ChatGPTで遊ぶ:AIは民事訴訟事件の判決を予想できるでしょうか?
ChatGPTは基本的にアメリカというか英語圏での情報を元にしているので、日本法固有の問題は聞いてもデタラメをもっともらしく答えるということが多いようだ。たまたまうまくいくとすると、それはアメリカにも同じ問題があって同じように考えられているから。
そこで、こんな問題だったら国に関わらず回答が得られるのではないかというものを試してみた。
「AIは民事裁判の結果を予想できますか?」下手な英語で聞いたのだが、回答は次のようなものであった。
AIは民事裁判の結果を予測するために利用できる可能性がありますが、この技術の利用にはいくつかの限界と課題があります。
主な制限の1つは、AIモデルの訓練に使用するデータの質です。AIが民事裁判の結果を正確に予測するためには、予測に使用されるケースを代表する大規模かつ多様なデータセットで学習させる必要があります。AIモデルの訓練に使用されるデータは限定的で偏りがあることが多く、不正確な予測につながる可能性があるため、これを実現するのは困難です。
もう一つの課題は、法制度の複雑さと、司法判断の主観性です。民事裁判には、判例、専門家の証言、裁判官や陪審員の偏見や個人的な経験など、さまざまな要因や変数が含まれることがあります。これらの要因から、AIを使用して結果を正確に予測することは困難です。
最後に、法制度におけるAIの活用に関連する倫理的・法的な懸念もあります。例えば、AIによる予測が既存の偏見や差別を永続させるのではないか、あるいは、法的意思決定におけるAIの利用が司法制度に対する国民の信頼を損ねるのではないかと心配する人もいる。
結論として、AIは民事裁判の結果予測に利用できる可能性を持っていますが、この技術利用にはまだ多くの課題と限界があります。意思決定者は、この目的のためにAIに頼る前に、これらの要因を慎重に検討することが重要である。
Translated with DeepL
実に正確かつ詳細な回答ではないか。
一番最後の倫理的・法的な懸念は、やや舌足らずで、特に結果が社会の差別を反映する懸念と法的意思決定にAIを用いることが受け入れられるかという問題とは別々の領域に属するので、ひとつにくくるのには適さないように思うし、その意味でもミスリーディングなところがあるが、しかしそれぞれの問題性はまともである。
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