「光る君へ」始動

20230528_180031_p_l_43640348.jpg 梅雨入り宣言が出たのでそちらを優先して記事にしたので遅くなったが、一昨日、NHKの「京いちにち」という京都局の情報番組を見ていたら、ゲストに吉高由里子さんが出ていた。なんでもその前日に来年の大河ドラマ「光る君へ」が京都でクランクインしたという。

番組では、吉高さんが、京都府知事、京都市長、そして文化庁長官に挨拶にいった様子も報じられていた。大河ドラマが東京以外でクランクインというのは珍しいそうで、その場所は平安神宮だったようだ。あの赤い門・回廊でのショットやインタビューの様子が放送されていた。

源氏物語の主たる舞台は京都市内であるから、知事・市長、そして京都移転なった文化庁長官に挨拶にいくのもあたりまえだろう。だが源氏物語は京都だけが舞台ではない。
宇治市は宇治十帖からだろう、源氏物語のまちを標榜しているし、源氏物語ミュージアム(宇治市立)もある。源氏物語1000年を記念したものだと思う。

京都以外でも、帖の名前にもなっている須磨・明石があるし、明石の上が陰から源氏を見るのは住吉大社、源氏は行っていないようだが玉鬘が見出されるのは奈良の長谷寺。

物語の外に広げると、紫式部が源氏を書いたという伝承がある石山寺は滋賀県だし、紫式部が父・越前守藤原為時につれられて越前へ行っている。

しかし、ネットで"源氏物語ゆかりの地"とかで検索すると、出てくるのは京都案内ばかりである。観光コースとして案内する目的なので、いきなり須磨へ行くわけにはゆかないということだけど、せっかく大河ドラマができるのだから、京都外のところもまとめて案内するようなページがあっても良いのではないかと思う。

おまえが作れと言われそうだが、またあらためて源氏を読み通す気力と時間がない。「源氏物語の歌枕」という論文があるらしいが、それでも参考にすれば効率よくできるかもしれないが。

そういうサイトを待たなくても、源氏と何かしら関連のある土地なら、それぞれ自覚していることと思う。それぞれ宣伝したらどうだろう。共通キーワードで"源氏物語 ゆかり"、twitterならハッシュタグをつけて。

そういえば「紫」は「ゆかり」とも読む。


ところで、吉高由里子さんだが、私は、朝ドラ「花子とアン」の才気ある姿が記憶に残る。(他に「蛇にピアス」というのもあるが。)
以前、山本淳子「私が源氏物語を書いたわけ」の記事では、紫式部は吉田羊さんなんかどうだろうと書いている。吉高由里子さんのコケットリーな面が出すぎるとさすがに合わないと思うが、花子の雰囲気だったら案外はまるかも。
どんな紫式部になるか楽しみだが、吉高さんがインタビューに答えて、脚本では、吉高さんが思っていた紫式部のイメージとは随分違っているそうだ。

ドラマが(時系列的に)どこからはじまるのかわからないが、越前時代をおもしろく入れてほしいと思っている。
紫式部の呼び名は「まひろ」だそうだ。もちろんドラマの設定である。

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