契約結婚…13
- 2014/11/30
- 20:00
…side C…「…僕達の出逢いは『Happiness』それでいいんですよね…」「そう」「貴方はユノ…先に好きになったのは貴方…」「貴方じゃなくてユノ」「……」何度も何度も確認したのに手が震えてしまうのは、きっと知らない事ばかりだから結局僕らはお互いの事を何も知らないのにユノの両親と食事をするどうしてこんなに急なのか聞いたらテミン君と入籍したら直ぐに逢わせたかったんだとかその前に面識は無いのか聞いたらなかなかタイミング...
Treasure…6
- 2014/11/29
- 20:00
遠くで僕を呼ぶ声がするだけど僕はカラダが動かなくて探す事も出来ない「…ミン……チャンミン…」誰?僕を呼ぶのは誰?うっすらと目を開けると心配そうな顔をしたイケメンえぇと、どちら様ですか?「…だれ…?」「…は?」「…チャンミン…?」一人かと思ったら二人のイケメン「…ドンヘさん…」という事は、もう一人のイケメンはこの伏魔殿の主人…ユノさん僕を抱き起こしてくれていたのはユノさんで何がどうなっているのかわからず、される...
契約結婚…12
- 2014/11/28
- 20:00
…side C…酔っぱらってフワフワしている僕はまっすぐ歩いているようでそうでないらしくどれだけ歩いても自宅のマンションにたどり着けない「…なんでだ…」やっと見慣れたマンションを見つけてほっとしたら目の前に現れた人影「シムさん…」「…どちら様ですか?」「…チョン・ユンホです…」「…チョン?…あぁ、僕の契約相手か…」「気が付いたら居ないから探したんだからな」少し不機嫌そうにそう言ったから僕は売り言葉に買い言葉のよう...
契約結婚…11
- 2014/11/27
- 20:00
…side C…「何、マスターシムさん知ってるの?」「…二日連続のご来店ありがとうございます」…帰りてぇ…「あぁ、そう言う事か」「お客様、ミノ…彼とお知り合いだったんですね」「…知り合い…っていうか…」「まぁ、ちょっとした知り合いですよね?シムさん♪」「…はい…」本当の事を言うのも面倒くさくてミノ君に合わせると嬉しそうに微笑んでくれたそれから僕らは美味しい料理と美味しいお酒に舌鼓を打ち楽しい時間を過ごしていたこんな...
契約結婚…10
- 2014/11/26
- 20:00
…side Y…「…ユノヒョン…何なの?今の人…」「あぁ、イトゥクヒョンの店で逢ったらしいんだよ」「…らしい?」「…俺、飲み過ぎて記憶無くてさ…」「……」婚姻届の提出期限当日に恋人であるテミンにプロポーズをしたしかし彼は『え?ユノヒョンと結婚?それは無いよ』小悪魔のように笑って言って席を立ってしまったてっきり喜んでくれると思っていたから動揺は半端無くてテミンが戻って来る前に店を出たそれから浴びるように飲めない酒を...
Treasure…5
- 2014/11/25
- 20:00
何だか見てはいけないものを見てしまったようで後味が悪い…そんな空気を変えるため僕はバスルームに向かう「あ、洗濯終わってる…」乾燥まで終わっているから取り出してリビングのソファーで畳む…僕の仕事は何だったかなぁ…本日何度目かの迷子になってしまった自分の気持ちとりあえず今日は清掃業者になっておこうそうとでも思わないとやっていられない「…はぁ…」畳み終えて再度バスルームに向かうドアを開けるとやはり残念な状況だ...
Treasure…4
- 2014/11/24
- 20:00
伏魔殿のような寝室は見なかった事にして僕はリビングを掃除するダイニングテーブルの上にはゴミが無くなり布巾で拭いてやっとテーブルらしくなった「…年末の大掃除よりもハードな気がする…」よく知りもしないのに他人の部屋を掃除するだなんて安請け合いをした自分もし出来るのなら過去に戻ってきちんと断れと言ってやりたい…いや、でも、毎日アイツの存在する部屋に入るなんて死んでも無理…結局掃除するのが一番いいんだ…「…はぁ...
お返事ですm(_ _)m
- 2014/11/24
- 01:00
どうも。既に寝堕ちしそうな雪逢ですm(_ _)m一昨日はいい夫婦の日という事で『百日愛番外編』を書かせていただきました実はいい夫婦の日に気付いたのが19時半と遅かったので20時の更新に間に合わなかったんです…なので、変な時間になってしまいましたが、次の日では意味がないので上げました(笑)久々の百日愛でしたが、書いていて楽しかったです番外編いいなぁ~ ( *´艸`)ちょっと色々書きたいかも♪コメントのお返事を書かせていた...
Treasure…3
- 2014/11/23
- 20:00
近くのスーパーで洗剤や掃除道具を買い込みマンションに戻ると人のよさそうなコンシェルジュに挨拶をされて一応挨拶をしてから部屋に向かうエレベーターに乗り込みボタンを押すと動き出したぐんぐんとエレベーターは昇って行くというのに僕の気持ちはどんどん堕ちて行く…今から掃除をして、またしてもアイツが出たら僕は対処出来るだろうか「…泣きそうだ…」エレベーターが止まり少し躊躇いながらも下りるとそびえ立つ魔の巣窟…鍵を...
百日愛番外編11月22日
- 2014/11/22
- 23:33
11月22日(いい夫婦の日)「…何ですか、コレ?」「え?ケーキだろ?」「…そんなの見ればわかります」百日愛という奇病から、僕はユノのお陰で何もかも元通りの生活をおくれるようになった今日はユノだけの仕事があったから僕は早めにマンションに戻っていたそんな僕の前に出された小さな箱どう見てもケーキの箱だ今日は何かの記念日だったかと考えてみたけど思いつかない…駄目だ、僕だけ忘れてるんだろうか?「どうした?チャンミン...