僕の罪…21
- 2016/02/29
- 20:00
「チャンミナ、今日、一緒に出勤しよう」「…は?」簡単な朝食を食べていたらユノヒョンが真面目な顔をしてそんな事を言う僕の意見としては昨日と同じスーツで仕事に行く社長なんて嫌だしそこは帰宅して着替えてから出勤して欲しいと思う「…帰宅して着替えてから出勤してくださいよ…」「2日同じスーツでも誰も気付かないって」「…服屋の言うセリフじゃねぇですよ」「……」僕の放った一言がどうやら相当重かったらしくユノヒョンは黙...
僕の罪…20
- 2016/02/26
- 20:00
社長室に入りユノヒョンに気付いた時夢を見ているのかと思った僕に都合のいい夢をだけどそれは夢なんかじゃなくて現実なんだとわかった時物凄い恐怖感に襲われただけど、この現実は僕の想像していたものよりも遥かに幸せなものでそれこそ夢のよう…僕はユノヒョンの運転する車の助手席に座り送って貰っているところあれからユノヒョンも年齢を重ねあの頃よりもセクシーになった気がする「…なに、そんなに見たら穴が開くって(笑)」「...
インフルエンザ…
- 2016/02/25
- 17:00
いつもありがとうございます実は今週、娘が体調悪くて2度も学校から呼び出されたんですまぁ、両日とも主人が休みだった為、お願いしてしまったのですが…それで今日は娘を連れて病院に行きインフルエンザの検査をしたのですが出ちゃいました…インフルエンザB型いや、運良く仕事休みで明日も休みなんですけど問題はそこじゃないんです…実は雪逢、熱っぽいんです…もしかして、インフルエンザでしょうか?明日病院に行って来ます…あぁ...
僕の罪…19
- 2016/02/21
- 20:00
Bar『Happiness』イトゥクヒョンの店頻繁に通う店では無いけどよく知ってるそこにチャンミンが居るなんて「いらっしゃいませ」落ち着いた雰囲気の店内にはゆっくり酒を楽しむ人達そんな中カウンターに一輪の薔薇華やかな容姿の後ろ姿だけどそこには棘を隠し持っているかのような妖艶さ…そんなふうに見えるのは惚れた欲目だけじゃ無いと思う「…チャンミナ…」「…社長…」振り向いたチャンミンは少し酔っているのか紅い頬をしていて潤...
僕の罪…18
- 2016/02/19
- 20:00
チャンミンを組み敷いてそのやわらかな唇を堪能していたら再びノックもせずにドアが開いた「ユノ~、これさぁ…ぇ?…」この声はヒチョルヒョン『怒られる!!』そう思ったけど離れられなくて強ばるチャンミンに優しく触れようとしたら嫌がるように腕でガードされてしまった「…チャンミナ…」「…ユノヒョン…あの、」「…俺様の事を無視するなんてほんといい度胸してんな」慌てて振り向けば怖いくらいに優しく微笑んだヒチョルヒョン「あれ...
touch…後編
- 2016/02/18
- 21:15
いつもありがとうございます今夜のお話しは触れるくちびる (前編)触れるくちびる (後編)こちらを読まないと内容が繋がらないかも知れません短いお話しなので、読んでみてください*****僕は今真っ暗闇の中でひとり立ち尽くしているユノとデートをしてそしてキスをした何かが僕の唇に触れたのはわかったけどそれは温度を感じなくて最初で最後のキスがこんなにも辛いものだなんて思わなかった「…ユノ…」もっと早く出逢いたかった...
僕の罪…17
- 2016/02/16
- 20:00
『あながち間違ってはいないよ』そう言って笑ったユノヒョンやっぱり、今でも僕の事を憎んでる?それだけ強く僕を想っていてくれるのは嬉しくもあり、悲しくもあるだから僕は彼の前から再び消えてしまいたいと思うのにどうして引き留めるの…?…そうか、そうだよねきっと僕に言いたかった事は山のようにあって何から言えばいいのか考えてるんだねどんなふうに僕を責める?その双眸で刺すように?その唇で抉るように?その後の日々に...
僕の罪…16
- 2016/02/15
- 20:00
あどけない顔をしていた彼は引き締まった大人の男になっていて俺の知ってる彼とは違うから俺の願望が生み出した幻かと思った程抱き締めたいと思う気持ちをグッと堪えて笑顔を向けた「どうして、あの、ユノヒョンは…」「…社長なんかやってるのかって?」「…会社…辞めたのって、僕の」「違うよ、チャンミナ」不安で不安で堪らないような引き攣った顔で俺を見るから彼は、もしかしたら今の今まで自分を責め続けて来たのかも知れない「...
touch…中編
- 2016/02/12
- 20:00
『ユノ』そう名乗った彼は僕から見てもイケメンだと思うそんな彼との会話は…「なぁ、腹減った…」「僕は大丈夫です」「…だろうな」「ええ。」「そうじゃなくてさ」「美味しいお店とか知らない?」「自分でググれ」「…ほんと、チャンミンって不思議なアプリだよな(笑)」…アプリなんかじゃないそう言いたいけどその言葉は僕の口から発する事が出来ない「さてと、ちょっと食事したら仕事だ…」「ユノは仕事し過ぎじゃないですか?」「…...
僕の罪…15
- 2016/02/10
- 20:00
ユノヒョンの事を胸に抱えたまま僕は生きてるそんな僕をキュヒョンはもう少し肩の力を抜いたらどうなんだって言うけど彼の人生を狂わせてしまった事を忘れてはいけないと思うから僕はユノヒョンの事を毎日思い出すようにしている「就職かぁ…」「…そうだな…」大学に復学してあっという間に就職活動毎日が慌ただしく過ぎて愛だの恋だの言ってる人を見ると何だか僕は無性にユノヒョンに逢いたくなって気付けばあの頃ユノヒョンが仕事...