語り得の世界　Lenovo Tab P12の使用感～1 意外に使えるジェスチャーナビゲーション

Lenovo Tab P12の使用感～1 意外に使えるジェスチャーナビゲーション

先日購入した大画面タブレット(Lenovo Tab P12)、それなりに使ってきたので、そろそろ使用感をコメントすることにする。

最初のコメントは、このタブレットのOS、Android13のことから。
まず驚いたのは、今までのAndroidなら出ていた [◁　○　≡]（ナビゲーションボタン）のボタンが見当たらないこと。
どうやって開いたアプリを閉じるんだ？　◁（戻る）がなかったら？

ホーム画面の左端に大きな＞マークがあって、これを右にスワイプしてみたらアプリ画面が閉じた。
それはわかったが、[◁　○　≡] が無いのはなんだか不安である。ずっとその操作に慣れてきていたから。

ノンカスタマイズ状態（ランチャーはsystem launcher）
[◁　○　≡]（ナビゲーションボタン）がない

昔のような [◁　○　≡] を表示する方法がないか調べたら、[設定＞一般設定] の中にシステムナビゲーションの選択があって、ここで切り替えることができる。
デフォルトは [ジェスチャーナビゲーション]、で選択したのが [仮想キーナビゲーション] これで [◁　○　≡] が表示され、慣れた操作になった。

ジェスジャーナビゲーションはAndroid11からあるようだが、11のときはデフォルトではなかったように思うのだけれどどうだろう。

[仮想キーナビゲーション] を選択
[◁　○　≡]が現れる

私のような年寄りは新しいことをおぼえるのが苦手である。なのでホーム画面（ランチャー）は今まで使ってきたNOVAランチャーにした。
というかスマホとタブレットの両方を使うから、できるだけ操作方法は同じにしておきたい。だからどちらでも、また機種変更しても新しい操作をおぼえる必要がないように、汎用のランチャー（NOVA）をずっと使っている。

これで一段落、ということしばらくこの状態で使っていた。
しかし、苦労して表示した [◁　○　≡] だが、これが随分小さくてタッチしにくい。そしてそれよりどうやらAndroid13(12以降？)の機能らしいが、タスクバーというものが画面の下段に張り付いている。このタスクバー、どうやってカスタマイズするのか、あるいは消せるのかがわからない。NOVAランチャーにはドック機能があるので、このドックとタスクバーが並んでいると、なんとも見た目が悪い。
NOVAのドックを無効にすれば見た目は改善されるが、タスクバーがカスタマイズできないと、自由にアプリを置くこともできず操作性はいたって悪い。

NOVAランチャーで仮想キーナビゲーションの場合
NOVAのドックと小さなタスクバーが並んで美しくない

NOVAランチャー、ジェスチャーナビ
結局、この形に落ち着いている。

結局、[仮想キーナビゲーション］をやめて、デフォルトの[ジェスチャーナビゲーション］を使ってみることにした。
こうするとあまり役に立たないタスクバーが消えて、NOVAのドックがきれいにおさまる。

この状態でも画面下端をロングタッチするとタスクバーか現われる。

さてジェスチャーナビゲーションにしてみると、これが意外にも使いやすい。画面端からスクイプするのはアプリに「どけ!」と言ってるようなものだから自然だし、[〇］も下端をロングタッチして上へはらうことでできる。[≡］はちょっと操作が難しい(画面下端をロングタッチし、続けて右端までスワイプ)、慣れればなんとかなりそうだ。

電子書籍ではページ送りのときに右開きなら右から左へ、左開きなら左から右へ、スワイプしているのだが、このジェスチャーが「戻る」に酷似するため、ページ送りのつもりで本を閉じてしまうことがたびたび。ページ送りは画面中央で軽く払う動作や端をタップしても良いので、そちらを使う習慣をつけなければ。

ジェスチャーナビゲーションは画面を広く使う工夫かと思う。それならタブレットよりもスマホの方がふさわしい。
そしてこの機能はAndroid11からあるようで、私のスマホはAndroid11だから設定メニューを探索してみたら、やっぱりあった。
ということで、スマホのほうもジェスチャーナビゲーションで使うように設定した。
時代の流れに合わせておくほうが結局はラクかなぁと。

関連記事