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2024/05/30

Book:ファスト・カレッジ 大学全入時代の需要と供給

今年読んだ17冊目は大学職員さんが書いたという『ファスト・カレッジ

もっともらしいタイトルで、要するにファスト・フードのような大学がファスト・フードを求めるような学生に迎合しているというお話。

Liser1_20201018223001 内容はほぼ正しいといったら語弊があるか。

かなりの露悪的というか、この方のボジションからすれば自虐的というよりも間近で見る大学教員と学生のあり方に対する罵詈雑言を書き連ねましたね、という内容の本である。

手抜き大学にこれ幸いとサボる学生というのをこれでもかと描いて、ではどうするということになると学生がもっと先生を使いこなせ、文句を言え、せめてシラバスをチェックをせよということなので、まあ、学生がそのように動けば良いけど、それはそれで現実にも局地的には残っている減少であり、しかしそれが全体傾向にならないからこその現在の大学の体たらくなのではないかということには答えてくれない。

 

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