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テレビゲームを活用し睡眠時無呼吸症候群が記憶に与える影響を調査(米研究)

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 ニューヨーク大学のアンドリュー・バーガ博士ら率いる研究チームでは、睡眠時無呼吸症候群が人の記憶に与える影響を調べるためにテレビゲームを活用している。

 同博士のチームは、この症状で悩むボランティアの被験者を募り、就寝前と起床後に迷路ゲームをプレイしてもらっている。

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 睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome、SAS)は、睡眠時に数秒から数分ほど呼吸が停止したり、浅くなったりする一般的な症状である。これが起きるとレム睡眠を阻害するため、次の朝に仕事をこなすことが難しくなる厄介な症状だ。また、この症状が空間記憶に与える影響は日常生活に及び、患者は車の駐車場所や、鍵の置き場所をど忘れするといった問題の原因となる。

 プレイ結果によれば、被験者は右に曲がるべき場所で、左に行ったりとよく間違いを犯すそうだ。健全な睡眠をとれれば、クリアタイムは就寝前と比べて30パーセントほど改善する。しかし、レム睡眠時にSASが起こるとこうした改善効果はまったく失われてしまう。

 興味深いのは、レム睡眠は睡眠全体の10~15パーセント程度でしかないことである。このような睡眠のメカニズムを解明するために、バーガ博士のチームは今後も実験を続けて行く予定だ。

via:foxnews・原文翻訳:hiroching

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この記事へのコメント、7件

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  1. なんというか、感覚でわかっていることを実証で示しただけって感じの実験だな
    要約すると「で?」

    1. ※1
      文系の人には分からないかもしれないが、しっかりデータをとることでどのような傾向があるのか、結果からどのような解決方法があるか、今後どのような実験を行う必要があるかとか色々考えられるんだよ。しかも結果を数値化することもできるしね。
      SASで悩んでいる人たちにとってこれ一つの実験で劇的な回復までは至らないだろうけど、こういう小さな積み重ねがいつか活かされる可能性もある。
      一見くだらないような実験でも決して馬鹿にはできない、科学の世界とはそういうものよ。

      1. 30%ってかなり影響があるね。この病気ってハッキリとした自覚症状が出るのかな?無呼吸だと気づかずに調子が悪い日々を送り続けるのは悲惨だなァ。
        ※5
        統計もとってないのに、最初に「文系の人には~」って書き足すのは間違いだと思う。

        1. ちゃんと寝てなければ脳も働かなくなるよね。
          ※6
          独身だと気づかないままで生きるパターン多いらしい。
          会社の人と出張先で泊まってもなかなか「いびきうるさかった」とは言えないと思うし…

  2. 身内にSASがいるからそれなりに参考になった。
    下手したら命にかかわる病気だからちょっとした結果でも気になるよ。
    個人的にはなんとなくーとか感覚でしかとらえてないことをちゃんと実証するのは大事なことだと思うが。。

  3. 家族がごく軽いSASで、通院先に書類もらいに開院時刻に行った時に、待合室で朝っぱらから猛いびきで爆睡してる患者さんがいた。
    良質の睡眠がとれないからこうやってほぼ一日中いびきかいて寝てるしかないらしい。
    本当に大変な病気なんだなと痛感した。
    応援してます…

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