退院へ向けて一時帰宅


大塚ひかり
「くそじじいとくそばばあの日本史」
今日、いよいよ家人が一時帰宅する。
2022/09/23日に入院してからだから、 足掛け3年、490日ぶりの帰宅となる。

この頃の家人は、食事はいつも完食しているようだし、差し入れた本もすぐに読んでしまうらしく、見舞いに行くたびに3冊ぐらい持っていくようになっている。
もういつ退院しても良いような気もするのだけれど、前の入退院(6ヵ月弱)では、3ヵ月の自宅療養の果て、また病院へ舞い戻ったから、そんなことを繰り返したくはないから、十分大丈夫となるのをもう少し待つことになる。
ただ前の退院時の状態よりは、現在の状態のほうが良いように思うし、薬の量も既にだいぶ少な目になっている。

今回の一時帰宅は、4月の退院に向けて、家の様子を病院スタッフが確認することを兼ねている。

退院支援委員会のときには、家に入るまでに段差はあるか、廊下、階段、トイレ、浴室に手すりはあるかなど聞かれている。我が家は廊下以外はすべて手すりが付いている。もともとバリアフリー仕様で作られている。

ついでに言うと、浴室は通常1坪(畳2枚分)であるけれど、我が家は家を建てるときに浴室はできるだけゆっくりしたいし、将来介護が必要になったときのことも考えて、畳2.5枚に拡げてもらっている。


私も3月末で退職と決めているから、4月からはいよいよ老夫婦の暮らしがはじまる。
以前、近所のお年寄り夫婦が、連れだって散歩されている姿をよく見かけたけれど、今度は私たちがそうみられるようになるのかもしれない。
とりあえず孤独死は避けられそうだ。
できればもう数年は、あちこち旅したり、食べ歩きをする元気な老後を楽しみたいものだ。

さて家へ来るのは午後1時過ぎになる予定。
それまでに大急ぎで、片付けと掃除をしなければ。


【追記】

13:20頃に家へ到着。本人が不安を持ち、スタッフも心配していた玄関の階段をゆっくりだがふらつくことなくクリア。2階への階段も同様。
家人が案内して家の様子をスタッフに見せる。飲み物(紅茶ラテ)も家人が指示して出した。また、清掃し残したところを家人は目ざとく見つける。
寒さがきついので、暖かい服を何着か選んで持っていくことに。
調子は上向いているけれど、また落ち込むこともあるかもしれないので、無理せず、少しずつできることを増やしていこうという話。
同様の一時帰宅は、今日の様子をドクターに報告して、その判断によるとのこと。
14:20頃、病院へ戻る。

病院へ戻ってからカウンセリングを受けたとのこと。カウンセラーも表情が明るくなったと言っているそうだ。
再入院から1年4ヵ月、ここまで待ったのだから、慌てずによくなることを待とう。


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