喪失感Ⅱ

昨日、家人が病院へ戻った。再入院である。

状態が悪く、自宅療養を続けるのはリスクが大きすぎる、それが医師、私の判断である。

14:50頃に、祝日だったが病院へ電話をして、当直医の指示を受けるのだが、たまたま当直医が家人の主治医であり、状況は良く把握しているので、来れるならすぐに来てくださいとのことだった。
入院は朝から覚悟していたので、それなりに入院に持っていく荷物はまとめていて、15:10には家を出発、15:45には病院に入った。
時節柄、まず新型コロナの抗原検査を行い、16:00には医師の診察を受けた。
結果はもちろん、入院である。電話で既に空きベッドも確認しているし、この状態での入院のはじめは、お決まりの保護室も用意されていたようだ。

家人はすぐに看護師に連れられて病棟へ、私は同意書(電話をしたときにすぐに用意されていたようだ)への署名など、事務手続きに案内された。同意書に署名しながら、ああ、さっき看護師が連れて行ったときに、もっとちゃんと別れに見合うことをしておけばよかったと後悔。

1月に入院したときは、早ければ1ヵ月でも出られると言われ(結果は5ヵ月、それも良くなってではない退院)、7年前の入院では無事に軽快して退院したという経験もあって、あまり喪失感はなかったのだが、今回は入院の経緯からして尋常でないので、喪失感が大きい。
7年前に入院したときは、はじめてのことで先行きがまったくわからず、ただただ喪失感に打ちのめされたが、今回の再入院は、それ以上にこたえている。

何より、家人は、病室で、どんな思いで過ごしているのだろう。

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