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Dear Evan Hansen(2021)

DEH (1)


SNSをきっかけに注目の的となった高校生。
始まりは「1通の手紙」と、思いやりの「嘘」だった———


エヴァン・ハンセンは学校に友達もなく、家族にも心を開けずにいる。ある日彼は、自分宛てに書いた“Dear Evan Hansen(親愛なるエヴァン・ハンセンへ)”から始まる手紙を、同級生のコナーに持ち去られてしまう。それは誰にも見られたくないエヴァンの「心の声」が書かれた手紙。後日、校長から呼び出されたエヴァンは、コナーが自ら命を絶った事を知らされる。悲しみに暮れるコナーの両親は、彼が持っていた〈手紙〉を見つけ、息子とエヴァンが親友だったと思い込む。彼らをこれ以上苦しめたくないエヴァンは、思わず話を合わせてしまう。そして促されるままに語った“ありもしないコナーとの思い出”は両親に留まらず周囲の心を打ち勇気を与え、SNSを通じて世界中に広がっていく。思いがけず人気者になったエヴァンは戸惑いながらも充実した学校生活を送るが、〈思いやりでついた嘘〉は彼の人生を大きく動かし、やがて事態は思いもよらぬ方向に進む—。

<https://deh-movie.jp/>



はぁ~やっぱりベン・プラットは歌が上手いわ(*´∀`*)
冒頭の♪『Waving Through A Window』から 鳥肌モノ だもの。
語るように歌い始めるから、歌がホントにシーンに溶け込んでるの。
マーフィー家の食卓で歌う♪『For Forever』なんて、傍で生歌を聴いてる共演者は素で感動しちゃうんじゃないかしら。
ましてや 同時録音 だから観てる方としては没入感がまったく違うわ。
歌別録りのミュージカル映画は、どうしたって口の動きや表情と歌とがシンクロしないから、それだけで興醒めしちゃうのよね('A`)

エヴァン以外の面々もみんな歌に感情がこもってて、エヴァンが恋するゾーイ(ケイトリン・デヴァー)の♪『Only Us』も、エヴァン母ハイジ(ジュリアン・ムーア)の♪『So Big / So Small』も心に響いたわ。
ゾーイの義父役で出てる ダニー・ピノ が歌うのも初めて聴いたけど、これまた上手くてビックリ!(*゚д゚*)
(ま、『LAW&ORDER:SVU』や『コールドケース』じゃ歌う機会はないわよねw)

♪『Sincerely Me』はちょっと異質だけど、もうこれだけずっと観ていたい ってくらいのハッピー加減。
ジャレッドが歌うのはここだけかしら?

途中何度も泣けたけど、終盤の♪『A Little Closer』の仕掛けで恥ずかしながら 嗚咽 が漏れたわ。・゚・(ノД`)・゚・。


公式のあらすじにある 思いやりの「嘘」 については、個人的には、流された結果 って印象。
コナーの両親やゾーイが求めてることをエヴァンが感じ取ってそれに流されちゃったっていう。
もちろんそれは思いやりとも言えるけど、彼の社交不安障害からくる自信の無さによるところが大きいんじゃないかしらね。
その「嘘」は 人としてやっちゃいけないレベル のことなんだけど、エヴァンなりの償いは、償いきれないこと も含めて、観客目線でも納得の落としどころだったと思うわ。


さあ、みんなも映画館へ行きましょ!(`・ω・´)
嘘がどんどん大ごとになっていく 高揚感罪悪感 、そしていつか嘘がバレる時が来るっていう 恐怖感 を、エヴァンといっしょに味わって!


最後に、エヴァンとコナーが本当に友達になれたらよかったのに、としみじみ思ったわ。



ディア・エヴァン・ハンセン - オリジナル・サウンドトラック
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