【あらすじ】
シーズン2第12話「マザー・ネイチャーズ・サン」
Mother Nature's Son
■1969年8月9日午前0時31分
・サムが民家の地下室で男に銃を突き付ける
■事件の14日前
・ウォルトが軍に関する不法行為の申立てを取り下げて釈放される
・警察を退職したサム宛てに、連続女性失踪事件の犯人から新たな写真が届く
・シャーメインがSDSのメンバーに働きかけ、そのリーダー逮捕に至る
※SDS:Students for a Democratic Society(民主社会学生同盟)
・金欠のマンソンFが金を引き出そうとゲイリーを拷問し、殺害に至る
・ケンがグレースから手切れ金、ハルから口止め料として大金を得る
・サムが連続女性失踪事件の犯人から電話を受け、個人的に捜査を継続
シーズン2第13話「アイ・ウィル」(最終回)
I Will
■1969年8月7日
・サムが連続女性失踪事件の犯人を過去に逮捕したジェラルド・ダンと突き止める
■1969年8月8日
・サムがダン宅に侵入するも、逮捕に足る証拠を発見できず
■1969年8月9日
・セディらがテート邸で殺戮を開始、見張り役のエマが中止を乞うも聞き入れられず
・ケンが大金を持ってチャーリーのもとに戻るも、犯行を阻止しようとして絞殺される
・ビリー宅で女性遺体が発見され、逆上したサムがダン宅を強襲、銃を突き付ける
・サムがダンの行動からビリーの生存を確信、車のトランクから彼女を救出する
(女性遺体はビリーの妹)
・チャーリーの指示でエマが事件現場に聖クリストファーのペンダントを残す
・LA市警にテート事件の一報が入り、サムがカトラーから復職を求められる
■事件の一報から16時間後
・現場でブライアンがペンダントを発見、「トラブルだ」と連絡を受けたサムが現場へ
【感想】
ラストは思いっきり
クリフハンガー だったわねw(^д^;)
シーズン2の放送が終わった後 の打ち切り発表だから、さもありなん。
一応シャロン・テートらの殺害のシーンまではつながったけど、
その後マンソン・ファミリーがどうなるか は描けず終いね。
事件に至るまでの描写も不足してるし、どうしたって消化不良なのは否めないわ。
ファミリーの行く末は史実を調べれば補完できるんだけど、現場保全に派遣されたブライアンが血まみれでサムに電話をかけた件は謎のまま。
「トラブルだ、サム(We're in trouble, Sam.)」 っていう言葉は、いったい何を指してるのかしら?
現場で見つけた
聖クリストファーのペンダント がサムのものって気付いたから??
だとしても、それを隠しちゃえば済むことだから、別に大したトラブルじゃないはずよねえ。
薬を断ってた彼が動揺してまた手を染めちゃうくらいの大問題なのかしら…。
最終回まで引っ張った
連続女性失踪事件 だけど、引っ張った割りにはつまらない結末だったわね。
犯人の動機は完全に逆恨みだし、サムは犯人と面識があっても、視聴者的には
誰コイツ? 状態だし。
もっと前から犯人の姿をチラ見せしてくれてたら、犯人判明でもうちょっと盛り上がったかもしれないのに。
それはそれとして、サムの恋人ビリーが殺されたと思いきや、実は彼女の妹だったっていう展開には意表を突かれたわ!
結局、チャーリーがあの邸宅をセディたちに襲わせた理由は、
リッチな白人が住んでるから ってだけだったのかしら?
S2第9話で、チャーリーはメルチャーがあの邸宅から引っ越し済みだって知る場面があったもの。
ワタシはこの事件のことを、メルチャーを恨むチャールズ・マンソンが起こした
盛大な人違い殺人 だと思ってんだけど、実際のところはどうだったのか知りたいわ。
チャーリーが事件を起こした目的は、彼が言うところの
"ヘルター・スケルター(白人と黒人の人種間戦争)"の火種を撒くこと よね。
計画の全体像としては、
白人虐殺事件発生(黒人の仕業と偽装)
→"ヘルター・スケルター"勃発(その間マンソン・ファミリーは洞窟に潜伏)
→黒人側が勝利し、白人は全滅
→荒廃した世界に颯爽とマンソン・ファミリー登場、黒人を支配する
ってところ。
ハッキリ言って
荒唐無稽 にしか思えないけど、それをファミリーに信じさせるだけのカリスマ性が、
実際のチャールズ・マンソン にはあったってことかしら…。
ちなみに、チャールズ・マンソンとファミリーが起こした事件については、いくつかのサイトを参考にさせてもらったわ。
ただ、
情報の真偽のほど は各々で判断しないといけないわね。
http://rockstarninegaio.web.fc2.com/beatles/manson/manson.bio.html
http://www5b.biglobe.ne.jp/madison/murder/text/manson.html
http://www.us-vocal-school.com/weblog/music_life/archives/0006452.html
打ち切りって結果になったこのドラマ、脚本が良くないって言っちゃえばそれまでなんだけど、脚本以前に
企画として無理があった って気が。
『アクエリアス』ってタイトルから考えると、
"水瓶座の時代"を描く のをメインとして、マンソン・ファミリーとテート事件は
その中の一要素 っていう位置づけだったんだと思うの。
でも、マンソン・ファミリーは歴史的に見ても特異だし、テート事件はただでさえ猟奇的なのに
被害者が有名女優かつ妊婦 っていうインパクト極大な事件。
単なる一要素では収まり切らず、
ドラマ自体を喰っちゃった って印象だわ。
必然的に、本来メインであるべき他のパートが添え物っていうか時間稼ぎに思えて、残念な作品の出来上がり~。
素人考えだけど、
史実をもとにそこから膨らませて脚本を書く って、イチから創作したり、史実をほぼそのまま描くより、数段難しいことなんじゃないかしら。
ってことで、
シリーズ完走!ヽ(´ー`)ノ .:*:・'゚☆。.:*:・'゚★。.:*
ほとんどどのキャラにも感情移入できなくて、苦行に近いものがあったけどw
どうにか最後まで見続けられたのは、
ブライアン役Grey Damonくん のおかげだわ…(*´∀`*)
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