冷凍松茸で作る松茸ごはん

冷凍松茸を買った記事で、とりあえず焼松茸をやってみたが、くたくたの歯触りで良くなかった、次は松茸ごはんを作ってみようと書いた。
それを実行してみた。

といっても今まで大した料理はしてこなかった者としては、できるだけ簡単なレシピでやりたい。ネットで検索していると、多くのものは出汁を使っているし、具材に鶏だの揚げだのいろいろ入れてるのが多い。

面倒だなと思いながらもっと簡単なものはないか探していたら、だし不要、具は1つだけ! 松茸ご飯の作り方(Foodie)というページを発見した。
これなら私でもできそうだ、何より具材や調味料を揃える必要がない!

昔、女優の大竹しのぶさんのインタビュー番組をテレビで見ていたら(まだ明石家さんまと夫婦だった頃)、彼女は料理に凝ったことがあるのだが、レシピに書かれている材料をきっちりと揃えないと作らない、ズッキーニと書いてあったら絶対ズッキーニで、代わりにきゅうりやゴーヤを使うことはないと言っていた。それならそんなややこしい具材を使わないレシピでやれば良いのに、と思った。


見事になんにもいらない。具材は松茸のみ(好みですだちと書いてはあるが)。調味料も、薄口しょうゆ、酒、塩だけ。まさに私にとっての理想のレシピである。

このページでは、お米はしっかり研いでザルにあげて水気を切ってから鍋にいれ、それから分量の水を入れるように書いてあるが、面倒なので(ザルを使ったらザルを洗うのが面倒)、そういう注意はこの際無視して、いつもお米を炊くときと同様、鍋の中で米を洗い、洗った水を捨てて新しい水を入れた。

IMG20231003171127-crop.jpg レシピによると三合で作る場合には水の量は620mlとあるので、計量カップを使って620mlを入れたら、普通に米を炊くときの水の目盛りの三合のところになった。レシピどおりの水切りはしてないから、実際には620mlよりも多い水量になっていると思う。

そして45分ぐらい浸水させて、松茸を凍ったまま投入する。
このとき最大の問題は、冷凍松茸のスライスがかなり分厚いこと。厚さにはばらつきがあるが、厚いものだと5mmぐらいある。また、スライス辺どうしが凍り付いてなかなかはがれないものも多くある。
くっついているものはなんとか手ではがすのだけれど、このときスライスが微塵になったりする。そして厚いものを薄くしようとするが、カチカチのものをさらに薄くするなど到底無理である。結局、その分厚い松茸をそのまま放り込んだ。

ここへ調味料を加え炊飯開始である。
といってもガスコンロの炊飯機能。これには炊き込みご飯の設定はないようなので、これもかまわず普通にお米を炊くときと同じ設定にした。あとは火加減も蒸らしもコンロが勝手にやってくれる。

家人が作る松茸ごはんは、炊きあがってくると香りが立つのだが、この冷凍松茸ごはんではそういうことはない。焼松茸同様、ほのかに香る程度。

IMG20231003172750-crop.jpg さて出来上がりだが、前述のように水の量が多めになっていたからだろうか、ちょっとべちゃべちゃした仕上がり。
それでも食べれば松茸ごはんである。私としては一応及第点。焼松茸は落第だったが。

実は水の量を多めにしたのは、少し思うところがあってのことである。
いつもご飯は三合炊いて、6~7つに分けて、その日に食べる分以外はすべて冷凍にしているのだが、この冷凍したごはんをレンチンして食べるとき、どうも水気が少ないように思う。冷凍しても氷から水蒸気として出ていくものがあるからかもしれない。

それで翌日に冷凍しておいたものを戻して食べたところ、予想通りベチャベチャ感はなくなり、食感は改善されたように思う。
もっとももともと少ない香りがさらに少なくなったように思う。それでも、やはり松茸ごはんの雰囲気はあって、それなりに美味しくいただけた。

松茸の食べ方といえば、焼松茸、松茸ごはんの他、吸い物と土瓶蒸しが代表的なもの。吸い物と土瓶蒸しはまだやっていないけれど、市販の白だしも買ってあるから、試してみてもよいかなと思う。具は松茸のみでも良いかな。

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