安物プロジェクター(Pericat PJ108)を購入

71m1PAtrdCL_AC_SX569_.jpg ついにプロジェクターを購入した。
といってもきわめて安い"Pericat PJ108"という機種。
Amazonで9,999円で出ていて、1,500円のクーポンが付いていたので結局8,499円ということになる。
この値段なら失敗しても大した痛手ではないと人柱になることを覚悟して購入。

大画面鑑賞のためのプロジェクターの購入は今までも思い出したように検討している。しかし、プロジェクターとスクリーンの設置を考えると決して簡単なことではない。やはり専用の部屋がないと難しいと思う。

それにそうやって苦労しても満足できる映像が得られるかは少々疑問である。
電器店などで見ても、やはりLEDパネルなどを使ったテレビのほうが綺麗だと思う。我が家のメインのテレビは55インチのOLEDで、とても綺麗だと思う。この画質をプロジェクターで出すのはかなりの高級品で、しっかりしたスクリーンをきちんとセットしない限り難しいだろう。

そう思ってプロジェクターの購入は見送っていたのだけれど、寝室の天井に投影するのであれば、少々暗くても、精細度が低くても我慢できるのではないかと思った。
ベッドサイドのタブレットの画面を寝ながら見るのは首・体を捻じるのでちょっとつらい。それに冬場だとそういう形だと首元に隙間ができて寒い。普通に寝て天井に画面が映ったらそういうことはないだろうということだ。

IMG20240216201058-crop.jpg "天井投影 プロジェクター"で検索するといろいろな製品がヒットしてくる。
購入したこのプロジェクターが眼をひいたのは、1080pで12,000lmという数字。もちろん12,000lmというのはちゃんとしたプロジェクターが数千lmということを考えれば、定義が違うのだろう、はなから信用はしていない。
これだけ安ければ使い物にならなくても良いかと人柱を覚悟して買った次第。

Pericatとというメーカーは全く知らなかった。ネットで調べてもほとんど情報が出てこない。それでもこの値段なら良いかと覚悟。


入力は、スクリーン(Miracastなどによるディスプレイ複製)、HDMI、アナログRCA端子と、USBメモリーを接続してメモリー内のファイルを再生することができる。

私の用途はベッドサイドのタブレット(HUAWEI MediaPad M3 lite 10 wp)の画面をプロジェクターで映すことだから、Miracastでの画面複製をまず試してみた。

Miracastでの画面キャストの設定や他の接続方法などについては、明日以降に書くことにして、今日はプロジェクション性能を中心に報告しよう。

画質だが、想像よりは良い。暗い寝室で、ややクリーム色がかった天井に映してるのだが、なかなかのものである。
気になったのは、使う前は考えもしなかったが、天井からはねかえる光。明るい画面だと部屋全体が明るくなってしまう。テレビでもそれから発される光で部屋が明るくなるけれど、このプロジェクターでは部屋全体が明るくなる。

つまり結構な光量があるということでもある。

なお昼間のリビングなどで照明を点けない場合でも、画面は薄くなるけれど見えなくなることはない。

IMG20240220060641-crop.jpg フォーカスと台形補正について書いておこう。
プロジェクターはベッドの宮のすぐ手前に置いてあるから、当然、画面はやや中心を外すことになるから台形補正の出番である。(フォーカスはその後になる)
本機の台形補正は上下方向のみで、補正角度は15°(おそらく+ー計で)。
水平方向の補正はない。枕元(寝っ転がって右手)にプロジェクターを置いているから、こちらも顔の真正面にはこないが、投射面自体は矩形になっているから歪むわけではない。少し横から見ているという感じ。

思うに高級機種だったら水平方向も台形補正して、視聴位置の真正面に持ってこれるのかもしれない。

台形補正は投射レンズの周囲のリングで行うようになっているが、フォーカスリングと並んでいる。寝ながら操作するとフォーカスリングと台形補正リングを一緒に回してしまう。
またプラスティックの安っぽいリングで頼りない。

台形補正していると気になるのかもしれないが、画面の上と下で微妙にフォーカスが違うようだ。


画面の大きさだが、プロジェクターのレンズ前面から天井までは190cm、投影画面は短辺が80cm、つまり64.2インチ相当である。

Amazonの商品ページには300インチとあるが、この比率だと8.9mぐらい離れた位置から投影しなければならないと思う。とても短距離投影とは言えないように思うけれどどうだろう。


IMG20240216201218-crop.jpg 音は小さい筐体から出るものだからチープ。タブレットの音と似たようなものだが、おそらく口径の差で低音はやや出ているかも。なお、外部スピーカー(オーディオミニプラグまたはBluetooth接続)も使えるので、そのうち試してみようと思う。

他に気になる点としては、冷却ファンの音。決して大きい音ではないのだけれど、ときどき停止・再開する。ずっと鳴りっぱなしならかえって気にならないのかもしれないが、ON/OFFされると気になるものだ。

IMG20240216201332-crop.jpg
照明を点灯したとき
いろいろ書いたけれど、画質・明るさなどは寝室での天井投影なら問題ないと思う。8,500円でこれなら十分だと思う。
買うか買わないか、それはライフスタイルの問題。寝る前に寝室で寝っ転がって、映画なんか見るか?
そして家人が戻ったら、きっとそんなことは許されないに違いない。

明日からは、使い方を中心に報告しよう。
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