surendettement:国の借金
国債=国の借金が積み上がっている。
「国の借金」9月末時点で約1039兆円に
4981億円もの減少だそうだが、これは一時的なもので、来年3月には1143兆円になる予定だそうである。
もう天文学的な数字といっても良いレベルで、0.5兆円の増減が「微」に思える。
これは借金であり、国債保有者に返済しなければならないので、借金返済のために借金をする悪循環に陥っている。この悪循環が個人の多重債務者と違うのは、超低金利というかゼロ金利政策のおかげで、借り換えの際に利息が加わって借金が膨らむという現象を免れている点にあるが、それをチャンスに借金を減らせば良いのに、むしろそれを良いことにしてさらに借金を増やすという挙に出ているから、順調に債務残高が増えている。
さて、誰がこの借金を返すのか?
まともに税収を伸ばして返せる規模とは全く思えないが、仮にそうだとすると、これから税金を払う人たち、つまり若者たちであり、子や孫の世代となる。
もちろん今借金を膨らませている世代も無傷ではなく、社会保障の切り詰めで悲惨な老後、内心では早く死んでくれと思われながら老後を過ごすということになる。
今、生活保護受給者がお荷物のように扱われ、バッシングによる心理的な圧力と水際作戦による事実上の切り捨てと、給付水準切り下げという表立った切り捨てが行われつつあるが、これと同じことが高齢者に対しても行われることだろう。
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