2030年、主人公テッドが、娘と息子にその"ママ"と出逢って恋に落ちるまでの話をする、っていう設定のこのドラマ。
一晩でこの話を聞かせてるはずなんだけど、なんせシーズン9まで続いたもんだから、娘と息子が目に見えて成長しちゃってるのが可笑しいわw (上記画像参照)
ドラマの中身は、テッドの回想ってことになるワケ。
テッドはバーニー、マーシャル、リリーの友人3人に囲まれて楽しく暮らす中で、まだ見ぬ運命の相手を探してるの。
そこに現れたのがニュースでリポーターをしてるロビン。
ロビンに一目惚れしたテッドはディナーデートに漕ぎつけるんだけど、ロビンに急な仕事が入って強制終了。
その店に飾ってあった青いフレンチホルンを盗んでロビンのアパートに突撃、イイ雰囲気になったものの、いきなり
「I think I'm in love with you.」 って口走って玉砕しちゃうの。
その後、2人は付き合うんだけどなんだかんだで破局、テッドはロビンへの未練を覗かせつつ、他の相手と付き合ったり(時には結婚寸前までいってフラれたり)、"ママ"とのニアミスを繰り返したり、っていう展開。
ロビンも他の相手と付き合ったりするんだけど、なぜか女ったらしのバーニーと惹かれ合っていって、あり得ないカップル誕生。
テッドとの三角関係で揉めたりの紆余曲折を乗り越えて、2人はめでたく結婚の運びに。
ファイナルシーズンでは、結婚式の招待客が泊まるホテルに舞台を移して、
「結婚式まで○時間」 って感じですったもんだが繰り広げられていくの。
これまでのシーズンは、テッドのアパートの下にあるバー、マクラーレンズが主な舞台だったんだけど、ファイナルシーズンでは、それがホテルに移っただけ…ってことにはならないのね。
「結婚式まで○時間」っていう
"状況"が固定 されちゃったことで、話に発展性が無くなっちゃって、前半はあんまり面白くなかったわ。
シーズン後半こそ盛り返してきたけどね。
肝心の"ママ"だけど、シーズン8の最後でようやく顔が分かったんだったわね。
それまでも、2人の間を行き来した
黄色い傘 とかのアイテムを通して、存在としては出てきてたんだけど。
で、ファイナルシーズン、ロビンとバーニーの結婚式のバンドのベーシストとして"ママ"が登場、そこで初めてテッドと出逢うの。
でも、テッドに出逢う前にリリー、マーシャル、ロビン、バーニーとはそれぞれ偶然に出会ってて、それを通して、"ママ"っていうキャラクターが描かれていく、っていう寸法。
そして未来の2人の様子が時々挟まれていったから、これで、いきなり加わった"ママ"を視聴者も少しずつ好きになっていったと思うわ。
ロビンは、バーニーとの結婚式直前まで、テッドこそ結婚すべき相手なんじゃないかと迷ったりするの。
でも、テッドや"ママ"が背中を押して、最後の決め手は、不誠実なバーニーの誠実な誓い。
「これから先、君には真実を話す」
2人は無事結婚式を挙げたわ。
愛する人と親友の幸せな結婚生活を見るのが辛いテッドは、NYからシカゴに引っ越すことを決めてて、みんなに別れを告げて披露宴会場を後にするの。
駅のホームで列車を待ってると、隣りで佇むのは、黄色い傘を広げた"ママ"。
翌日、マーシャルとリリーはもうNYにテッドがいないことを悲しみつつバーに足を運ぶんだけど、
何事も無い顔でビールを飲むテッド にビックリ&抗議。
それでも、テッドが引越しをやめたのは、
運命の相手に出逢ったから だって聞かされると、手放しで祝福するの。
2015年、テッドと"ママ"は結婚式を挙げることにするんだけど、"ママ"が妊娠してることが発覚、結婚式は延期。
そんな折、ニュースの特派員として世界を飛び回るロビンとバーニーから衝撃の発表が。
お互いに不満を抱えた状態に、ロビンが「もし3年目に高速道路の出口があったら…」と提案、それにバーニーが
結婚の時の誓いどおり 正直な答えを返して、2人は離婚したんですって。
聞いたみんなは悲しむけど、
これからも友達、大事な時にはみんなで集まる 、ってことを約束するの。
2016年、リリーが3人目を妊娠して、一家はテッドとの思い出のアパートから引越し決定。
記念のパーティーに久しぶりに顔を見せたロビンは、女ったらしに戻った元夫の姿と、
結婚すべきだった相手とその婚約者 の幸せそうな姿を見て、その場を後にするの。
リリーに
「いつまでも友達よ。だけど前とは違う」 って言い残して。
2018年、マーシャルの判事復帰のお祝いの時も、2019年、バーニーが
1ヶ月31人斬り の末に避妊失敗、父親になることが分かった時も、ロビンの姿は無し。
2020年、生まれたばかりの娘を抱いたバーニーが
「あらゆるものと俺のすべてを君に捧げる」 と父性に目覚めた瞬間も。
同じ年、テッドの7年越しの結婚式が決まってみんなでバーに集まるんだけど、約束もどこへやら、相変わらず忙しいロビンからは欠席の通知が届いてるの。
でも、そこへロビンが登場。
"ママ"に説得されたんですって。
テッドと"ママ"は、4人に祝福されて幸せな結婚式を挙げたわ。
テッドは"ママ"を愛し続けたわ。
ケンカした時も、倦怠感や疑念に襲われた時も、嫉妬に心が痛んだ時も、
"ママ"が病に倒れた時 も。
そして、あの時、駅のホームで"ママ"に出逢えたことを神様に感謝したわ。
"ママ"の名前を初めて知ったのもその時。
黄色い傘の下、その柄に刻まれた"T・M"のイニシャルが、テッド・モズビーか、
トレイシー・マコーネル かっていうやりとりが運命を感じさせたわ。
これで、テッドとトレイシーの物語は終わり。
でも、娘から「延々と聞かされたけどほとんどママは出てこない。これは
ロビンおばさんをを愛してる って話よ」とツッコミ。
息子も「食事に来た時の2人はミエミエだ」と畳みかけて。
テッドは否定するんだけど、
「ママが死んで6年よ。もう前に進んでもいい」 って娘に背中を押されて、ついに電話を手に取るの。
そして電話をかける……と思いきや、ロビンの住むアパートに飛んでいっちゃったわ。
そう、あの
青いフレンチホルン を持って。
最後のひとひねりに、
「結局ロビンかよ!」「トレイシーの立場は!?」って怒る視聴者もいるかもしれないけど、ワタシはこれはこれで面白いと思ったわ。
だって、人生なんて思う ようにはいかないものでしょ?
トレイシーに出逢ったテッドは間違いなく彼女を愛してたし、その彼女が亡くなって、また別の人に想いを寄せたっていいはず。
"運命の人"って、別に
1人じゃなくたっていい んじゃないかしら。
娘と息子に語りかける"2030年のテッド"は、声だけの出演としてボブ・サゲット(『フルハウス』のダニー役でおなじみ)がやってたんだけど、最終回ではジョシュ・ラドナー自身がやってたわね。
ボブ・サゲットの立場がないわw
上で娘と息子が成長しちゃったって書いたけど、メインキャストの5人も確実に9年分歳を重ねてる感じね。
バーニー役のニール・パトリック・ハリスがいちばん保ってるかしらw
初めて愛娘を抱いたシーンは、バーニーって言うより、
ニール・パトリック・ハリスの素 に見えてグッときちゃったわ!
何はともあれ、
9年間お疲れ様!ヽ(´ー`)ノ .:*:・'゚☆。.:*:・'゚★。.:*
何を書けばいいのか悩んでたんだけど、いざ書き始めたら長くなっちゃったわ。
(3000文字オーバーw)
特に意識してなかったけど、それだけこのドラマに対する想いが大きかったってことかしら。
これでドラマは終わったけど、ワタシの中では、
今もテッドと仲間たちがマクラーレンズでバカやってる ような気がしちゃうの。
そんな気分になるのは、『ER』以来かも。
ワタシにとっては特別なドラマになったわ。
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