ニューメキシコ州に戻ってきたウォルターは、新聞記者を装ってシュワルツ夫妻の現住所と帰宅予定を把握。
予定どおり2人が帰宅すると、その後に続いて豪邸に足を踏み入れる。
亡霊でも見たかのように驚き、怯える2人に持参した972万ドルの現金を運び込ませ、要求することはただひとつ。
それは、裕福な慈善家として、凶悪犯罪を犯した旧友の息子に、取消不能信託の形で金を渡すこと。
確約を得てその場を去る…と思わせて窓の外へ合図を送ると、2人を捉える赤いレーザー。
20万ドル払った殺し屋が狙っていることを知らしめて、履行の強制にも抜かりはない。
その実、豪邸を出るなり駆け寄ってきたのは、"殺し屋役"のバッジャーとスキニーピート。
2人からレーザーポインターを回収し、報酬を支払うと、彼らから聞き捨てならない情報が。
市場に高品質のblue methが出回っていて、作っているのが自分でないとなれば、残る該当者はただひとり。
そのジェシーはと言えば、ワイヤーで繋がれたまま、独りmethを作り続ける地獄の日々。
52歳の誕生日、ウォルターはデニーズで別の車とM60マシンガンを手に入れる。
次に、廃墟となった自宅でリシンを回収すると、ふと2年前の誕生日パーティーの光景が甦ってくるが、あの時祝ってくれた家族や友人たちはもういない。
いつものカフェ、いつもの席に腰を下ろしたリディア。
備え付けのステビアの包みを取り、時間どおり現れたトッドと他愛ない話をしながら、頼んだカモミールティーが来るのを待つ。
が、そこへ突然「黙って私の話を聞いてくれ」とウォルターの乱入。
メチルアミンが底を突くことを見越した彼から、それが不要な製法を100万ドルで教えると持ちかけられるも、おいそれと信じられる話ではない。
話に乗ると思わせてウォルターを追い払うと、然るべき対処をするようトッドに示唆し、ゆっくりとカモミールティーを楽しむ。
一方、車で荒野へやって来たウォルターは、買い揃えた機材とマシンガンで仕掛けを作製し、キーレスエントリーのリモコンを使った起動実験も問題なし。
ユーバンクのアパートで暮らすスカイラー。
「休戦よ」と前置きしたマリーからの電話に出てみると、ウォルターが元の家の近所で目撃されたため、用心したほうがいいとのこと。
礼を言って電話を切ると、傍らに佇むその指名手配犯に「5分だけよ」と声をかける。
「別れを言いたかった」とここへ来た理由を告げたウォルターは、ハンクとゴメスが埋められている場所のGPS座標を伝え、それで検事と取引をするよう指示。
そして、「私のしたことはすべて自分のためだった。好きでやった。私には才能があった。それに心から実感できた、生きていると」と認め、最愛の家族のもとを去っていく。
ホリーの柔らかな髪の感触と、遠目から見たジュニアの姿を心に刻んで。
夜更け、ウォルターはジャック一味のアジトへ。
建物の横に車を停めた後、執拗な身体検査を受けて武器やマイクの類がないことは証明されるも、財布とリモコン付きの車のキーまで奪われる。
建物の中へ入ると、出迎えたジャックに早速仕事の話を持ちかけるも、あっさりと拒否され、その手下たちに始末される危機に。
が、「ジェシーを殺すと約束したのに、奴と手を組み"パートナー"にした」とジャックのプライドを刺激すると、そうではないことを証明するためジェシーを連れてくるよう手下たちに指示が下る。
ジャックらの目を盗んでキーを取り戻したところでジェシーが連れて来られるが、手錠と足枷を付けられ、傷だらけのその姿は、奴隷そのもの。
怒声を上げてジェシーにタックルを食らわせると、彼を押し倒したままリモコンのスイッチをON。
すると、外に停めた車のトランクが開き、マシンガンが銃身を左右に振って掃射を開始、壁などものともせずに建物内のジャックらを蜂の巣にしていく。
銃声が止んだ時には、建物内は死屍累々。
ウォルターのおかげで難を逃れたジェシーは、一味の中で唯一無傷だったトッドを手錠の鎖で締め殺し、アンドレアのかたきを取る。
ウォルターはかろうじて息のあるジャックに銃を向け、金の在り処をチラつかせて命乞いをする彼を問答無用で射殺。
そして、自分で手錠を外したジェシーにその銃を渡し、「殺せ。望んでただろ」と幕引きを委ねるも、腹に被弾しているのを悟られ、「死にたきゃ自分で」と背を向けられる。
トッドの携帯にかけてきたリディアには、ステビアにリシンを仕込んだことを告げ、これですべての復讐が完了。
最後にジェシーと目で会話を交わし、車で出て行く彼を見送ると、独りでラボへ。
パトカーのサイレンが近づく中、懐かしいmethの精製設備に囲まれ、最期を遂げる。
【感想】
嗚呼、とうとう終わっちゃったのね…(´・ω・`)
見終わってからしばらくは何も手につかずに、ただただボーッとしてたわ。
ここに至るまでの物語がよみがえってきて、ほんとに胸がいっぱいよ。
とにかく、最後までコントロールを失わず、素晴らしいクオリティを保ってこの物語を描き切った製作陣には、
最大級の賛辞を贈りたいわ!(`・ω・´) b ビシッ!!
正直、どんなラストシーンであっても、ワタシにはつらいものになると思ってたの。
でも実際にラストを迎えてみたら、もちろん悲しい気持ちもありつつ、なんだかとっても
スッキリ して不思議な気分。
すべて収めるべきところに収めてくれた脚本のおかげに他ならないんだけど、最後にかかった
♪「Baby Blue」のおかげも多分にあるんじゃないかしら。
あれがラストシーンを素晴らしく
ポジティブ なものにしてくれてたわ!
シリーズを通して音楽の使い方が上手だったけど、最終回は秀逸だったわよね。
ウォルターは死んでないのかも… なんて淡い期待を持ってたんだけど、製作総指揮のヴィンス・ギリガン自身が
ウォルターの死 に言及してるのね。
一方で、ジェシーが生き残ってくれてほんとに良かったわぁ。
人生をやり直して、いつかまともな幸せを掴んでくれることをウォルターも望んでるはず。
終盤は互いに殺そうとする展開になっちゃったけど、最後に目と目を合わせた時、すべてを許し合えたと思いたいわ。
あの目が何を語ってたのかは本人たちにしか分からないけど、各自
脳内補完 しておきましょ!
それにしても、ウォルターやスカイラーがやつれた姿なのに対して、ジェシーだけ
顔まんまる なのはどういうことよ?w
いくら髭面でも隠しきれてないわw
奴隷生活でそんなに美味しいものもらってたのかしら?w
最後にウォルターとスカイラーで
キスなりハグなり してほしかった気がするけど、スカイラーの心情的には無理な話かしら??
一方で、ウォルターの一番の心残りは、
ジュニアの心を傷付けて、嫌悪されたまま なことよね。
最後なのに、遠目から窓越しに眺めるしかなかったのが切ないわ…。・゚・(つД`)・゚・。
とりあえず、ハンクを直接殺してはいないこと、それどころか庇おうとしたことを、スカイラーが言い含めてくれることを願うのみ。
そして、ジュニアにいつか
父親のことを許せる日 が来ればいいわね。
ウォルターはシュワルツ夫妻にもっと直接的な復讐をするのかと思ってたら、懸案だった
家族に金を受け取らせる っていう難題の解決に利用するとはね。
それでいて、
善良な夫婦面 の2人にドラッグマネーを扱わせて、さらに死の恐怖に怯えさせるなんて、最高の復讐だわw
最後にまたバッシャーとスキニーピートの顔が見られて良かったわ。
ジャンキーだけど憎めない 奴らだから、ジェシーと一緒に更生してくれたらいいわね。
一方で、ソウルが出て来なくて残念。
もう
ソウル・グッドマンじゃない誰か になってネブラスカで暮らしてるんだもの、仕方ないかしらね。
ま、9月2日からサービス開始のネットフリックス(Netflix)で
『ベター・コール・ソウル』が見られるらしいから、我慢するわ!
……ってことは
加入するしかない ってこと?
ってことで、
全62話を完走したみんな、お疲れ様!
ワタシが毎週ヒィヒィ(´Д`;)言いながら書いてたあらすじも、少しは役に立ったかしら?
記念にポチッとしてってくれるとうれしいわ!(・ω・)ノシ
↓ ↓ ↓
にほんブログ村
[ Close ]
最新コメント