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混沌と希望が見え隠れする、第二次チェチェン紛争戦場跡地

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 第二次チェチェン紛争は、チェチェン独立派勢力(チェチェン・イチケリア共和国等)と、ロシア人及びロシアへの残留を希望するチェチェン共和国のチェチェン人勢力との間で発生した紛争で、1999年に勃発した。2009年4月16日に国家対テロ委員会は独立派の掃討が完了したとして対テロ作戦地域からの除外を発表、10年の長きにわたった紛争は終結した。

 紛争時、首都グロスヌイの47万人の住民のうち半分は避難しており、市内に残った人たちは、異臭が漂う地下室で、ろうそくの光を頼りに隠れて生活していたという。紛争は終わってもその爪跡はいたるところに存在し、戦いの激しさを物語っているが、現在は急速に復興が進み、高度成長都市として国連のリストに数えられるまでになっているという。

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ソース:Чечня и не только глазами Дмитрия Белякова : НОВОСТИ В ФОТОГРАФИЯХ

 攻撃を受け壊滅状態にあった首都グロスヌイ 2000年2月2日

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 チェチェン山中に降り立つ兵士たち 2007年3月23日

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 チェチェンの道を調べるロシアのエンジニア兵士たち 2002年4月

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 グロズヌイのサーカスの跡地を調べる兵士たち

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 グロズヌイの中央市場 2005年12月

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 焼け爛れたグロズヌイの学校跡 2005年12月

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 グロズヌイのアパートで中高年カップル 2005年12月

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 住民 2000年2月4日

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 テロリスト容疑者を掃引する兵士 2002年4月

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 焼け野原となった学校跡地の椅子で休む兵士たち 2000年2月4日

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 2002年4月 道路チェックをする兵士たち

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 グロズヌイの道端市場 2000年2月18日

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 隣国ダゲスタンで道端で焼かれた兵士の遺骨 1999年8月

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 ダゲスタンの山中の特殊部隊 2007年10月

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 武器を調整する特殊部隊 2007年10月

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 ダゲスタンの羊飼い 2010年4月

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 ダゲスタンの山中で待機する特殊部隊の兵士 2007年10月

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Battle scenes from second chechen company

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この記事へのコメント、31件

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  1. この紛争が起きた時に
    大げさだけど大戦にまで発展するかと思った。

  2. チェチェンもひどかったな・・・
    大国ロシアに屈しなかった戦士たち。
    地獄の戦場で這いずり回ったロシアの若者たち。
    地獄の戦場で生きなければならなかった一般大衆。
    国家とは何の為に存在するのか?
    誰が利益を得て、誰が犠牲になったのか?
    深く考えさせられる。

  3. チェチェン紛争ねぇ・・・
    苛烈を極めた先頭が、かつてのアフガン介入並みのトラウマをロシア軍に植えつけたわけだけど、
    結局、そこからなにも学んでなさ気なところがロシア人クオリティというか。

  4. 戦争こそ今の日本に必要なこと
    生きる意義と死に場所を与えてくれる神聖な儀式だ
    戦争のない世の中なんて苦しみと迷いしか生まれない

  5. チェチェン紛争ってソ連のアフガン侵攻レベルの過酷さ残虐さだったのに
    全然話題になってないよな。
    ロシアマネーが相当各国マスコミに流れてたんだろうな。
    暴露しようとしたジャーナリストは片っ端から殺されてたし。

    1. ※11
      ロシアは、というか、「日米以外は批判しない」というべきかと。
      世界中まだまだ紛争だらけだというのに・・・

  6. >10
    誰かさんの心中になんか付き合っちゃいられない。
    生きる意義が見つからないなら、
    どっか言葉の通じない場所にでも旅に出たらいい。
    モスクワの地下鉄はチェチェンで脚や腕を吹っ飛ばされた
    まだ二十代そこらの傷痍軍人がウロウロ乗ってて、
    膝にヘルメット乗せて施しをもらって回ってたよ。
    そいつらに「戦争のない世の中なんて云々」言えるかな。
    戦争は戦後処理が一番金がかかって大変。
    傷痍軍人や遺族に補償しなきゃいけないしね。
    だから国家は金がかからない戦死者(英雄)を有難がる。

    1. ※12
      日本が学ぶべきはフィンランドのような態度、自国は死守すれど征服はせず、だ。

      1. うわぁ…全然知らなかった…。
        私の祖母は87歳で、戦争の話を聞いたけどほとんど話してくれなかったな。
        思い出すのは嫌だっていってさ。
        ※16の言うとおりに、どの国もそう思ってくれてれば戦争なんて絶対に起きないよね?
        これが、こんな事があったなんて知らなかった。
        無知って罪だね。
        反省。。。
        戦争いくないよ…涙が出てくる。。。

  7. 可愛そうとか、悲しいとか、そういう感情も理解できる
    でも、戦争を繰り返す人類の根源的欲求と、向上心からくる渇望を誰も阻止できない
    平和主義者なら尚更

  8. アンナ・ポリトコフスカヤさんも殺されちゃったしな・・・
    「アメリカは戦争やめろ!」とか言ってる奴に限って
    ロシアは批判しないんだよな

    1. >>14
      「大国ロシアが武力で少数民族を弾圧するなんて酷い」
      式の認識もまた誰かの一方的なバイアスが作ったんだよ。
      チェチェン人全てが独立や武装闘争を支持したわけでもない。
      だからこそ住民の支持を失い、イスラム革命輸出勢力の送り込んだ
      外人兵が状況の泥沼化を後押しする状況に繋がった。

  9. 「正しい戦争なんてないでも正しさが人を救うとは限らない」
    戦争ってなんなんでしょうね

  10. スイスが日本の理想じゃない?理想というか防衛の部分で見習うべきというか。
    あの有名な本読んでそう思た

  11. スイスを見習うならまず武器輸出三原則を改正しないとね

  12. 急速に復興が進んだという現在の街並みの画像も載せて欲しかったな

  13. 焼かれた遺体がもはや人に見えないのがとても悲しい・・・

  14. >16
    その通り!
    資源がない国は少数精鋭の国民で頭脳を資源にして、
    国土は死守する気概は見せなければならない。
    その上に建つ、自分自身で作り上げた愛される国家があればベスト。

  15. 「蟻塚の中のかぶと虫」の"死せる世界"はまさにこんな感じなのだろう。

  16. >10 戦争が必要とか言い出す考えだけは理解に苦しむ。
    祖父母から当時の話は聞かなかったのか?
    世界史日本史だけでも学ばなかったのか?
    確かに現代人の特に日本の若者が幸せかどうかは分からないことだけど、生死の狭間でしか感じられない生の感覚よりは幾分もましだろうよ。

  17. 戦争賛美などプロバガンダした日にゃ
    戦争アレルギー患者が増えるだけだろうに。
    「否応無しに戦わざるを得ない状況は起り得る」
    という単なる事実のシビアさを皆に周知させるのに一番邪魔なのが10みたいな奴。

  18. ロシアを長く放置してきた世界の責任でもある。
    大国だからと言って、一民族を武力で支配する権限はどこにも無い
    これは中国にも同じ事が言えると思う。

  19. 今年頭にモスクワ留学行った時最初に顔馴染みになった
    アルメニア人のおっさんがグロズヌィ出身だって言ってて
    びっくりした、こっちにきたのも危ない次期だったみたいだ
    チェチェンの事は大分調べてたし
    グロズヌィのことは話したくなさそうだったから
    出身以上は聞けなかったな…

  20. 暗殺された女性ジャーナリストも支持者とそれを利用したい勢力に
    美化され過ぎている。オリガルヒのポドルコフスキーを不自然に賞賛し、
    彼から宣伝の見返りに金品を受け取っていた事が疑われている。
    チェチェン武装勢力のテロを全てロシア政府の自作自演と宣伝したが、
    チェチェン武装勢力も一枚岩ではない。彼女に敵対的な派閥もあり、
    資金源である麻薬利権争いに巻き込まれて口封じされたという見方もある。
    分かり易くて完全な正義なんてそうそう転がってはいない。

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