Pandora…8
- 2015/04/27
- 20:00
それから僕は無事に退院をしてまたユノと暮らしている今回の事でユノは本当に責任を感じてしまったらしくあまり遊びに行かなくなった僕としてはタマに出掛けるのは構わないと言っているのに出掛けようとしないだけど、部屋に閉じ籠って何処かに電話をしている…それはそれで何だか不満だ…*****ある日の事ユノが僕を食事に誘ってくれたいつもと違うのは店を予約してあるからと言われた事か「何のお店なの?」「きっと気に入るよ...
Pandora…7
- 2015/04/26
- 20:00
「…ぁ…」ここは何処だろう?そう思って室内を見渡すとどうやら病院だという事が理解できた…僕は倒れたのかも知れないな「…はぁ…」「…チャンミン?」僕の手を強く握って顔を覗き込んだのは母親で少しホッとした…ユノは忙しいから…「あっ、看護師さん呼ばないと…」少しして医師と看護師がやって来ると僕に色々な事を訊くそこで僕は、自分が再び百日愛になってしまっていた事を知った…と、言っても瞳の変化だけだったらしいけど僕が倒...
Pandora…6
- 2015/04/25
- 20:00
それからヒチョルヒョンと僕はタクシーで自宅に向かった「…どうぞ…」リビングに通しソファーに座って貰うと隣に座るように促された「で、そんなに酔ってる理由は?」直球で訊かれてしまい答えに困る「ユノは…居ないのか?」コクンと頷くとそれだけですべてを理解してしまったようでそっと僕を抱きしめてくれた「…寂しいのか?」「…ぅっ…」僕は何も言って無いのにこんなにも理解してくれるなんて嬉しくて涙が溢れた「百日愛になる程...
Pandora…5
- 2015/04/24
- 20:00
声のする方へ視線を向けるとそこには見覚えのある顔が「…ヒチョルヒョン…」「おまえ飲み過ぎ今ユノに連絡するから待ってろ」…ユノ?「いっ、嫌だ!!」こんな姿を見られたくなんか無いきっと、もっと嫌われてしまう「…は?」「チャンミン君は僕が送るから」「申し訳ありませんが、コイツは駄目です」ヒチョルヒョンと俳優の彼は睨み合う僕はそれをボンヤリと眺めている「俺の大切な後輩なので、俺が責任を持って送り届けます」「……」...
Pandora…4
- 2015/04/23
- 20:00
バーで飲んでいた僕の前に現れたのは前に共演した事のある俳優だった「飲み過ぎてません」「しかも、そんな飲み方して…」「どんな飲み方をしようとそれは僕の自由ですし、貴方には迷惑なんかかけてませんから」「…かなり酔ってる?」「…どうですかね…」会話を続けるのすら億劫で僕は店を出ようと会計を済ませて立ち上がった「おっ…?」「ほら、言わんこっちゃない…」カクンと膝から力が抜けてヨロヨロとしてしまう彼は僕を支えるよ...