追跡用の印
少し前、『教場0』とうドラマの中で、「無断でコピーされた場合に証明するため地図に架空の地名を入れることがある」という話があった。これが犯人を落とす決定的な言葉になる。
ネットでもこれが話題になっていて、地図会社は、自社ではやってないとか、そういう話を聞いたことがあるとか、ちょっと表記を変えるというやりかたぐらいだとか、いろんな話があって面白い。
結局、実際のところどうかはわからないが、昔読んだ本に「正確な縮尺・位置で書くと、他のものと重なって読めなくなるなど不都合が起きることがあるので、そういう場合は少しずらす」という話があった。このあたりのノウハウは地図製作者の独特のものだろうけど、結果的にコピー防止効果もあったかもしれない。
そういえば観光地図では中心部の縮尺と周辺部の縮尺を変えているものをよく見かける。これも多くの情報、届けたい情報を限られた紙面に載せる工夫だろう。
今ではデジタルの地図が全盛で、こうした地図の場合はどの範囲を見るのか、位置も縮尺もユーザーが自由に選ぶことができる。紙の上に固定される地図のようなセンスで作る必要はないのかもしれない。そのかわり、デジタル地図が持っている情報をすべて表示するとおそらく画面全体が真っ黒(真っ白?)になってしまうに違いない。縮尺にあわせてどう情報を取捨選択し、どう表示するかが重要になる。同じGoogle Mapのデータを使っても、その見せ方はサービスによって異なる。ユーザーがどのサービスを使うかは好き好きだと思う。
地図の話になってしまったが、この記事を書く動機は地図のことではなくて、通常とは異なるものを混ぜるトラップをしかけるという話が面白いと思ったこと。
冒頭に紹介したドラマでは、大学教授がブログにわざと間違った説を掲載して、学生がそれを無批判に引用してきたら不合格にするという設定だった。
以前、名前の一文字が違う郵便物(DM)が届くことがあった。そして同じ間違いで別の会社からのDMが届く。これから推察するに、最初に住所・氏名を届けた会社から、別の会社へ情報が流れたということだ。意図的にしたことではないけれど、結果的に情報が流れたルートが推測された。
それがおもしろく(もないことだが)、わざと名前の文字を変えたり、住所表示を、たとえば「番地」を「番」とか「―」にしたものを登録して、それがどこまで流通するか調査したらどうかなどと考えたこともあった。
文字が普通と違うといえば、
ネットでもこれが話題になっていて、地図会社は、自社ではやってないとか、そういう話を聞いたことがあるとか、ちょっと表記を変えるというやりかたぐらいだとか、いろんな話があって面白い。
結局、実際のところどうかはわからないが、昔読んだ本に「正確な縮尺・位置で書くと、他のものと重なって読めなくなるなど不都合が起きることがあるので、そういう場合は少しずらす」という話があった。このあたりのノウハウは地図製作者の独特のものだろうけど、結果的にコピー防止効果もあったかもしれない。
そういえば観光地図では中心部の縮尺と周辺部の縮尺を変えているものをよく見かける。これも多くの情報、届けたい情報を限られた紙面に載せる工夫だろう。
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子供のころ、地図は必ずしも正確ではないというか、信用しきれないものだと思っていたことがある。
その一例が近鉄京都駅の表示。
近鉄の路線図や小縮尺の地図では、近鉄京都線はまっすぐ北へ伸びて京都が終点である。だから軌道の延長方向は北だと考えるだろう。しかし、実際は軌道の延長方向は東である。
理由は簡単、京都線最後の最後、一駅前の東寺から軌道はカーブして90度曲がって京都駅へ入る。しっかり起きて窓から景色を眺めていたりすれば錯覚しないだろうが、眠りこけて京都に着いたら間違うだろう。
今ではデジタルの地図が全盛で、こうした地図の場合はどの範囲を見るのか、位置も縮尺もユーザーが自由に選ぶことができる。紙の上に固定される地図のようなセンスで作る必要はないのかもしれない。そのかわり、デジタル地図が持っている情報をすべて表示するとおそらく画面全体が真っ黒(真っ白?)になってしまうに違いない。縮尺にあわせてどう情報を取捨選択し、どう表示するかが重要になる。同じGoogle Mapのデータを使っても、その見せ方はサービスによって異なる。ユーザーがどのサービスを使うかは好き好きだと思う。
地図の話になってしまったが、この記事を書く動機は地図のことではなくて、通常とは異なるものを混ぜるトラップをしかけるという話が面白いと思ったこと。
冒頭に紹介したドラマでは、大学教授がブログにわざと間違った説を掲載して、学生がそれを無批判に引用してきたら不合格にするという設定だった。
以前、名前の一文字が違う郵便物(DM)が届くことがあった。そして同じ間違いで別の会社からのDMが届く。これから推察するに、最初に住所・氏名を届けた会社から、別の会社へ情報が流れたということだ。意図的にしたことではないけれど、結果的に情報が流れたルートが推測された。
そのDMの会社(おそらく最初に登録した)の人に知り合いがいたので、こんなことがあったけど、情報漏洩してる? それともそういうシステム? と聞いたが、答えは返ってこなかった。
情報漏洩にはうるさい会社で、聞くところによるとサーバー室などに入るときはスマートフォンなどは持ち込まないルールになってたそうだ。(その会社で管理職をしている人だろう、通勤電車の中で人事評価の書類を見ていた。あかんやろ、こんなとこでそんなセンシティブな情報を開くなんて)
それがおもしろく(もないことだが)、わざと名前の文字を変えたり、住所表示を、たとえば「番地」を「番」とか「―」にしたものを登録して、それがどこまで流通するか調査したらどうかなどと考えたこともあった。
文字が普通と違うといえば、
- 某新聞社のロゴは、「新」の字の「木」の部分が「未」になっている。
- 某電鉄会社の看板では、「鉄」のつくりが「失」でなく「矢」になっている。(金を失うのは縁起が悪い)
- 某大学は卒業証書などでの表記は「京」でなく「亰」になっている。
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