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CLAYNOTE

Voiceless Screaming 

沢田泰司old沢田泰司さん。
私大好きなんです、この方。
古参のエックスファンなら知ってるでしょうけど、元エックスのベーシストTAIJIでございます。
左の写真、カッコいいですよね。これは彼がまだエックスに在籍していた頃の写真です。

【お名前】沢田泰司
【出生日】1966年7月12日
【血液型】A型

現在は四十四歳ですから、それなりに外見にも変化がありますけど、それでもやっぱりカッコイイのです。
一時期は呪われてるんじゃないかと思うほど散々な経験をされて、どうなる事かと固唾を飲んで見守っておりましたが、現在も音楽活動は継続中で何よりです。
昨年の八月には日産スタジアムで十八年ぶりにエックスジャパンのステージに立ちましたしね。
まぁ個人的な感想を言わせて頂くと、あの一瞬の再会ははっきり言って集客目的の為だけの茶番でしか無かったですけど。
でもね、頭の悪い人じゃないですから泰司もその辺は理解した上での参戦だったと思います。
エックスジャパンも今ちょっと大変ですから、彼なりに何か協力したいと思ったのではないかな。ところで、私はエックスがまだインディーズだった頃からの彼のファンですが、何気に一番好きなのは“cloudnine”だったりします。
元々レッチリ(レッドホットチリペッパーズ)とかレイジ(レイジアゲインストザマシーン)とか好きなんで、あの重々しいサウンドは一度聴いてからすっかり病みつきになりました。


ところで泰司さん、プロフィールにはA型と書いてありますけど、ご自身はある時期までずっと自身をB型だと思ってたそうです(笑)
パッと見、確かにB型っぽいですけど、色々彼のエピソードを追って行くと確かにA型要素満載だわって思う事、多々ありますよ。
まぁ性格なんてそれだけでどうこう言えるものじゃないですけどね。
外見上いかつい感じだしぶっきらぼうな口調なので一見面倒くさそうな人種に見えますけど(笑)、実際は責任感が強く、とても優しくて繊細な方です。
今どうしてるか解りませんけど、昔、私が目黒の鹿鳴館に出入りしていた頃に、小さな息子さん(娘さんだったかも)を連れた泰司さんを良く見かけました。
当時はもうエックスを脱退していてラウドネスに加入していた頃だったのかな。
格好はアメリカンロックのお兄ちゃんって感じでしたけど、とっても子煩悩なパパだったように見受けられました。
ホールライブではあまり彼がMCをする場面には出会えなかったんですけど、一九九一年の十月に日清のパワステでエックスが3DAYSをやった時とか、割と観客に近い位置のステージではライブの最中のちょっとした時にも彼の優しい一面が窺えましたっけ。


そんな泰司さん。
ベーシストとしての腕は勿論、ギタリストとしての腕前も超一流でございます。
私も昔バンドを組んでいた事がありまして、担当パートはヴォーカルだったんですが、メインでコンポージングもやっていた為、デモ製作の必要に駆られてギターとベースを一通り勉強した事がありました。
その当時、何となくエックスの楽曲を練習曲にしてたんです。今思うとあんまり練習曲としては適していなかったように思うんですが(笑)まぁ慣れて来ると大概の曲は何となく弾けるようになりまして、しかしその中でどうしても弾けない曲があったのです。
それが泰司さん作曲の『Voiceless Screaming』でした。

ライブでは泰司さんと石塚先生(PATAちゃん)の二人がエレアコで演奏してるこの曲ですが、まずエレキに慣れてしまうとその時点で難易度が格段に跳ね上がります。
漸くエレアコの弦高に慣れてもお次はフィンガーピッキングと言う課題が待っている。
私はこの段階で挫折しました。ホント、フィンガーピッキングのコツって何なんでしょうね。
何となくごまかしごまかしならピック奏法でも行けるんでしょうけど、この曲のアルペジオは二拍目の音が和音になっているので、綺麗に弾くにはやっぱりフィンガーじゃないとダメなんです。
そしてこのアルペジオがまた曲者で、一小節毎にコードが変わるのは勿論、変則的な運指が全編に渡ってあるのでこれが超難関。
それを認識した上でライブなどを見て更に凄いと思ったのは、何と泰司さん。この曲弾きながらコーラスしてるんですよ。有り得ないです。弾くだけで精一杯だっつーのにその上コーラスなんて。
しかも上手いんです。声も良い。

この曲はエックスのセカンドアルバム『JEALOUSY』に収録されているんですが、ライナーノーツにレコーディング秘話がありまして、この曲はヴォーカル以外の全ての楽器を泰司さんが演奏してるんだそうです。
まぁ音楽理論解ってる人間になら不可能な事じゃないですけど、あの男臭い外見からは想像出来ないほど多才だと思いませんか。

でも実は泰司さんてエックス加入よりもっと以前、ディメンシアと言うバンドにサポートで入るよりももっと以前はギタリストだったんですって。
だからって話で片付けられるレベルじゃないけど、きっとその頃から練習熱心だったんだろうなぁ。
だって『Voiceless Screaming』は一朝一夕に弾きこなせるレベルの曲じゃないですもん。

で、肝心のベーシストとしてのお話なんですが、何で私が泰司さんのバンド歴の中でクラウドナインを一番好んでいるのかと申しますと、ベースの音が良く聴こえるからなんです。
XやD.T.R在籍時でもPAの具合によってはベース音がバカでかい事は有りましたけど、とにかくね私、泰司さんが作るベースの音が大好きなんです。
XやD.T.Rでは極力エフェクターを使わないシンプルな音作りをしてたみたいですけど、クラナイではどうなんでしょ。でも基本的にはあんまり変わって無さそうですけど。
クリアなベースサウンドも凄く好きですね。特に高音域を使った歌うようなフレーズはX時代から定評がありました。
だからベース音だけを聴いていても飽きないんですよ。
あークラナイ…期間限定とは言え復活してくれてメチャ嬉しいのですが、出来ればこのまま継続して行って頂きたい。
他にやりたい事が出来たとしても、別に脱退するこた無いと思うのですよ。
何とか他の事と並行しながらでも良いからさぁ。
いや、でも、もしかしたら彼はエックスに戻りたいのかも知れない。でもなぁ…たとえ戻ったとしても、今のエックスジャパンの中に彼の音楽は入る隙があるのだろうか、とも思います。

まぁ何はともあれ、CloudNine一度ご視聴あれ。


 

さて、次回はまたまた少しZI:KILLのお話でもさせていただこうかな。

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