リアル4Kプロジェクター(XGIMI HORIZON pro)を購入

IMG20240326161928-crop.jpg 一室にちゃんとしたスクリーンを設置して、プロジェクター部屋にしてから、もっと良い画質で看たくなり、さんざん悩んだあげく、結局、リアル4Kプロジェクター(XGIMI HORIZON pro)を購入した。

定価は197,890円だが、期間限定クーポンで20%割引になっていた。

これもアンカリング効果かな。


格安(8,500円)のプロジェクター(Pericat PJ108)を買って、それほどの画質を求めなければ良い商品だと思った。
ついでスクリーンを変えると高級機なみの画面が得られるという情報に接して28,000円のスクリーンを購入。
せっかく高いスクリーンを買ったのだから、もうちょっと高級なプロジェクターを使いたいなぁ。

ということを最初のプロジェクター販社が目論んだとも思えないが、結果的にはスクリーンに見合うプロジェクターを買ってしまったわけだ。

格安プロジェクターでもそれなりの映像が見られるのだが、やはり画面は暗い。窓・ドアを閉じて灯りを消した状態でも、テレビで白いところがグレーである。またフォーカスも中央部で合わせると周辺部がボケる。これらの改善だけでも数万円はかかりそうだ。

4Kコンテンツとなると、Amazon prime videoにはUHDいろいろあるが特に4Kで見たいということもないし、どうしても見たい4Kディスクは1枚しか持ってない。それでもリアル4Kにすべきか、明るくシャープなら2Kでも満足できるという感想をネットで探した。
ところがひっかかってくるのは、4Kは必須といった感想ばかり。
そしてそれらの感想の多くが、XGIMI HORIZON proという製品が良いと書いている。

冒頭に書いたとおり、定価は197,890円、Amazonでも169,110円なので、やっぱり高いなぁ、これから先もっと安いのが出るのを待とうと思っていたのだが、いつもやることだが、Amazonの値段を見たあと、それより安いところがないか楽天市場もチェックしたら、XGIMI-store(メーカーと関係あるのかな)が、20%引きの期間限定クーポンを付けている。
ここまで価格が下がったら買ってしまおう(アンカリング効果)ということになったわけだ。

届いてすぐ、さっそく電源を入れてどんな画面なのか見てみた。
なるほど、くっきり、明るい。部屋の照明が点灯しているともちろん画面は薄くなるのだが、見えなくなるようなことはない。Pericatのプロジェクターだと設定メニューの文字が見づらかったが、XGIMIは点灯状態でも文字ははっきり読める。

ところが問題はセッティング。
ネットのレビューでは、自動台形補正があるから簡単なように書いてあるが、スクリーンが80インチしかないからかもしれないが、画面が150インチぐらいに映し出され、その状態で自動台形補正をしようとしても画面が把握できず補正できない。
しかたがないので手動補正するわけだがここで手こずった。
プロジェクターはスクリーン正面に設置するのが良いと思っていたのだけれど、どうやらこのプロジェクターは仰ぐ方向へは比較的大きく調整できるのだが、下向きの調整はずっと小さい。どうやら机に置いて使うことを想定しているようだ。

はじめPericatのプロジェクターを置いてあったあたりにセットしたら、上は大きくスクリーンをはみだし、下はスクリーンの1/4ぐらいを余してそれ以上下へ調整できなかった。
本棚に置いているわけだが、2段下へ移動した。
それで台形補正をかけてスクリーンに収まるようにしてみたが、やはりスクリーンの下1/8ぐらいは余す。上をスクリーンに合わせて納めると、当然だけれど、縦方向が短くなってしまう。台形補正では調整中、目安となる円が表示されていて、これが真円になるようにしなければならないのだが、あきらかに上下が縮まった楕円。前述のようにこの機器の台形補正は下への調整幅が小さく、この状態でもう下へ伸ばすことができない。

これ以上設置位置を下へ下げると鑑賞者の頭にあたってしまうので、唯一の方法はスクリーンを上へ移動すること。
もともと見上げるような鑑賞はどうかと思って、スクリーンはかなり下にセットしているので、上には動かす余地が大きい。そうやって随分苦労して台形補正をやり終えた。

ただこれはまだ仮設置。本棚の棚は奥行きがないので、そのままでは置けない。なので何かのためにとっておいた菓子の木箱の蓋を本棚の棚にネジ止めして、その上にプロジェクターを置いた。もちろん位置も少しは変わるから、台形補正はやり直しになるが、大きく外れていないからそれほど苦労しなかった。

優秀というか使いやすいのはフォーカスで、これはフォーカス調整ボタンを押すと、画面中央にパターンが表示されて、自動的にフォーカスが合うようになっている。何か視聴中でもできるので、なんかボケてると思ったらいつでもフォーカスを合わすことができる。

Pericatのプロジェクターはもちろん手動。フォーカスリングを回すわけだが、画面のどこに合わせるかで悩む。


セッティングの問題ではないのだけれど、投影面の外側に150インチ相当の領域がぼーっと光る。何も映っているわけではなく、ただうっすらと光っている。これは鑑賞の邪魔になると思うし、この光も投影に向けられたらもっと明るい画面を作れるのではないかと思う。

なんとかセッティングを終了して、まずは画面の確認。
このプロジェクターはAndroid TVのシステムを使っていて、はじめからYouTubeやAmazon prime videoなど、いろんなアプリがインストールされていて、Google playからアプリをダウンロードすることもできる。

画面確認のため最初に試したのはAmazon prime video。Amazonの機器認証をすませて、さっそく配信されている動画を見る。何を見ようか考えたが、アニメなら色味やあかるさ、鮮明さなどが良く分かるのではないかと考えて、「葬送のフリーレン」を見てみた。やはりすっきりと明るく、高コントラストの画面。テレビと遜色ない。なお、音声はBluetoothでオーディオアンプに接続した。

PericatのプロジェクターもBluetooth接続があるのだが、Pericatの場合はすべてのソースをユニバーサルプレイヤー経由にしているから、プレイヤー:HDMI-OUT(音声)→音声分離器→光S/PDIF:アンプの一系統で十分だった。
XGIMIはこれ自体がAndroid TVなので、プレイヤーを経由せずにAmazon prime videoを見ることもあるから、Bluetooth接続を有効にした。なお光S/PDIFでアンプにつなぐこともできる。(Bluetoothはアンプ側がaptXなのでハイレゾは厳しいかもしれない)


IMG20240326161943-crop.jpg ついで1枚しかないUHDディスク。これはユニバーサルプレイヤー(UBP-X700)で再生するから、プロジェクターへはHDMI入力となる。音声はプレイヤーからの光S/PDIF(ローコストSACD再生)で96kHz。

一応の動作確認ができたので、VLC for Androidをインストールして、NASに置いてあるコンテンツを見てみることにした。
驚いたのはアナニアシヴィリの「2017 白鳥の湖」で、解像度の低い(480p)コンテンツなのだが、画面の粗さを感じさせない良い画面だった。ならばと、彼女の他の動画も見たが、同じ解像度らしくてもあまり良くなかった。解像度だけではない、元の画質の問題かもしれない。


Pericatに比べて20倍近い高額のプロジェクターだが、買って良かったと思う。
惜しむらくはスクリーンが80インチであること。せめて90インチにすればよかった。

100インチスクリーンは今の視聴場所だと入りきらないようだ。


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