曲を沢山知っておられますし、「I Like It」のカバー曲や「Stwo & ELHAE -
Oceans」などのいかにも夏らしいのも入っておりますので、一日これをずっと繰り返し聴ける感じでございます。世の中にはこんなに良い曲がまだあるんだなと今回も驚きました。大人の夏のBGMにどうぞ。ちなみにVol.1~3も未聴ならば是非。



争うなら王冠燃やせ / TEST for Delevingne 4th@phorbidden

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トレンド最前線の歌ものから、夏を猛烈に感じる日米旧譜ヒップホップ、そしてこのミックスの中でも特徴的な日本人ディーバによるのR&Bバブルが起こった頃の楽曲、後半はキラキラしたインターネット以降を感じるダンスミュージックトラック、そして最後は...と言った感じでしょうか。
そういった結構広範囲のものをキチッと流れを作ってまとめ上げてあり、最後まで失速せず聴けます。これ聴いてボーっとしてましたら、あの日本語R&Bバブル真っ只中の頃、ミーシャのような事態(恐ろしい高騰)になり手に入れられなくなるかもしれないという、良くわからない恐怖心から試聴もできないのに煽られて買いまくって8割型売り払 って、後に餌箱にて100円でしか見かけなくなったあのレコード達、まだ餌箱で元気にしているのかな?と懐かしい気持ちになりましたよね。



DJありがとう / 君にもあげる@dj_arigatou

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過去何度もポストしたDJありがとうさんですが、今回の夏のミックスで1曲目を選曲する力が常人を上回っている事にようやく気づきました。良い曲を入れればそうなるのかなという単純な考えもございますが、そもそも私なんかは同じ曲を聴いていた筈なのに、こういった使い方をされようやく曲のポテンシャルに気づいた次第です。内容はいつもどおり普通に良いですし、前より音質も良くなっている気がします。これを聴きながら、このロマンチックな内容とあまりにギャップのある、テレビに悪態をつくツイート(もしくは田舎から都会に迷い込んだ時のツイート)でも見てビールでも飲んでいただけましたら。



DJ bATh StoP / Summer Dawn@bAThStoP

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遅いダンスミュージックのミックス。ゆるくメローな曲中心に明るく爽やかでキャッチーですが、いかがわしさは無い洒落た内容。意外なところでビギーのGoing Back To Caliをいじったものや、Ugly Ducklingのリトルサンバなども出てきて「おっ」となります。そもそも私の場合、夏のミックス以外でもレアさや難しさをあまり求めないタイプではありますので、The ChvrchesのMoon Boots Remixなんかが入ってますと、普通に嬉しいし楽しくなります。これを聴いて海の横の道を(出産で帰省した妻の実家が海の横にあるという理由ですが)頻繁に走りましたがとても気持ちよく聴けました。もし万が一私がテラスハウスに出ることがあるなら、庭に穴掘っている時(バイト中)とか、サーフィン(やってませんが)やっている時にこういったの流していただけたら嬉しいなと。



StupidKozo / Best Summer Ever Vol.3@Stupid_Kozo

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最近たまたま見かけたご本人の写真を見て、顔面は整っているわ、明るくて社交的だわ、トレンドには敏感だわ、DJもそれなりに上手だわと、勝ち目は彼より先に生まれたということだけでしたが、TLCのクリープがスッと入ってきた時、こういった部分も既にソツなくこなすのか!と全戦全敗の様相です。ここ数年のフューチャービート系やUSのアンダーグランドのトレンドを一番追っているひとりStupid Kozoさんが今のテイストを組み込んだ、ゆったりメロー有り、ダンサブルなの有りな内容です。過去2作もミックス祭り'13と'14に載っておりますので是非。1作目(好きだった)のいなたさがだんだん削られていって、トッキントッキンな現在の状態になる様もまた面白いです。

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