268th Anniversary

HaydnPlaying-745x600.jpg 今日はヨアンネスの268回目の誕生日。

例によって268にかこつけて、K.268を聴く、と書きたいところだが、K.268 (Anh.C14.04)のヴァイオリン協奏曲 第6番 変ホ長調は、偽作の疑いがあるとされている。

であるけれど、完全にクロというわけでもないようなので、家にあるCD(Mozart225という200枚からなる全集)に収録されているので、まずはこれを聴くことにした。

この記事を書くためにちょっとフライングして聴いてみた。モーツァルト作と思われた程度には美しい曲だと思うけれど、驚くような仕掛けはなくて旋律は甘い。モーツァルト作としてではなく、はじめから本当の作曲者名で世に出ていたら偏見なく聴いてもらえると思うけど。


そしてさすがにそれだけでは夢見が悪かろうと、私の年齢を減じて、K.198ではどうかと見ると、オッフェルトリウム「主の御保護のもとに」 ヘ長調がある。
そしてこの曲も、一時は偽作を疑われていたそうだが、自筆譜が見つかって、今では真作とされている。これもMozart225に収録されている。
ノットゥルノ ニ長調 K.286(269a)

第1楽章 アンダンテ ニ長調

第2楽章 アレグレット・グラツィオ-ソ ニ長調

第3楽章 メヌエット ニ長調


「年齢を減じて」とやると、毎年K.198になっちゃうから、268の数字を入れ替えてK.286にすると、「4つのオーケストラのためのノットゥルノ」である。こちらは疑いなく真作。
ごく小編成のアンサンブルを4グループつくって、第1群がリードして、あとの3つはそのエコーという特殊な曲。

ヴェニスの聖マルコ寺院は4つのアンサンブルあるいはコーラスを配するようになっていると聞いたが、それとは関係がないのだろうか。

手元にはセレナード全集を録音しているボスコフスキー/ウィーン・モーツァルト合奏団(ウィーンフィルのメンバーだったと思う)のもの(CDとLP)と、マリナー/アカデミー(LPだけ)の録音がある。

ということで、今日はほぼ偽作とされるK.268だけでは納得できないので、K.286をじっくり聴くことにしよう。

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