「世界史を大きく動かした植物」(その3)

81aCBR0WRgL.jpg 稲垣栄洋「世界史を大きく動かした植物」の3回目。

■トマト
トマトは野菜か果物か? 次の話はどこかで聞いたことだと思うが、英語と日本語の違いも説明されているので引用させてもらった。
 どちらでも良いような気もするが、十九世紀のアメリカではトマトが野菜か果物かで裁判沙汰になったことがある。
 その結果はどうだっただろう。植物学者たちは果物であると主張し、裁判は上告されて、連邦最高裁判所にまで持ち込まれたが、連邦最高裁判所では、「トマトはデザートではない」ということから、野菜であるという判決が出たという。つまり植物学的には果物だが、法律的には野菜だと判断されたのである。
 それにしても、どうしてトマトが野菜か果物かで裁判にまでなったのだろう。
 当時のアメリカでは野菜には関税が掛けられていたが、果物は無税であった。そのため税金を徴収する役人は野菜であると主張し、輸入業者は果物であると主張したのである。
 しかし、トマトが野菜か果物かは現在でも国によって異なる。日本ではどうだろう。
 じつは英語のフルーツという言葉と、日本語の果物とは意味が少し異なる。
 英語でフルーツという言葉は、植物の果実を意味する。トマトは植物の果実である。しかし、日本語の「果物」という言葉は、「木の物」という言葉に由来する。つまり、果物は木になる実なのである。
 トマトはリンゴやカキのように木になることはない。そのため、果物ではないのである。

これと似たような話で、牛の横隔膜(ハラミやサガリ)は、肉か内臓かが議論になったということを聞いた憶えがある。時はまだ日本で牛肉輸入に高関税がかかっていたころ、内臓であればそれを免れるという話だった。吉野家の牛丼は内臓扱いとなった横隔膜を使ったとか(本当かどうかは知らない)。
はじめに
 
第1章 コムギ
    ―一粒の種から文明が生まれた
あるとき、私たちの祖先は、人類の歴史でもっとも「偉大な」発見をした。
突然変異を起こした「ヒトツブコムギ」 との出合いにより、 私たちは狩猟生活を捨てて農耕を選択する。
木と草はどちらが進化形? /双子葉植物と単子葉植物の違い /イネ科植物の登場 /イネ科植物のさらなる工夫 /動物の生き残り戦略 /そして人類が生まれた /農業は重労働 /それは牧畜から始まった /穀物が炭水化物をもつ理由 /そして富が生まれた /後戻りできない道
 
第2章 イネ
    ―稲作文化が「日本」を作った
戦国時代の日本では、同じ島国のイギリスと比べて、すでに六倍もの人口を擁していた。 その人口を支えたのが、「田んぼ」というシステムと、「イネ」という作物である。
稲作以前の食べ物 /呉越の戦いが日本の稲作文化を作った!? /イネを受け入れなかった東日本 /農業の拡大 /イネを選んだ日本人 /コメは栄養価に優れている /稲作に適した日本列島 /田んぼを作る /田んぼの歴史 /どうしてコメが大切なのか /江戸時代の新田開発 /コメが貨幣になった理由 /なぜ日本は人口密度が高いのか
 
第3章 コショウ
    ―ヨーロッパが羨望した黒い黄金
ヨーロッパでは家畜の肉が貴重な食料であったが、肉は腐りやすいので保存できない。
/香辛料は、「いつでも美味しい肉を食べる」という贅沢な食生活を実現する魔法の薬だった。
金と同じ価値を持つ植物 /コショウを求めて /世界を二分した二つの国 /大国の凋落 /オランダの貿易支配 /熱帯に香辛料が多い理由 /日本の南蛮貿易
 
第4章 トウガラシ
    ―コロンブスの苦悩とアジアの熱狂
コロンブスは、アメリカ大陸で発見したトウガラシを「ペッパー(コショウ)」と呼ぶのである。
しかし、彼は本当にコショウの味を知らなかったのだろうか。 これには彼の苦悩が隠されている。
コロンブスの苦悩 /アメリカ大陸の発見 /アジアに広まったトウガラシ /植物の魅惑の成分 /トウガラシの魔力 /コショウに置き換わったトウガラシ /不思議な赤い実 /日本にやってきたトウガラシ /キムチとトウガラシ /アジアからヨーロッパへ
 
第5章 ジャガイモ
    ―大国アメリカを作った「悪魔の植物」
アイルランドでは突如としてジャガイモの疫病が大流行。
大飢饉によって食糧を失った人々は、故郷を捨てて新天地のアメリカを目指す。 移住したアイルランド人の子孫の中から成功者が輩出する。
マリー・アントワネットが愛した花 /見たこともない作物 /「悪魔の植物」 /ジャガイモを広めろ /ドイツを支えたジャガイモ /ジャーマンポテトの登場 /ルイー六世の策略 /バラと散った王妃 /肉食の始まり /大航海時代の必需品 /日本のジャガイモがやってきた /各地に残る在来のジャガイモ /アイルランドの悲劇 /故郷を捨てた人々とアメリカ /カレーライスの誕生 /日本海軍の悩み
 
第6章 トマト
    ―世界の食を変えた赤すぎる果実
世界で四番目に多く栽培されている作物がトマトである。
アメリカ大陸由来の果実が、 ヨーロッパを経てアジアに紹介されてわずか数百年の間に、トマトは世界中の食文化を変えていった。
ジャガイモとトマトの運命 /有毒植物として扱われたトマト /赤すぎたトマト /ナポリタンの誕生 /里帰りしたトマト /世界で生産されるトマト /トマトは野菜か、果物か
 
第7章 ワタ
    ―「羊が生えた植物」と産業革命
十八世紀後半のイギリスで、安価な綿織物を求める社会に革新的な出来事が起こる。
蒸気機関の出現により、作業が機械化され、大量生産が可能になった。
これが「産業革命」である。
人類最初の衣服 /草原地帯と動物の毛皮 /「羊が生えた植物」 /産業革命をもたらしたワタ /奴隷制度の始まり /奴隷解放宣言の真実 /そして湖が消えた /ワタがもたらした日本の自動車産業 /地場産業を作ったワタ
 
第8章 チャ
    ―アヘン戦争とカフェインの魔力
神秘の飲み物=紅茶を人々が愛すれば愛するほど、チャを清国から購入しなければならない。
大量の銀が流出していくなか、イギリスはアヘンを清国に売りつけることを画策する。
不老不死の薬 /独特の進化を遂げた抹茶 /ご婦人たちのセレモニー /産業革命を支えたチャ /独立戦争はチャが引き金となった /そして、アヘン戦争が起こった /日本にも変化がもたらされる /インドの紅茶の誕生 /カフェインの魔力
 
第9章 サトウキビ
    ―人類を惑わした甘美なる味
手間のかかる栽培のために必要な労力として、ヨーロッパ諸国は植民地の人々に目をつける。
そして、アフリカから新大陸に向かう船にサトウキビ栽培のための奴隷を積むのである。
人間は甘いものが好き /砂糖を生産する植物 /奴隷を必要とした農業 /砂糖のない幸せ /サトウキビに侵略された島 /アメリカ大陸と暗黒の歴史 /それは一杯の紅茶から始まった /そして多民族共生のハワイが生まれた
 
第10章 ダイズ
    ─戦国時代の軍事食から新大陸へ
中国原産のダイズから生まれた味噌は、徳川家康と三河の赤味噌、武田信玄と信州味噌、伊達政宗と仙台味噌など、戦国時代に栄養豊富な保存食として飛躍的に発展を遂げていく。
ダイズは「醤油の豆」 /中国四千年の文明を支えた植物 /雑草から作られた作物 /「畑の肉」と呼ばれる理由 /コメとダイズは名コンビ /戦争が作り上げた食品 /家康が愛した赤味噌 /武田信玄が育てた信州味噌 /伊達政宗と仙台味噌 /ペリーが持ち帰ったダイズ /「裏庭の作物」
 
第11章 タマネギ
    ―巨大ピラミッドを支えた薬効
古代エジプトで重要な作物であったタマネギの原産地は、中央アジアである。
乾燥地帯に起源をもつタマネギは、害虫や病原菌から身を守るために、さまざまな物質を身につけた。
古代エジプトのタマネギ /エジプトに運ばれる /球根の正体 /日本にやってきたタマネギ
 
第12章 チューリップ
    ―世界初のバブル経済と球
オランダは東インド会社を設立し、海洋交易で資産を蓄えており、オランダ黄金時代の幕開けの時期だった。
そして、人々は余っていた金で球根を競って買い求めたのである。
勘違いで名付けられた /春を彩る花 /バブルの始まり /そして、それは壊れた
 
第13章 トウモロコシ
    ―世界を席巻する驚異の農作物
トウモロコシは単なる食糧ではない。
工業用アルコールやダンボールなどの資材、石油に代替されるバイオエタノールをはじめ、現代はトウモロコシなしには成立しない。
「宇宙からやってきた植物」 /マヤの伝説の作物 /ヨーロッパでは広まらず /「もろこし」と「とうきび」 /信長が愛した花 /最も多く作られている農作物 /広がり続ける用途 /トウモロコシが作る世界
 
第14章 サクラ
    ─ヤマザクラと日本人の精神
ソメイヨシノが誕生したのは江戸時代中期である。
日本人は、けっして散る桜に魅入られてきたわけではなく、咲き誇るヤマザクラの美しさ、生命の息吹の美しさを愛してきた。
日本人が愛する花 /ウメが愛された時代 /武士の美学 /豊臣秀吉の花見 /サクラが作った江戸の町 /八代将軍吉宗のサクラ /ソメイヨシノの誕生 /散り際の美しいソメイヨシノ /桜吹雪の真実
 
おわりに



■ワタ
米国南部の大平原はワタの栽培で有名。
ただその豊かな風景は過酷な労働とセットになっている。
奴隷解放宣言の真実
 ワタの輸出によって、ワタの産地であったアメリカの南部は急に経済的に発展を遂げていった。一方、工業が主産業であったアメリカ北部の人々は、イギリスから輸入される工業製品に高い関税を掛ける保護貿易を行いたかった。しかし、イギリスにワタを輸出している南部の人々は、保護貿易は困る。自由貿易を推進していく必要があった。こうして北部と南部は利害を対立させていく。そして、ついには南北戦争が起こるのである。
 アメリカで南北戦争が発すると、アメリカからのワタの輸出量が急激に減少した。北軍はアメリカ南部の経済的拠り所を押さえようと港からの輸出を封鎖した。しかし意外にも南軍もまたワタの輸出を制限するようになる。ワタが輸出されなければ、困る。そうして、イギリスに援助してもらおうと画策したのである。
 そこでこれを阻止したかったリンカーン大統領は、「奴隷解放宣言」を出す。こうして戦争の目的が奴隷解放であることを内外にアピールすることで、イギリスがアメリカ南部を支援することを難しくさせたのである。こうした戦略も功を奏して、南北戦争は北軍の勝利で終わりを告げたのである。

先日、米国の中間選挙が行われた。私などには民主党も共和党も、そんなに違いがあるようにも思えないのだけれど、根っこには利害対立があるのだろう。南部は今でこそ共和党が強そうに思えるのだけれど、南北戦争当時は、リンカーンは共和党であり、保護貿易主義であったようだ。
対して南部は自由主義的で、イメージとしては現在の民主党に重なるところもある。ただし南部は奴隷を自由に使いたいという意味でも自由主義的だったようだが。
奴隷解放も人権的な観点ではなくて、人権を盾にするという政治的な思惑であったようだ。
その利害対立の大きな要素がワタということになる。

そしてもう一つの大国、ロシアでもまた違った問題を、ワタは起こすことになる。
 ロシアのような寒冷地では、ワタのような暖かな繊維は必需品だ。そのため、ワタの不足に困ったロシアでは、国内でのワタの栽培を行うようになる。そして中央アジアのトルキスタン地域がワタの産地となっていくのである。現在でもトルキスタン地域に位置していたウズベキスタンは世界有数の綿花生産国である。
 綿花栽培が拡大し、栽培技術が近代化されて生産量が向上すると、不足するものがあった。ワタを栽培するための水である。そのため、アラル海という湖から水が引かれ、広大なワタ畑に水を供給するための灌漑施設が整備されたのである。
 アラル海は世界四位の面積を誇る広大な湖である。その面積は日本の東北地方の面積に匹敵する。この豊富な水は、次々に乾燥地を豊かなワタ畑に変えていったのである。
 しかし、資源は無限ではない。アラル海の水は減少し、ついに水位が低下して、巨大だったアラル海は、二十世紀の初めには大アラル海と小アラル海とに分断されてしまった。そして、その後もアラル海の水は減少し続け、現在ではアラル海はついに消滅の危機にあるとされている。もちろん、周囲の生態系は破壊され、多くの生物が絶滅してしまった。

以前、何かのテレビ番組で、干上がったウラル海の様子を見た憶えがある。水のまったくない涸れた土地に、放棄され朽ちている船の痛々しい姿があった。
「真綿で首を絞める」という表現がある(真綿は絹だけれど)けれど、ワタで首を絞められているのは、地球環境かもしれない。



■チャ
お茶(紅茶)はヨーロッパの貴族が愛好したという印象があったけれど、それは実際そうなのだが(ただしクラブに出入りできない女性中心らしい)、実は工場労働者という人たちにも良く飲まれていたという。
 工場労働者という新しい階級が生み出された。この労働者たちが好んで飲んだのが紅茶である。
 イギリスでは、赤痢菌など水が媒介する病気の心配があった。そのため、農業労働者たちは、水の代わりにビールなどのアルコール類を飲んでいたのである。
 しかし、休みなく動く機械とともに工場で働く労働者たちは、ほろ酔いで働くわけにはいかない。チャは抗菌成分を含むので、十分に沸騰していない水で淹れても病気の蔓延を防ぐことができる。しかも眠気を覚まし、頭をすっきりさせてくれる。そのため、労働効率を上げるのに最適な飲み物だったのである。

それにしても工場労働者たちはどんな飲み方をしていたのだろう。
一杯の完璧な紅茶のいれ方などを実践していたとは思えない。作り置きの紅茶を飲んでいたのではないだろうか。ちょうど日本で麦茶を飲むような感じで。



■サトウキビ
サトウキビもイネ科である。キビという名前も付いている。
だけれど、コムギやイネとは随分違う。サトウキビの穂とか種ってどんなのだろうか。
そういえばタケもイネ科で、サトウキビは竹に似ているようにも思う。タケほどではないけれど、丈は高い。

 それまでの農業にも重労働はあったが、鋤で畑を耕すような単純な作業は、牛や馬を捕うこともできた。しかし、サトウキビは三メートルを超える巨大な植物である。収穫という、家畜ではできない作業が重労働となる。二十世紀になって機械が開発されるまでは、サトウキビの重労働は人力で行われるものだった。
 しかもサトウキビは、収穫した植物から砂糖を精製するという作業が必要になる。サトウキビは収穫した後、茎の中の砂糖を蓄えた部分が、次第に固くなっていく。当時は、この茎が固くなる前の新鮮なうちに煮出さなければならないと考えられていた。そのため、収穫したサトウキビを積んで保管しておくことをしなかったのだ。
 そこで考えられた方法が、大量のサトウキビを一斉に収穫し、一度の精製作業をすることである。そのためには一気にサトウキビを収穫するための大量の労働力が必要となるのだ。
 サトウキビはのんびりと栽培していることができない。一気に収穫して、一気に精製していく。これを常に繰り返していくのだ。これは牧歌的な農業には程遠く、もはや工業生産である。そして、この作業を効率化するために、サトウキビ畑は大規模化していった。
 しかも収穫してすぐに精製しなければならないとなると、他の作物のように市場に出荷して、買い取られた後に加工されて……というような時間はない。そのため、サトウキビを生産すると同時に精製する工場も作られた。後はひたすら砂糖を生産するだけだ。
 これがプランテーションである。
 プランテーションは大量の労働力を必要とする。最初のうちは戦争で得た捕虜を使っていたが、それでも足りない。次第に奴隷を必要とするようになっていくのである。

大河ドラマ「西郷どん」では、西郷が奄美大島に流され、そこで過酷な砂糖づくりを目にするという話があった。西郷が眼にしたかどうかはともかく、奄美大島で砂糖づくりが島津によって強制され(米づくりは禁止)、過酷な支配(黒糖地獄)が行われていたことは史実のようだ。
「西郷どん」では砂糖を舐めた島民が、役人に打たれるシーンがあったが、これも語り伝えられていることのようだ。



■ダイズ
ダイズの生産は、ブラジル、米国、アルゼンチンとアメリカ大陸諸国が上位であり、その次にようやく中国となる。ただこの重要な作物が南米で広がったのは、日系移民の力だったという。
「裏庭の作物」
 南北戦争後の奴隷解放により、アメリカ大陸では労働力が不足した。その労働力を補うために、日本から多くの人々がアメリカ大陸へと移住したのである。
 すでに紹介したように、日本人はサトウキビ栽培の労働者として、ハワイへの移民が渡航した。
 しかし、第二次世界大戦前に、日本とアメリカとの関係が悪化する中で、北米ではなく、南米への移民が増加していくのである。
 私たちも海外旅行に出掛けると、現地の料理が口に合わないことがある。そんなとき、ありがたいのは醤油である。 醤油さえ掛ければ、なじみのない異国の料理も、何となく食べやすい感じがする。また、味噌汁を飲むとホッとさせられる。
 移民の人々にとっても、それは同じだったのだろう。
 移民たちは祖国からダイズを持ち込み、裏庭でダイズを育てては自家製の味噌や醤油を作っていたのである。
 第二次世界大戦が始まって食糧が不足すると、南米の国々ではダイズの栽培が奨励された。しかし、なじみのないダイズの栽培が定着することはなかった。南米でダイズの栽培が本格的に行われるようになるのは、第二次世界大戦後のことである。
 一九六〇年代になると、南米の諸国でダイズの栽培が本格的に行われていく。これには日系移民の努力があった。そして、日本の裏側の南米でダイズ畑が拡大していったのである。
 今やブラジル、アルゼンチン、パラグアイなどの南米諸国は、ダイズの生産大国である。しかもアルゼンチンやパラグアイでは輸出総額の六割を超えていて、国家の経済を支えているという。そして「日本人の裏庭の作物が奇跡を生んだ」と評されているのである。
 一方、アメリカ大陸にダイズを伝えた日本では、今はそのほとんどを輸入に頼っている。ダイズの自給率は一〇パーセントに満たない。外国産のダイズに頼らなければ、豆腐も味噌汁も納豆も食べることができないのである。

ダイズもマメ科植物だから、根粒菌がいて窒素固定をするわけで、水稲同様、連作障害はおきないと思う。
そしてマメ科植物は、さまざまな種類が栽培されている。本書ではダイズ以外のマメ科植物はとりあげられていないけれど、スーパーへ買い物にいけば、アズキ、インゲン、エンドウ、ソラマメ、レンズマメなどが野菜コーナーに並ぶし、野菜っぽくないがラッカセイもマメ科である。
これらがとりあげられなかったのは、やはり収量がはるかに少ないからだろう。
それと本書では枝豆のことは全く触れられてなかったのは、枝豆好きの私にはちょっとさびしい。



今回の書評は引用が多いので長くなってしまう。
ここまで来たらこのペースで続けるけれど、さすがに長すぎるので、残りの植物については、また次で。

関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

六二郎。六二郎。

ついに完全退職
貧乏年金生活です
検索フォーム

 記事一覧

Gallery
記事リスト
最新の記事
最新コメント
カテゴリ
タグ

飲食 書評 ITガジェット マイナンバー アルキビアデス Audio/Visual 

リンク
アーカイブ
現在の閲覧者数
聞いたもん